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胡蝶をどり日記

2011年5月の日記

5月29日 第12回宗山會本会

2011年5月30日

   

朝からあいにくの空模様。5月中の梅雨入りは珍しいですね。

雨女胡蝶、恐るべしの宗山會となりました。

雨とは云え、早朝から自由席の御客様の長蛇の列が有難かったですっ!

北見翼と.JPG

初舞台にして、序開き[開演一番の演目の事]を堂々の長唄[松の緑]で飾った北見翼。お客様からの温かい声援にこたえ立派に踊りましたよ!

二番手は私胡蝶の[潮来情話]相原ひろ子さんに唄って頂き踊らせて頂きました。今日仕立ておろしの[菖蒲と金魚]の裾引きです。金魚が少々太り気味で笑える出来上がりですが、季節物に免じて御容赦。

 潮来情話.JPG

急いで桃ちゃん演目[瞼の母]の妹、お登世に扮して、仲村伊右衛門さんのお浜とこのの姿。

瞼の母出番前.JPG

不気味です。

そしていよいよ[連獅子]に挑みました。翔さんも緊張の舞台です。

 連獅子出番前.JPG

翔さん、頑張りました。赤の振り毛を振った時には、場内歓声が上がりました。[踊りに年齢は関係ない、]を見事に実証して見せてくれました。翔さんの体力、気力に感動。

後半戦の個人演目を済ませた出演者から順番に、舞妓に変身してゆきます。

要の舞妓支度.JPG

舞妓独特の、長~い襟足を引いてもらっている要丈。

胡蝶舞妓.JPG

舞妓は本来自分の髪で日本髪を結い上げているため、おでこが広い印象が特徴です。その為、こうやっていつもより随分鬘をおでこ気味にかぶっていますっ!それにしても不気味な胡蝶の舞妓姿です。

舞妓勢揃い.JPG

どおです、この賑々しさは…!

ちよっとした[置屋(舞妓等を抱える店の事)]状態でしょ。平均年齢不明の[置屋宗山]

出演者一同、一人一人が本当に素晴らしい舞台を見せてくれた一日でした。[親バカ胡蝶でスンマセン]

とてもとても一日の楽しい出来事はお伝えし切れませんが、千穐樂まで本当に沢山の御客様の声援に佐支えられて、感謝の一言しか御座いません。長唄の杵屋五杏社中、鳴り物の梅屋巴社中の惚れ惚れするような演奏で、幸せな一日でした!

 京洛の四季幕切れ.JPG

[京洛の四季]の幕切れです。来年の第13回宗山會は5月27日〔日曜日〕の開催です!

5月22日 浅草芸妓連[くみ踊り]

2011年5月23日

日曜日にも関わらず[京洛の四季]の集中稽古!

いよいよ来週にひかえた宗山會を目指してラストスパートです。午前中から夏日の暑さが、午後には土砂降りに…。梅雨の近さを感じますね。

京洛集中稽古.JPG

[京洛の四季]出演者全員集合です。

本来でしたら三社祭の最終日だったのにっ…、恵みの稽古日となりました。

腰下.JPG

[腰下]という練習用の裾引きの装着を手伝う光[千鶴美扇]とチャマ門下の金澤さん。憧れの芸者[新すみだ川]の仕上げ稽古です。

稽古終了後は浅草の花柳界の[くみ踊り]に出掛けました!

[くみ踊り]は本来、三社祭の時に浅草の芸者衆が四組[柳組、藤組、花組、幇間連]に分かれて踊りを披露して御座敷を回る華やかな風物詩。今年は震災の影響で三社祭りそのものが自粛。せめて浅草の粋な文化だけは絶やしたくないと云う事から、[くみ踊り]を観る会、ならぬ大宴会!観音裏の料亭[草津亭]さんの大座敷に集合!

組踊り.JPG

今回の発起人の聖子を囲んでもう手がつけられません! 

本当に浅草中の芸者連が顔を揃えて、芸の火花を散らせました!

葵.JPG

手古舞姿にもはやこのとおりの盛り上がり。チャマ、光、葵さんも御満悦。

ゆう子姐さん.JPG

胡蝶の隣は、浅草の花柳界最高齢にして、三味線の名手ゆう子姐さん、御歳88歳現役のバリバリ!可愛いでしょ!御酒だっていけるし、御話も楽しいんですよ!蝶吉さん、翔さんもホロ酔いで楽しそうです!

