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胡蝶をどり日記

5月22日 夏日の三社祭

2017年5月22日

第二十回記念の宗山會を目前に控えて…今年も江戸を代表する三社禮大祭が開催されました。

宗山流本部稽古場も浅草寺の境内内の一角に御座いますので…

お蔭様で、若輩ながら蝶ノ介、胡蝶共々祭礼の役員の末席に名前を連ねさせて頂いております。

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本来でしたら宗山會一週間前という事もあり、諸々の支度やお稽古でお祭りどころでは無いのでしょうが…

そこは江戸っ子の心意気です!

毎年、宗山會の支度の手を一旦止めて…

三日間のお祭りモードに突入しております。

 

これは、16日木曜日の前夜祭のお座敷。浅草芸者の組踊という、三社祭ならではの華やかな企画です。

夕方からのお稽古を、不謹慎にも扇さんに任せて…

蝶ノ介さんと翔さんと伺って参りました。

今回は、浅草の芸者さんが宗山衣裳部の帯を御用命下さいました。

浅草中の芸者さんが4組に分れて様々な踊りを披露するとても華やかな組踊です。

このお座敷の主催者は、友人のみかんママです。

 

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観音裏の料亭 瓢庵 のお座敷です。何と、今年も大和樂で、美声を御披露下さる大和美世潯さんもご一緒でした。

 

平成29 三社祭初日 宗山流胡蝶 (9).JPG

 

何と二次会もエキサイティングしてしまいまして…

浅草の花柳界で午前様やらかしました

 

平成29 三社祭初日 宗山流胡蝶 (8).JPG

 

赤ワインの御陰で記憶が御座いません。

とんだ前夜祭になってしまいました。

 

そしていよいよ土曜日の連合渡御です。連合渡御とは浅草四十四ケ町の百台に上る御神輿が

観音様の裏に一堂に集まり、三社権現様でお祓いを受けて、

各町会に戻っていくという華やかな渡御です。

 

平成29 三社祭初日 宗山流胡蝶 (37).JPG

とは云うものの、29度に手が届く夏日に恵まれ…

まさに夏祭りそのものです。

恵まれたと申しますか…見舞われる… と言った方が的確でしょうね

 

平成29 三社祭初日 宗山流胡蝶 (62).JPG

この一週間ほど曇り空が続いていたのですがお祭りになった瞬間に夏日が到来しました

担ぎ手の皆さんの盛り上がりと言ったら素晴らしかったですよ。

 

平成29 三社祭初日 宗山流胡蝶 (69).JPG

浅草公会堂前の胡蝶のリサイクル着物店の前での一枚です。

 

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そして日曜日本番は午前中から要、扇、胡蝶の三人は恒例の白塗りに取り掛かります。

胡蝶は夕方の本社神輿の渡御迄は黒地の将棋の駒の、滝の白糸の衣裳でした。

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舞台と違って、炎天下の太陽光線の下での白塗りは…どの様に見えているのでしょうね。

日焼けも含めて

恐ろしを御座います。

 

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帯幅いっぱいに染め上げた橘右之吉さんにお書き頂いた

江戸駕篭文字の塩瀬の丸帯をお太鼓に締めていますよ。

舞台の滝の白糸では白の博多献上の昼夜帯を引っ掛けに締めるのが決まりですが…

お祭りですからアレンジして着用しました。

 

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蝶ノ介さんが来ている縮緬浴衣は、私どもの浅草西町会の役員のおそろいです。

縮緬に風神雷神が本友禅で施されたとても贅沢なもので、

今は亡き、銀座つづれ屋の佐野会長がデザインされたものです。

浅草の各町会の役員さんはこうやって贅沢に思い思いのお揃いを染めているんですよ。

江戸の粋ですね。

 

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胡蝶が持っているのは三社様の、本社神輿二之宮の御幣です。

御祭礼ではこれはとても大切なものとして扱われています。

後に写っていますのが二之宮です。

 

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白装束の皆さんは二之宮の町内の渡御の前ぶれ、触れ太鼓を肩に担ぎながら打つイケメン軍団です。

早朝5時の宮出しからさぞやお疲れの事でしょうね。

ちなみに今年の我ら西町会の本社神輿の渡御は予定を大幅に遅れての

5時過ぎからの引き渡しでした。

 

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本社の渡御に合せてお祭り見物の皆さんも物凄い人数になって参ります。

伝法院正恵の姿も見えますね。夕方になって少し日が陰ったからとはいえ、

その熱気と云ったら凄いものです。

 

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こうして今年もどっぷりとお祭りに使った三日間で御座いました。

 

さあ今日からいよいよ宗山會、二十回記念公演に向けて

ラストスパートです。

皆様、御来場出来心よりお待ち申し上げております。

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5月8日 杉並清流会

2017年5月 8日

風薫る最高の季節を迎えましたね

そして私はと申しますと、このゴールデンウィークも例年通り…

宗山會の制作と印刷物の発注、そして膨大な意匠の仕込みに明け暮れておりました。

 

今回も遅れ遅れになっています、3月25日に開催致しました

清流会杉並会の御報告をさせて頂きましょうね。

今年も六十番の御出演を頂きまして華やかに開催をさせて頂きました。

 

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毎回ご参加して下さる紅梅流の山谷弘佑君…

何と、無事大学を卒業して就職も決まりましたよ。

そして、清流会当日が学校の卒業式と重なってしまい…

出演は無理かと思われたのですが…

朝一番開幕に[龍虎の舞]を踊ってくれました。

そして卒業式へと旅立って行かれたので御座います。

本当におめでとう御座いました。

五月の宗山會でも大活躍して下さいますよ。

皆様お楽しみに。

 

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そして今回、十年ぶり以上に久々の [恋は女の命の華よ] を再演した倭…

逆に云うと、中学生の頃にこんなにませた演目を踊っていたのかと思うと驚きですね。

今後も数を重ねて踊っていって欲しい演目です。

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そして、藤色の芸者の艶姿は清流会杉並会実行委員長

西荻舞浩事、宗山流の親衛隊長も勤めて下さっている杉田浩子さんです。

今年は、[風流江戸の月]を御披露しましたよ。

毎回毎回安定感が増して、年齢不詳ですね。

百歳迄を取って頂きましょう。

 

 

そしてなんと私は、一月のは楽の会、入院手術以来…

初めての舞台復帰となりました。

前半の清流会では、立ち役で[花の生涯]を上演させて頂きました。

 