草津亭.JPG

舞台上では今日誕生日のチャマが皆さんにお祝いしていただきました!何故か胡蝶も記念の一枚。それもド真ん中で!日本に四人しか居ないトキより貴重な[幇間]さんも、玉八師匠はじめ、七好さんなど全員集合の豪華な顔ぶれ!只ならぬ盛り上がりの一夜でした。宗山會の前祝いです。 

5月18日 温かいお客様の拍手

2011年5月19日

昨晩は夜中に川越到着。終演後胡蝶の到着を待っていて下さった一見劇団の皆さん!

まずは明日の昼の部の座長との相舞踊[命くれない]の振り付けから…。川越の夜は更けてゆきました。花形の古都乃竜也さんと、チャマ、光[千鶴流宗家、千鶴美扇]と深夜の居酒屋で芝居談義。ツボ合わせ後とは思えぬハードさでした!

修羅街道.JPG

昼のお芝居は三演目の[人生修羅街道]いつもながら怖~い[おさん]という役。座長のヘナチョコ男ぶりが最高の演目です。胡蝶の舞踊は[紅の舟唄]と[裏道の花]、座長と[命くれない]でした。

この処、首の激痛の為、強い強い鎮痛剤と筋肉弛緩剤を十日ほど飲み続けているので、顔がむくんでいてスミマセン。

命くれない.JPG

[命くれない]はスッキリと粋に黒地の井桁小紋縮緬の裾引きにお太鼓、夜会巻きと云った胡蝶の定番。座長も白地の井桁の着流しに残切りの二枚目で素敵でしたよ!

夜の部は[生か死か]という2月に篠原で上演した爆笑喜劇。18歳以下は観賞不可演目。物凄いんデス!

胡蝶の夜の部の踊りは[江戸恋絵巻]

 江戸恋絵巻.JPG

雨に燕が飛んでいる[濡れ燕]という裾引きで躍らせて頂きました。季節感が大事ですから…。

また大好きな[十日の菊]を。首の激痛が心配でしたが、バタリと倒れ伏して幕切れが胡蝶の演出。やっちゃいましたよ。本番は痛みを忘れてしまいますね…!

夜は花形と[大江戸祭り囃子]を躍らせて頂きました。

 大江戸祭り囃子.JPG

今年は震災の影響で全て中止の江戸祭り。せめて舞台で祭り気分を味わって頂ければと企画してみました!

昼夜本当に温かいお客様の拍手と一見劇団の皆さんに支えられた舞台でした。

送り出し一見劇団.JPG

深夜に蝶ノ介門下、金澤さんの運転にて無事浅草到着。明日の稽古に備えます! 

5月17日 あと十二日間

2011年5月17日

今日はいよいよ[ツボ合わせ]でした。後見の千川貴楽さん、寿光さんにお手伝い頂き、連獅子からスタート。

長丁場の演目に命懸けの翔さん。よくやりのけました。

 連獅子ツボ合わせ.JPG

杵屋五杏社中の長唄。梅屋巴社中のお囃子は胡蝶、超お気に入りの女流の腕利き揃い。

素晴らしい演奏ですよ。序幕の[松の緑]は宗山流初舞台の若手男子部、北見翼が地方の長唄で挑戦です。緊張してましたよっ…! 

日頃のCD音源での稽古と全く異なる生演奏の迫力は凄いものですよ!

蝶吉さんの[風流船揃え]は、流石の出来栄え。毎年地方演目の大物作品に挑戦している成果が出ましたね。

京洛の四季ツボ合わせ.JPG

お目当ての[京洛の四季]の総踊り。一回目は戸惑う個所もありましたが、二度目の演奏で細かく微調整して頂いてバッチリ。

台湾から光[千鶴流宗家、千鶴美扇]も到着していきなりの稽古にも拘らず完璧。恐るべし…。

あと十二日間、踊り込みます!

これから明日の舞台の稽古が川越で深夜からありまーすっ!

支度して出発します。 

5月16日 宗山會ツボ合わせ

2011年5月16日

[ツボ合わせ]とは、生演奏の邦楽〔長唄、囃子〕などと舞踊のキッカケを確認、すり合わせをすることです。演奏の[ツボ]と踊りの[ツボ]を合わせる、と云う事ですね!今回は十六人が[舞妓]に扮して[京洛の四季]を御覧に入れます。明日はいよいよ、生演奏の長唄に合わせての稽古。

どんな仕上がりになります事か!台湾から出演の宗山流光[千鶴流宗家、千鶴美扇]も来日しての稽古開始です!

盛りだくさんの5月29日[日]の第12回宗山會、お楽しみに!

今日はこれから[連獅子]のお稽古です。 

明後日の川越湯遊ランドの[一見劇団]さんのゲストのお芝居演目は、昼の部が[人生修羅街道]

夜の部は[生か死か]という摩訶不思議な爆笑演目。お楽しみに!