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なにかと体力的なフアンもありましたが…

何と云っても、背中の手術後の傷が退院後二週間の為…

まだ腫れも引かず、少し熱を持って腫れていたので…

ですから最初は袴を履かせて頂いて傷口に直接帯が当たら無い形での扮装とさせて頂きました。

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皆様の御陰で何とか復帰の一幕を…勤めさせて頂きました。

 

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こちらも杉並会には三回目の出演となる藤村流家元 藤村藤之輔先生です。

爽やかなキレのある[峠越え]を御披露して下さいました。

又お弟子さんとの相舞踊も見せて下さいましたよ。

藤村先生も五月の浅草公会堂の宗山會、御出演下さいます。

 

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そして大御所、巴流家元 巴舞翔先生です。

もう長いお付き合いになりますね。

だって、宗山流創流以来のお付き合いなんですよ。

こちらも全然変わらずに年齢不詳です。

舞踊家は実年齢を何処かに捨てて来しまうんですね。

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そして、春ノ桜流家元 春ノ桜流光祥先生です。

こちらも毎回、大勢のお弟子さんと共に清流会を支えて下さっていますよ。

感謝しております。

 

そして後半は[胡蝶演歌舞踊の世界]

今回は、胡蝶が退院後間も無いという事で…

[秘密の胡蝶舞踊講座]を幕開けにさせて頂きました。

何の事は無い、横で胡蝶がペラペラと勝手な事を喋りまくって

踊りの基本等レクチャーさせて頂き、

要と扇に様々な表現を体力を使って踊って頂くというシステムです。

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いいなぁこれ…

これなら年をとっても…

足腰が弱っても、口が達者ならいけるなぁ~

などと不謹慎な事を企む胡蝶で御座います。

 

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中盤戦は、口でばかり踊っているわけにはいきませんので

小紋の井桁の裾引きに着替えさせて頂いて…

[しのぶ]を踊らせて頂きました。

実は、背中の手術後の位置が

丁度お太鼓枕に当たる位置なのです。

特に胡蝶は帯を低く締めるのが嫌いなので…

角出しと云えども、他の方よりは上の位置に締めるのです。

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でも本番パワーって凄いですね。

もう傷が痛いとかとか、心配だとか

そんなことどうでもよくなってしまいますね。

何とか無我夢中で勤めさせて頂きました。

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扇さんは [お吉花無情]を…

この衣裳は、鴉と白鷺の群鳥図で、別名[鳥戦(とりいくさ)]と云う柄です。

仇っぽくて、洒落てるでしょ!

日本の着物ってつくづく良いですね。

 

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そして、[明治一代女]を踊る要の衣裳は地色が特殊です。

利休鼠…から裾にかけて卵色にぼかしてあります 

独特な日本の色なんです。

裾模様は白の立ち梅です。

実はこの衣裳、十二年程前に胡蝶がお芝居の[明治一代女]を通しで上演させて頂いた時に

某大物役者の方が染めさせてお召しになっていたものを拝領したものです。

とても大切にしている衣裳の一枚なんですよ。

何とも言え無い色目ですから…

是非実物を御覧になって下さいね。

 

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夕日の差し込む楽屋の廊下で撮った写真です。

 

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後半は大好きな桜の裾引きで…

三月末ですから桜の着物が堂々と着られますね。

実は胡蝶、無類の桜と龍 好きなんです。

ですから一年中桜の衣裳着ていたいのですが…

まさかそんなことをしたら季節感が無いと云われてしまいそうで

『宇野千代さんは冬でも夏でも、一年中桜の着物を着ていらっしゃいましたよっ』

と声を大にして叫びたいのですが

今回は、[大川くずし]を踊らせて頂きました。

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いいんとか皆様の御陰で、舞台復帰出来ました。

背骨を圧迫骨折なんかしてしまって…

正直申しまして、胡蝶はどうなるんだろうと思っていました…

もちろん思うようには身体は使えませんでしたが、

どうにかこうにか幕を下ろすことが出来ました。

五月の宗山會では、もう少しマシになった胡蝶でお迎えしたいと存じます。

清流会杉並会、御来場の皆様、御出演の皆様本当にありがとう御座いました。

 

今だから申し上げられる重大事件勃発。

本当はお墓に入る迄内緒にしておこうと思った事件が起きたので御座います。

 

それは胡蝶が退院後、初の演目と決めていた[花の生涯]での出来事で御座います。

気持ち良く踊ろうと思って膝を割った瞬間… 違和感が

何と、あろう事か

袴の片方に両足が入っていたので御座います。

こんな芸当は 桃ちゃんの領域で御座います。

私も生まれて初めてと申しますか

一生に一度経験すれば充分と申しますか

恐ろしい思いを致しました。

それも踊りの前半で気付いてしまったので

後半の4分が地獄で御座いました。

何食わぬ顔して踊っている様には写真では見えたかもしれませんが

お客様の中には気づかれた方もいらっしゃって

胡蝶の袴に目が釘付けの方も沢山いらっしゃいました。

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これはその時の衝撃画像で御座います。

伝法院正恵がその証拠写真を抑えていたので御座います。

被害者のプライベートに鑑み、目元は隠させて頂いております。

 

とはいえ、舞台から降りれば何事もなかったように

こんな笑顔で会長やら後援会さんと写真を撮っているあたり

ふてぶてしいとしかいいようが御座いませんね。

この記念写真の時にも袴の片方に両足が入っていたんですよ。

 

内緒のお話でした。

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4月4日 宗山會 二十回記念公演

2017年4月 4日

待ちに待った桜季節。

上野の山も、墨田の土手も満開の桜を一目見ようとお客様でいっぱいですよ。

胡蝶も御蔭様で、間もなく退院ひと月を迎えます。

五月に開催させて頂きます第二十回、宗山會のご案内をさせて頂きます。

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宗山流は創流22年目を迎えますが、会の開催は20回です。

これは、創流当時は門弟も人数が少なかった為、現在の様に毎年開催する事ができませんでした。

その後、沖縄会なども発足して今年第二十回の節目を迎える事となりました。

一昨年の明治座、昨年の三越劇場を経て、ようやくホームベースの浅草公会堂に戻って参りました。

新た御賛助出演も加わり、フレッシュなメンバーで華やかにお送りさせて頂きます。

 

又ここで一つ訂正が御座います。

チラシの写真、出演者名の印刷漏れが御座いましたので御報告させて頂きます。

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毎回御出演の 宗山流 薫 の写真が記載漏れ致しておりました。

宗山流 薫 は[二人静] を御披露させて頂く事となっております。

出演者ご本人、並びに関係各位には心よりお詫び申し上げます。

ここに改めてご報告させて頂きます。

 

宗山流22年目の挑戦を、是非お見逃しなく御覧下さいませ。

出演者一同心よりお待ち申し立てております。

 

先週胡蝶は、杉並清流会の後術後初めての海外となる台湾のお稽古に行って参りました。

 

台湾の千鶴流さんとのお付き合いも、二十年を超えました。

皆様とは、本当に身内の様な付き合いをさせて頂いています。

3月末とはいえ、台湾はもう20°前後ありますので単衣のお稽古着で充分です。

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今回は、11月にオーケストラとのコラボレーションの合同イベントに臨まれる千鶴流さんのお稽古をさせて頂きました。

今年も何かと、台北のお稽古が多くなりそうで楽しみです。

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また、千鶴流宗家、千鶴美扇事、宗山流光も5月の宗山會にはもちろん出演しますよ。

 

今回はお稽古の合間を縫って、新幹線で台南の町、高雄にワタリガニを食べに行ってきましたよ。

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風格のある台北駅から二時間あまり

距離から言うと東京と名古屋といった処でしょうか。

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胡蝶は初めての台南でした。

本当に台湾は美食の街ですね。

 

このほかにも皆さんとの毎晩の会食は本当に楽しいですよ。

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お蔭様で、術後の体を心身共に癒してくれました。

これで一気に五月の宗山會に向けてパワーアップして参ります。

 

三月の清流会、杉並会の様子は次回ご報告させて頂きます。

3月18日 和楽の会

2017年3月17日

日一日と 春隣… 

私も今日で退院後一週間を迎えました

日一日と、です

 

ご報告が遅れておりました1月29日の 和楽の会 を御案内いたしましょう

今回の和楽の会の会は、この会の前身であります 秋元総合学院主催の

[日本の雅]  45周年の節目の会との華やかな合同開催となりました

和楽の会としては14回目の開催です

 

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今回は唄のゲストとして、相原ひろ子さんをお迎えしました。

秋元総合学院の式典、着付けの舞台に引き続き、胡蝶は [序の舞恋歌]を

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初春を寿いで… 金屏風の前で踊るのは二が引き締まりますね。

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胡蝶は背が高いので、高島田はよけいに巨大に見えてしまいますので

あまり得意では無いのですが…

やはり演目によっては避けては通れぬ格調高い高島田で御座います。

 

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こちらは着付けの部で、親子三代着てつなぐ日本の心

に、桃太郎の格好で出演された学院幹部のお孫さんです。

柴犬に扮した桃ちゃんと場内を沸かせます。

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こちらは今回、新名取の御披露をする越谷教室の宗山流要翠さん

[恋の柳橋] をしっとりと踊られました。

比較的渋い衣裳を好まれる要翠さんです。

越谷教室担当講師の要の門弟としては二人目のお名取さんです。

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もう1曲、[道成寺] も新名取披露演目として上演されました。

今後益々の活躍を期待しております。

五月の宗山會でも本格的な新名取披露をさせて頂きます。

 

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こちらは、越谷教室の若手代表、細井千絵ちゃん…

何と、和楽の会の創設当時から出演をしていますよ。

現在大学生で、学業に踊りに、そしてグルメに青春を謳歌しています。

キラキラ輝いていますね。

こんな頃に戻りたいです!

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こちらは越谷教室の櫻井せつ子さん。

第一回目から出演されています。

着付け舞い、日本舞踊と毎回4曲から5曲の演目に出演されています。

普段とてもおっとりとされたお人柄ですが、

舞台に立つと、その意欲はびっくりする程前向きですよ。

 

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そしてこちらは越谷教室の重鎮、石塚アサ子さんです。

着付け舞いの代表講師としてご活躍でもあります。

五年前の舞台では、本番前日に腕を骨折されたにもかかわらず

立派に[滝の白糸]を御披露されたという気力の持ち主です。

いつも頭の下がる思いです。

 

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粋な権田格子の裾引きに [切り天神]という髪型で [追分くずし]を踊るのは…

秋元総合学院の副委員長として、外部の着付けなどハードな仕事をこなす一方で、

越谷教室のムードメーカーでもある宗山流胡要さん。

実は昨年ご主人をなくされて、とても寂しい時間を過ごされました。

今回は45周年の節目という事もあり、奮起して挑まれました。

 

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定評のある立ち役は [風雪流れ旅]を御披露

色々な事を乗り越えられて、益々学院をもり立てていって頂きたいと思います。

 

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今回遊さんは[大江戸祭り囃子]を…

この演目は昨年の秋の清流会で上演致しましたが、

華やかでウキウキする演目なので

今回の舞台にぴったりという事で再演致しました。

とってもいい笑顔ですね。

 

そして後半の[胡蝶初春に舞う]では相原ひろ子さんとのトークも

凄い身長差ですね。

胡蝶が何処か違う惑星の生物の様ですね。

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衣裳を引き抜いて [さざんかの宿]を御覧頂きました。

新しく織り上げて頂いた白地に雪輪の丸帯ですが写真ではよく判ら無いでしょうか…

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とても清潔感のある繊細な帯におり上がりました

久々に大満足の一本です。

又じっくりと御覧頂きましょうね。

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蝶ノ介さんは お正月にふさわしく、[青海波]を…

昨年何度か踊らせては頂いているのですが…

うる覚えなのかどうなのか…

『毎回初心に帰って…』 等と、清らかな心構えと物忘れを

ごちゃ混ぜに説明しております。

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穏やかな笑顔でご挨拶されているのは、秋元総合学院の学院長であり、

和楽の会の会主、秋元美代子事宗山流藍先生です。

45年の感謝と、未来へ続く夢を客席いっぱいに届けて下さいました。

今後益々の発展を期待しております。

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扇さんは [あぁ…あんた川]を初演致しました。

一月の講習会の課題曲でしたので、いち早く皆様にお見せする事が出来ました。

是非皆さんも挑戦してみて下さいね。

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宗山流越谷教室の講師でもある要さん

今回は、オーソドックスな演目ですが[女の港]を…

こういう基本的にオーソドックスな曲は

上演回数を重ねて、何気無い仕草や

歌詞の行間に込められた心情などを

丁寧に振りに反映させていく事が何より大切です。

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そして今回賛助出演として紅梅流から山谷弘佑君が出演。

勇壮な立ち役の[龍虎の舞] としっとりとした女形を御披露して下さいました。

来月からは就職も決まり、新たな一歩を踏み出します。

三月の清流会にも序幕に出演して下さいます。

皆様お楽しみに。

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そして何といってもこの貫禄

桃ちゃんの[北海船]

余裕の笑顔ですね。

和楽の会でも大人気です。

昨年は着付け舞も挑戦致しましたが…

いずれ又見せて頂きましょう。

日本の雅45周年  (392).JPGのサムネール画像

 

フィナーレ前には相原ひろ子さんの格調高い歌声に乗せて

越谷教室総出演で、[千代の舞扇]を

振り返る思い出の中に、とても胸が熱くなりました。

回を重ねること、歴史を重ねること、人生の思い出を紡いでいきます

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本部教室からも加わって[風流水景色]など相原ひろ子さんの名曲メドレーで締めくくりです。

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胡蝶が初めて秋元総合学院のイベントにかかわらせて頂いたのが

15年前の三十周年の時でした。

そこから徐々に[和楽の会]として移行して14回目を迎えます。

毎年毎年欠かすこと無く開催されてきた舞台

出演者一人一人の人生の歴史と共に歩んで参ります

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和楽の会は終演後のお見送りもお客様の楽しみの一つです。

お蔭様で滞りなく千秋楽を迎えました。

出演者一同心より御礼申し上げます。

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と、本来例年通りですとこの後、打ち上げとなるのですが

胡蝶と蝶ノ介は今年に限り、次の予定が御座いまして

打ち上げを失礼させて頂きました

 

長年懇意にしている山中温泉のかよう亭さんの[四十年感謝の夕べ]

にお招き頂いておりましたので、終演後白塗りを落として

駆け付けた次第で御座います。

会場は銀座の[みちば]

料理の鉄人で名をはせた道場六三郎さんのお店が会場です。

山中温泉のかよう亭の上口社長と六三郎さんが同郷であり、

竹馬の友である事から、日頃から深い結びつきのお二人との事であります。

お客様は財界の皆様はじめ、松本幸四郎さん、大和田慎也さん、真野響子さん、

本条秀太郎先生…びっくりする顔ぶれでしたよ…

 

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胡蝶も着物で出席させて頂きたかったのですが

何と云っても、千秋楽の後に駆け付けたもので、

平服で失礼を致しました。

本条秀太郎先生です。

 

そしてこちらは道場六三郎先生

相変わらずお元気で

驚いてしまいますね。

八十代とは思えぬバイタリティーで

10人以上いる板前さんを統率していましたよ。

 

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そして少々日付は前後致しますが、1月の15日に台湾で行われました

千鶴流の忘年会を兼ねた舞踊会です。

日本では1月は新年ですが、

台湾では、旧暦のお正月となりますので、日本の1月の15日は、新年会では無く忘年会なのです。

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すっかり大きくなった千鶴流宗家、千鶴美扇の愛娘

あかりちゃんです。

皆さんと一緒に踊りも踊るんですよ。

 

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こちらは舞台から客席を写した写真です。

台北千鶴流忘年会 (39).JPGのサムネール画像

蝶ノ介さんも一曲御披露させて頂きました。

何とコッシーも応援に駆け付けてくれましたよ。

今年台湾の千鶴流も何かとイベントの多い1年になります。

胡蝶も今年は何度も稽古に通わせて頂きますよ。

 

とりあえず足早に御報告させて頂きました。

退院して1週間、諸々のもどかしさを抱えつつ、

一歩ずつ前進しております。

今日はこれからお稽古…

帯を締めるのが少々心配なので

今日は洋服の上に羽織を着て

ずぼらなカッコでお稽古させて頂きます。

本当にお弟子さんたちには申し訳ないと思っております。

来週25日の清流会杉並会では、完全復活を遂げますので

それ迄は

何卒ご容赦下さいませ。

3月6日 不詳の負傷

2017年3月 6日

胡蝶、負傷の御報告申し上げます… 

それは二月の、寒さ厳しい日で御座いました

蝶ノ介さんが39度越えの高熱…

インフルエンザのB型と診断されました。

拡散を恐れた蝶ノ介さんは、浅草ゲートホテルに籠られたので御座います。

宗山流一同、蝶ノ介さんの流石の御決断に感服致しました…

 

と…蝶ノ介さん隔離の二日後… 

もれなく胡蝶も、浅草寺病院にてインフルエンザB型と診断されました。  

申し訳ない事に… 二月の胡蝶舞踊講習会は断念して

扇さんに代わってもらいました…

杉並清流会の鬘合わせも、皆さんにインフルエンザを移してはなりませんので…

お任せいたしました…

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お陰様で、胡蝶は タミフルの服用が早く、高熱を免れ、

五日間の安静で済んだのですが…が…

 すっかり胡蝶の体からインフルエンザが抜けた六日目の夜に

事は起きたのです…

下駄娘正恵と快気 [怪奇] 祝いで浅草のお料理屋さんの二階で乾杯…

熱燗少々、赤ワインほんの少々…

インフルエンザ明けで六日ぶりのお酒で足元はフラフラしていたのでしょうね…

帰りに階段の残り三段を踏み外して転倒…

声も出せないほどの強烈な痛みが御座いました…

 

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翌朝、恐れておりました…

入院と相成りました次第…

御茶ノ水の日大病院に…

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強打の痛み… くらいにたかをくくっていたのですが…

今回は神仏は御許し下さいませんでした…

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インフルエンザに引き続き

第八胸椎圧迫骨折…

下のレントゲン写真で、三角に潰れている部分が… 患部です…

 

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涙の手術と成ってしまいました…

不幸中の幸いは、圧迫骨折した部分が、背中の、丁度お太鼓の枕に当たる部分で…

頸椎 [首の骨] ですと、鬘を被るのに支障が出るとの事ですし…

腰椎 [腰の骨] ですと、殊更踊りに支障が出てしまいますから…

入院から二日後、二月二十四日、金曜日に手術決行…

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涙の胡蝶 自撮りです…

 

主治医の先生のアドバイスに従い、胸椎に金属を入れて補強をして頂きました。

全身麻酔で四時間ほどの手術でした。

術後の痛みは…

それはそれは… いい修羅場のお勉強に成りました…

 

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背骨にこの様にブリッジ状態です

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太いビスが打ち込まれておりまする。

やはり、身体は異物の侵入に対して猛反撃…

熱っぽい日が続きました…

 

お陰様で、日いちにちと術後の痛みも和らいでまいりました…

足腰の筋肉が衰えないように、リハビリも開始しましたよ…

 

毎日皆さんが…

美味しい物を差し入れてくださり…

大騒ぎで御座います…

お見舞いの皆様が絶えず…

寂しくありません…

個室ならではの解放感で、お陰様です。

 

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二週間以上もお酒を口にしないのは

二十年ぶり ですよ…

これも、神仏の思召しで… 休肝期間をお与えくださったものと思われます…

 

頭の中は、月末の清流会 杉並会

五月の宗山會本会の振付、企画制作、

衣裳部拡張に伴う引っ越しの事でフル回転しておりますが…

ベッドの上でもどかしい時間を過ごしておりまする…

入院胡蝶.JPG

もう数日で退院です。

直ぐに完全復帰致しますよ

 

皆様からの心の籠った御見舞い…

涙涙 感謝感謝 で御礼の申し上げようも御座いません…

 

まずは不詳の負傷の御報告で御座いました…

2月14日 昨年のご報告 其の伍

2017年2月14日

ようやく昨年の御報告、ラストのディナーショー迄たどり着きました。

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何と今回のディナーショーの会場は、平成十四年に開催して以来、

14年ぶりの浅草ビューホテルです。

地元浅草の会場で何故開催しないの…

というお声を沢山御座いましたが、いつもの浅草では気分が変わらないので…

少々地元を離れて椿山荘やヒルトンホテル、東天紅、八芳園、明治座…

等など様々なパターンで開催させて頂いて帰りました。

今回は久々の地元浅草での開催となりました。

 

開場前には、年末恒例の大記念写真大会

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なかなか全員揃うことがなく…

今年はこんな感じです。

 

今回のお出迎えと、幕開きは[大正ロマン]のイメージで

皆さん女給さんに扮していますよ。

胡蝶のお隣は、大和楽の大和美世潯さんです。

三年ぶりにディナーショーに顔を出して下さいました。

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今回のお出迎えの雰囲気

ちょっと微妙ですが…

ちょっと怖い…

という噂も

第一に考えられる原因は…

白塗りの濃度に対して、洋髪の鬘との世界観の違いにあるのでしょうね。

まるで昔の呉服売り場の[マネキン人形]の様ですね。

まあ、これはこれで、数ある思い出の1ページになろうかと…

 

大抽選会に引き続き、今年のアトラクション

チャマのカラオケショーに花柳琴臣さん乱入

胡蝶夢舞台2016浅草 (577).JPG

それはそれは大変な盛り上がりです。

曲目はなんと、[あずさ2号]

それにしてもいつの間にこんなお衣裳…用意しておいたのでしょうね

蝶ノ介七不思議の一つです

 

そして今年のサプライズは、扇さんの隠れ技

キーボード演奏でした。

多彩なかくし芸にお客様もびっくりしていらっしゃいましたよ。

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もちろん桃ちゃんのピコ太郎も…旬を外しません!

 

そしていよいよ本編です

開幕は今年もやはり[道成寺]です。

日本舞踊の世界では [道成寺物] と言われるジャンルを確立する程確固たる位置を占める世界観です。

古典、創作を問わず胡蝶もライフワークにしている分野です。

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年末の締めくくりにはディナーショーのステージで[道成寺]を踊らせて頂く事が多いですね。

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劇場の舞台と違い、臨場感のある会場の雰囲気は独特ですよ。

 

年末の忙しいところ台湾から11月の清流会に引き続き、駆けつけてくれた

千鶴流宗家、千鶴美扇、宗山流光

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人間って1年がかりで20キロ後痩せられるんですね。

脱帽です。

今回は、[雪舞い]を…

 

胡蝶は [雪ぼたん] を

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もちろん客席になだれ込んでいるのは桃です。

だだっ広い客席を縦横無尽に走り回って

お客様とのコミニケーションを楽しみます。

胡蝶夢舞台2016浅草 (1029).JPG

 

ディナーショーの会場は最前列から後方の席迄が本当に遠いのです。

ですから、特設の花道を使用して後方のお客様にもじっくりと楽しんで頂けるように演出しています。

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白地の縮緬に鴉を染めた裾引きです。

今回は、[天城越え]と [愛のままで]を御覧頂きました。 

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実はこの日、客席に松井誠さんがご来場になっているので

出演者一同本当に緊張していました。

客席も目が合う程近いお席でしたので…

やりにくかったなぁ~

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こうして全体的な間口で観ると、素晴らしく広い舞台でしょ!

やはり迫力は大切ですから、ステージにはこだわりますよ。

 

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扇さんは久しぶりに [ベサメムーチョ] を再演

宗山流ならではの独特な演出で、真っ赤な衣裳が印象的です。

激しさと女の情念を目に焼き付けますね。

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要はしっとりと [小春] です。

手拭いと帯揚げの扱いがとても難しい演目の一つです。

関西のこの手の演目は、帯の結び方や襟の返し方など、一見芸者に見えるのですが全く違うのです。

[梅川] を代表するように [小春] も遊女なのです。

独特な雰囲気が近松門左衛門の世界を示しています。

 

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そして胡蝶はその間に支度を変えて出番前にロビーの金屏風の前で…

旅姿の [お島千太郎] です

千太郎の被っているのは、[吉原被り] と呼ばれる手拭の形です。

新内流しや、道中の雰囲気の演目によく見られます…

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花柳琴臣さんとの道中物は初めてです。

ディナーショーというステージなので、

楽しいバラエティーに仕立ててありますよ。

肩に力を入れずに楽しんでいただかなくては

日頃の舞台と何ら変わりなくなってしまいますので…

ディナーショーだけのお楽しみです。

 

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新調の桜の衣裳に袖を通しているのは蝶ちゃん…

[憧れ遊び] で蝶ちゃんの独特の世界を舞います。

 

そしてこちらは、琴さん初挑戦の

[大江戸浅草花太郎]

宗山流でも人気の演目の一つです。

さすがに清潔感のあるスッキリとした仕上がりに客席もうっとり

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ラストは、先月の清流会でもご披露した

[北斗の星~イヨマンテの夜] です

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浅草公会堂とは違う雰囲気ですね。

大道具のある劇場とは又違った意味で新鮮でした。

大道具というのは直接的にお客様の視覚にその演目の世界観を提示するのです。

それに対してショーステージ等は一、

一定の条件のしつらえの中で、様々な演目を上演して、見ていらっしゃるお客様に想像力で

踊りの世界観を仕上げていきます。

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ラストではすっかりと芸者気分の蝶ノ介さん

年末はお気楽に、蝶子で締めくくりました。

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松井さんとの一枚です。

長丁場ですが最後迄おつき合い下さいました。

御来場の皆様とも気さくに写真撮影に応じて下さり、感謝しております。

素晴らしい年末のプレゼントでした。

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一年間お疲れ様でした。

年末のステージを終えた皆んなの顔は晴れ晴れとしていますね。

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本当にざっくりでは御座いますが、何とか昨年の舞台の御報告を終えさせて頂けました。

日々の忙しさにかこつけて…

なかなか掲載が追いつかず申しわけ御座いませんでした。

 

今年も一生懸命にブログアップさせて頂きます。

次回はお正月の 

日本の雅45周年記念の御報告をさせて頂きましょうね。

 

ちなみに蝶ノ介さんはインフルエンザの B型で…

周りの者への感染を防ぐ為に浅草のホテルで5日間の御籠もり中でございます。

皆様、本当にインフルエンザがはやっておりますのでくれぐれも感染性の様にお気を付け下さいませ。

 

 

2月7日 昨年のご報告 其の四

2017年2月 7日

いゃ~浅草も冷え込んでおりますよっ

 

昨日、は今月の舞踊講習会の講習ビデオ撮影をしました。

2月18日の胡蝶舞踊講習会の課題曲は [雪舞いの宿]です。

今回少々手の込んだ振り付けになってしまいましたが…

挑戦してみて下さいね。

お待ち申し上げております。

 

引き続き昨年の御報告の続きを申し上げましょうね。

清流会の翌日にいざ沖縄へ…

今回は、要と着付けの森崎さん同行しました。

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11月22日に開催された沖縄中部のあしびなー での舞台

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沖縄の宗山流紫教室を中心とした中部の皆さんによる舞台です。

開演時から満員のお客様に囲まれて…

場内はとても盛り上がっていました。

地元の皆さんの合間を縫って

まず中盤戦では、[細雪] を地元のカラオケの先生の歌声に合わせて踊らせて頂きました。

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このような形での上演は胡蝶は初めてでしたので

とても新鮮でした。

裾よけは勿論、胡蝶がこよなく愛する祇園ゑり萬さんの飛び絞りです

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今回はほんのり淡い桜色の地色です。

ただちらりと見えるだけのものなのですが…

胡蝶は子供の頃から、この裾引きの足元にとてもこだわりを感じていました。

五十歳を過ぎた今でも、その気持ちに全く変わりはありません。

病気だと思います。

 

何と、開演に間に合うように東京から伝法院正恵も駆けつけてくれました。

 

歌の出演で、で華を添えて下さった平ゆきさん

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国立劇場に引き続きお付き合い下さいました。

 

沖縄代表師範の宗山流江さんの[長良川艶歌]

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桜色の衣裳が初々しいですね。

そして、宗山流紫先生の [お吉]

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明治座の舞台でもご披露して下さいましたね。

今回は、お弟子さんの化粧から着付け迄…

出番以外は楽屋を掛けずり回ってお大忙しでしたよ。

 

後半は胡蝶の舞いづくし

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中部の舞台ですから、胡蝶を初めて御覧になったお客様が多かったと思います。

皆様の目からは一体どの様に映ったのか…

[南国土佐に雪が降る]

胡蝶の大好きな曲です。

 

要は[曼珠沙華]を御披露しました。

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東京と沖縄では、舞踊の演目にも相当違いがありますが、

今回は、地元の皆さんはじめ、宗山流沖縄支部の皆さんも大勢出演して下さっていましたので、

宗山色が濃く、あまり違和感はなかったようです。

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後半は立ち役に着替えて平ゆきさんの歌声で[伊集ぬ花]を…

そして早替わりで要と [河内男節]を初演させて頂きました。

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東京で一度しかお稽古してきてないのでお互いにとても心配でしたが、

二日前には清流会があったのでとても稽古の時間がありませんでした。

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俄か仕立ての上演でしたが何とか無事御披露させて頂きました。

沖縄中部の皆様、紫蝶会、蝶江会の皆様のご協力で楽しい一日となりました。

御来場のお客様も本当にありがとう御座いました。

少しずつではありますが、沖縄で宗山流の舞踊を御覧頂く事が出来て本当に嬉しいです。

 

翌日からはちょっとだけのんびりリゾートです。

 

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昨年の回顧録、次回に続きます

2月3日 昨年のご報告 其の参 婦系図 お蔦

2017年2月 3日

今日は浅草も豆撒きで浮き立っていますよ。

昨年の回顧録第三弾で御座います。

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11月19日、第36回清流会に引き続き開催させて頂きました

[胡蝶演歌舞踊の世界]

この演歌舞踊の世界は、15年来胡蝶がライフワークとして数を重ねて上演させて頂いて参りました。

新舞踊そのものを、単に歌謡曲、一曲一曲の単体として御覧頂くのではなく

胡蝶の感覚を凝縮した世界を御覧頂くという趣旨で続けております。

 

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今回も賛助出演してくれた山谷弘佑君…

何と晴れて大学卒業、第一志望で就職も決まりました。

これでやっと、踊りにも没頭出来ますね。

今回は、紫色のステキな時代衣裳で[天城越え]を踊ってくれました。

今後の活躍が益々楽しみですね。

胡蝶も応援していますよ。

 

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開幕前の一枚です。

十月の沖縄国立劇場に引き続き、皆さんよくお付き合い下さいました。

今回は、開幕から華やかな芸者の群舞をメドレーで御覧頂きました。

 

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江戸の町家を俯瞰した大胆な大道具です。

新舞踊の多くは素踊りが主流ですので、あまり具体的な大道具は邪魔になることも御座いますが、

大きな劇場で衣裳付きの演目となりますと、やはり素的な大道具は不可欠ですね。

 

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[風流水景色] [花桜] に引き続き、又しても問題演目です。

[吾妻橋で待つ女]

何とも不思議なこの曲なのですが

胡蝶、要、扇と入れ替わり立ち替わりでてくるのですが

結局、主演は吾妻橋で待つ変な女…桃に全て持って行かれてしまいます。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流要.JPG

 

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (64).JPG

 

そして、今回の台湾から駆けつけてくれた千鶴流宗家、千鶴美扇事

宗山流光… [春の雪] を艶やかに御披露

何と、一年間の努力が報われて18キロのダイエットに成功しました。

凄い執念ですね。

胡蝶も見習わなくては…

 

 

胡蝶演歌舞踊の世界 千鶴流宗家、千鶴美扇.JPG

 

そして今回の胡蝶のメインです。

久しぶりの上演となる[お蔦]

 

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これは皆さん御存知の新派の名作。

泉鏡花の [婦系図] と云う名作の長編小説を劇団新派が通し狂言として大切にしている演目の山場 

[湯島境内の場] を舞踊にしたものです。

ちなみに、[ふけいず] ではありませんよ。

[おんなけいず] ですからね

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦 (2).JPG

その名作の御芝居の中でも、傑出して有名なのがこの湯島天神境内の場です。

玉垣にガス燈、天神様の橋掛かり、白梅の夜空…

これら全てが新派の[湯島境内]の世界感なのです。

今回は気合いを入れて本業通りに飾り込みましたよ。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦 (3).JPG

縞の衣裳もお蔦の決まりですが、

縞の幅や色目に関しではそれぞれの役者さんの好みで決めています。

もう少し幅の広い縞をお召しになる方が多いのですが

胡蝶は体が大きい為に派手になってしまい、お蔦のしおらしさが出ないので

藤納戸の細めの棒縞を染めて着用しています。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦  如源帯.JPG

藤色の縮緬に源氏香を染めて如源の繻子の垂れは

歴代の新派の名優が築き上げた定番中の定番です。

ちなみに、源氏の香の図は原作者の泉鏡花が好んでいた事から、

代表作のお蔦の帯に用いられました。

本来決まりの源氏香はもっと小さいサイズのものを散らした図案ですが

胡蝶のオリジナルで、帯幅いっぱいに大きく染めてみました。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦 (48).JPG

この半襟の色もとても難しいのです。

芸者の足を洗って愛する主税の為に気質になろうとするお蔦の心情が

この半襟の色に込められています。

本当に微妙な色で染めるのも難しいのですよ。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦 (1).JPG

幕切れのこの形でとっても目立ってしまうお蔦の草履

浅草辻屋さんで誂えて頂いた本畳のフエルトの草履

明治大正に流行った高級品だったようですよ。

フエルトの草履は、楽屋履きとしても珍重されますが、

本当のフエルトを贅沢に重ねて仕立てられているので、

床の振動を吸収して足音がしないのです。楽屋草履にはぴったりですね。

すっかりお蔦から話がそれてしまいましたね。

今後も数を重ねて、この演目を深めていきたいと思っています。

 

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今回の扇さんは、胡蝶十種のうちの[飢餓海峡]を上演。

何度となく会を重ねてすっかりっと扇さんの[飢餓海峡]が出来上がりましたね。

やはり演目は、演じる方それぞれの個性が出てきますね。

同じ曲、同じ振り付け、同じ衣裳で上演しても、それぞれの色で1人歩きしていくところが素的ですね。

 

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要は[人形の家]を久しぶりに再演しました。

後半に[難破船]を加えて、世界感を広げてみました。

羽織っている着物を脱ぐ振り付けが加わったので

大舞台で長襦袢では目のやり場に困ると思い…

長襦袢を思わせる深紅の裾模様の着物にしごきを締めてみました。

妖艶な一幕です。

 

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (406).JPG

白綸子の裾引きに着替えて [南国土佐に雪が降る]を…

亡き父の郷里である南国土佐… 個人的に大好きな演目です。

 

今回も素晴らしい歌声で華を添えて下さった相原ひろ子さんを迎えて

[ささ舟] を踊らせて頂きました。

この曲も切ない女の悲しみを極限に凝縮した歌詞で構成されています。

特に胡蝶が好きな一節です


そっと浮かべたささ舟に

私の涙を乗せたなら

銀の指輪になりました…

 


 

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (382).JPG

そして後半蝶ノ介さんは芸者姿で[蝶子]に変身

[黒田武士~酔って候]を御披露

何と日頃は身軽な着流しで踊っているので

幅広の女形の帯がとても苦しいとかで

身動きが取れない状態だったらしく、

こともあろうに、どっこいしょ状態…

本人も口を開いて笑ってしまう有り様…

 

お客様からは、『何とも可憐な色気がある…』だの

『胡蝶さんによく似ている…』だのと耳を疑うような褒め言葉の嵐…

呆れてものが言えません。

 

お願いです皆様…

蝶ノ介を褒め殺しにしないで下さいませ。

本人その気になって有頂天で御座います。

登った木の枝が折れそうで御座います。

飼育員以外の方は餌をやらないで下さいませ。

 

演歌舞踊の世界 宗山流蝶ノ介.JPG

ねっ、口を開いて笑っているでしょっ

 

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そして今回のラストは、五年ぶりの上演となる

[北斗の星~イヨマンテの夜]を思い切って再演致しました。

この演目は本当に多くの皆様からリクエストを頂戴していたのですが…

衣裳の装着時間や、かつらの支度など特殊な上に

振り付けそのものが日本舞踊の定番とは全く違う構成となっているので

お稽古にもとても手間ひまが掛るのです。

今回は、台湾から光も来てくれていましたので

思い切って再演に踏み切りました。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (518).JPG

二段に組んだ立体的な舞台を飾って

壮大なアイヌを表現しています。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (537).JPG

皆様の温かい拍手に支えられて何とか幕を下ろすことが出来ました。

いやー体力のいる演目ですね。

折角再演をしたので、12月のディナーショーで御披露して

一年を締めくくろうと思っています。

第36回清流会 (1250).JPG

終演後には楽屋で記念写真です。

何だか山賊一味ですね。

尋常ならざる集団です。

見て下さいよ…

桃ちゃんなんて、雲助の総元締めですね。

 

御来場誠にありがとう御座いました。

又パワーを蓄えて新たな演目に挑戦したいと存じます。

 

終演後にはもちろん、清流会出演者の皆様と大打ち上げ宴会。

翌日には、沖縄での公演に旅立つ胡蝶であります。

 

 

 

2月2日 昨年のご報告 其の弐

2017年2月 2日

立春とは言いながら寒い毎日が続いていますね。

皆様、風邪などひいていませんか?

 

胡蝶は喘息の発作が出るといけませんので…

この時期は舞台以外は寝るときもマスクを着用していますから…

お蔭様で何とか風の感染を逃れていますよ。

 

それでは早速、第36回清流会浅草会の様子を御報告申し上げます。

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開催は、今をさかのぼる事3ヶ月前…

平成28年11月19日

会場は、おなじみの浅草公会堂です。

 

今回朝一番の幕開けは、前回ご説明申し上げた様に、

二週間前に行われました名流祭と同じく[夕霧]を上演させて頂きました。

第36回清流会  宗山流胡蝶 伊達城傾.JPG

今回は、鉢巻きをせずに、帯も刺繍の竜田川に致しました。

竜田川とは紅葉の名所です。

ですから、水の流れに紅葉と云えば、[竜田川]という意匠という事になります。

宗山流胡蝶 伊達城傾 花魁.JPG

前回締めた唐織の雰囲気とは又違って、ぐっと歌舞伎になりますね。

御覧の通り…衣裳鬘の総重量は…30キロは有にありますね。

誰がこんな衣裳を考え出したんでしょうね。

実際女性の花魁が毎晩こんな格好をしていたとは考えづらいので…

やはり歌舞伎の錦絵からデフォルメが始まったのでしょうね。

兎にも角にも…日本服飾文化の代表の一つであると言えることは確かでしょうね。

 

第36回清流会  宗山流倭 あばれ太鼓.JPG

写真左は宗山流倭の[あばれ太鼓]

おきなわ国立劇場での初演を経て、二度目の上演です。

比較的はんなりとした演目が続いたので

本人としてはとても挑戦的な演目でした。

 

お隣は惠さん…

アップテンポの[さのさのさ]に挑みました。

こちらも上演を重ねて極めていって頂きたいですね。

 

第36回清流会  宗山流蘭 演歌桜.JPG

沖縄の紅型の衣裳に花笠を持っているのは[童神]を踊る薫さん。

目の中に入れても痛くない程可愛がっていらっしゃるお孫さんの

健やかな成長を願って上演されました。

 

波頭の前でキリリと見得をするのは蘭さんの[演歌桜]です。

よく歌舞伎や踊りなどで[見得を切る]

と、仰る方が多いのですが…

正確には[見栄をする]です。

よく覚えていて下さいね。 正確な専門用語…

 

縞の着物で見返りの形は[木曽路の女]を久々に上演する凛さん

幅広く色々な役に挑戦しています。

 

清流会実行委員長、英邑流家元 英邑秀の[夢千代日記]

しみじみと思いのこもった風格漂う舞台でした。

今後も益々お元気で、円熟の舞台を見せて頂きたいですね。

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そして、娘の初舞台に念願の親子共演を果たした…

龍乃流後継、龍乃嵯紀菜、舞菜親子の[華の宴]

相原ひろ子さんの歌声に乗せて緊張の初舞台。

第36回清流会  (279).JPG

舞菜ちゃんよりも、お母さんの方が緊張していましたよ。

涙と感動の初舞台でした。

今後が楽しみですね。

 

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久喜の舞台に引き続き、[人恋酒]をん宗山流葵さん…

胡蝶が相手役を勤めさせて頂きました。

今回は前段に芸者の一人踊りで[恋の柳橋]を付けて上演致しました。

 

第36回清流会  宗山流翔.JPG

紫天神に胴抜きの世話遊女の立ち姿は[暗夜航路]を踊るさん。

海辺の街にガス燈がとても良い絵ですね。

 

第36回清流会  内田扇柳.JPG

こちらは[島田名のブンブン]を踊る、内田扇柳さん、柳川さん親子。

例年参加して頂いておりますが、初めての親子共演です。

さすが息の合った一幕に拍手喝采でした。

 

第36回清流会  杉田浩子 おわら慕情.JPG

こちらは、杉田浩子事、西荻舞浩の[おわら慕情]です。

毎回全力投球で、素晴らしい舞台を披露して下さいます。

しっとりと、越中八尾の夏の風情を漂わせました。

現在は三月の杉並会に向けて奮闘中です。

 

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巴流家元 巴舞翔先生、佳久芳流家元高瀬佳久芳先生です。

 

わざわざご紹介したい御出演の皆様の舞台、写真が膨大にあるのですが…

第三十六回の清流会、浅草会の御報告とさせて頂きます。

 

引き続き上演致しました [胡蝶演歌舞踊の世界]の様子は次回掲載させて頂きます。

ただいま写真の整理に追われておりますので、うん。少々お待ち下さいませ。

1月31日 昨年のご報告 其の壱

2017年1月31日

来年の事を言うと鬼が笑うと申しますが…

胡蝶の場合は逆ですね。昨年の10月迄にさかのぼり、

皆様に舞台の御報告をさせていただかなければなりません。

 

沖縄国立劇場での宗山會から一週間後の10月23日 日曜日

浅草公会堂で行われました、恒例の東京新聞社主催[名流祭]の舞台。

午前中に大和楽[序の舞]を蝶ノ介、要、扇の三人で上演させて頂きました。

 

名流祭 平成28年 序の舞 宗山流  (1).JPG

 

10月は過密スケジュールでしたので、前週の沖縄で上演させて頂いた演目を御披露させて頂きました。

稽古不足が怖いですから、二週続けての同じ演目は、安心ですね。

名流祭 平成28年 序の舞 宗山流  (3).JPG

要さん、いつにも無く緊張の面持ちです。

名流祭 平成28年 序の舞 宗山流  (2).JPG

何時も、ドッカリと安定感のある扇さんです。

 

本来、名流祭では、一流派1人の家元の出演が基本ですが、

ありがたい事にもうひと枠頂戴して近年は、蝶ノ介、要、扇も出演させて頂いております。

 

そして胡蝶は伊達傾城の姿で[夕霧]を上演させて頂きました。

名流祭 平成28年  宗山流胡蝶 夕霧 花魁 (2).JPG

実はこの演目も、翌月の清流会で序幕に上演させて頂くのに先駆けて、御披露致しました。

この夕霧の鉢巻きは特別です。

[病鉢巻] と云って、歌舞伎では病人の役は紫色の鉢巻きを装着します。

紫色の鉢巻きに病気を治す効能があったかどうかは定かでは御座いませんが…

一説には、頭痛を収める為、汗を吸い取る為…

など諸説ありますが、本当の病人にはいずれも木綿の手拭を使ったものと思われます。

わざわざ縮緬の江戸紫を用いるところが歌舞伎ならではの様式美といったところでしょうね。

扇屋の抱え遊女、夕霧は深く言い交わした伊左右衛門が、廓通いの果てに勘当をされ、長らく逢えない事から、[恋煩い]で病んでいる…

と云う事から、豪奢な花魁の衣裳とは不釣合いな紫の病鉢巻をしているのです。

名流祭 平成28年  宗山流胡蝶 夕霧 花魁 (4).JPG

 

ちなみに、病鉢巻は左

助六の紫の鉢巻きは[伊達鉢巻き]と言って右に結びます。

伊達男の助六がお洒落でしたものです。

名流祭 平成28年  宗山流胡蝶 夕霧 花魁 (1).JPG

衣裳の事は、次回の清流会の記載の折に詳しく致しましょうね。

 

まずは大幅に遅れている昨年10月の回顧録より…

 

 

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