長良川艶歌.JPG

前回の一見劇団座長との[長良川艶歌]です。

5月12日 緊急告知!

2011年5月12日

来週、5月18日[水曜日]川越湯遊ランド、一見劇団さんにゲスト出演します!

宗山會の直前にも関わらず、胡蝶の大好きな劇団さんですから、喜んで参戦します。

お芝居、舞踊ともに昼夜演目差し替えで頑張ります! 

 宗山流胡蝶 切り継 (2).JPG

前回出演の時の[十日の菊]です。今回は何を踊ろうかな~

5月10日 裾引き稽古開始

2011年5月10日

午前中十時に宗山流の母、秀[英邑流家元英邑秀事、宗山流秀]さんと待ち合わせ。

吉原遊女の投げ込み寺として名高い三ノ輪の[淨閑寺(じょうかんじ)]へ。宗山會で秀さんが勤める[玉菊燈籠]は若くしてこの世を去った、吉原の遊女玉菊の舞踊。上演前に、吉原の総霊塔がある淨閑寺へお参りに!

 淨閑寺.JPG

秀さんも、淨閑寺に御参り出来て気持ちも晴れ晴れ!良い舞台になりそうですね。

お昼からは一気に常稽古。稽古の合間に宗山會でお弟子さんの使う自前のお扇子を買いに行ったりして、結構な忙しさ。

夕方からは[京洛の四季]のお稽古。今日から全員揃って[腰下]と云われるお引きずりの下半身の稽古用の裾を引いて稽古。

千鳥入れ替わり.JPG

16人でお引きずり衣裳で、お互いの裾を踏まずに移動するのが、これまた見た目より大変!

大勢の舞妓が花道と本舞台でぞろりと入れ違います。右、左に入れ違う事を[千鳥]で入れ替わると云います。

[はい、千鳥って!]とか言います!16人の[千鳥]は圧巻ですよ!

胡蝶もチャマとの振り事を浚っています!

京洛の四季春.JPG

仕事帰り、途中参加の要がジーンズ姿で混ざっているのが御愛嬌。

京洛の四季入れ替わり.JPG

あと20日となった宗山會の稽古は過熱します! 

5月連休 土佐の高知

2011年5月10日

若扇会の翌日から土佐の高知へ。

7月の高知公演の打ち合わせです。初日の晩は野市[胡蝶の父の故郷]の町で高知後援会の皆さんと宴会。流石、初鰹のたたきは本場の本物です。高知の女性はお酒強いですよ!

 高知鏡川.JPGのサムネール画像

高知での宿は、高知城から程近い、鏡川沿いの、叔母のマンション。新緑に川の流れが本当に美しい、お気に入りの高知の滞在場所!

二日目は宗山流高知教室[里改田教室]にて[新東京音頭]の講習会。打ち合わせ!高知教室も11月7日[月]に野市ふれあいセンターで初の舞踊会[蝶清会]を開催します!嬉しいですね!

 宗山流高知教室.JPG

高知宗山流[蝶清会]会主の清ちゃん先生。

是非頑張って頂きたいですね!

夜は胡蝶の大好きな高知の老舗居酒屋[葉牡丹]で又しても宴会。

 高知葉牡丹.JPG

この[葉牡丹]、本当に何を頂いても美味しいですよ。お酒も[土佐鶴]の二級酒が置いてあるのが感激ですよ。二泊三日の慌ただしい打ち合わせと、入場券会議等々。

翌日から連休中にも関わらず[風流船揃え][連獅子][弁天小僧]の特訓稽古の日々。

個人特別稽古で大型連休は終わりました。

獅子の[毛振り]で首を少々痛めたようです!

  

4月30日 廓文章・伊左衛門

2011年5月 1日

今日は若扇流30回記念の舞踊会。船堀のタワーホールで開催されました。

客席も開演から熱気に包まれ、大入りです!

胡蝶は会主、若扇美和徳家元のお相手で、廓文章の[伊左衛門]を勤めさせて頂きました。

宗山流胡蝶伊左衛門.JPG

[ふかし鬢]の[油付き]と云う歌舞伎でしか見られない特別なかつらです。 それにしても照れくさいですよ、この姿は!

放蕩の果てに、勘当の身の上の大店の若旦那。そのために、[紙子]と呼ばれる継接ぎの意匠[デザイン]の衣裳を着ているのです。

最後には勘当が許されて、夕霧太夫を見受けしてハッピーエンドという筋立ての歌舞伎を創作舞踊にしてみました。

豪奢な花魁姿の若扇先生も素晴らしい出来栄え!若々しかったですよっ!

 宗山流要女の港.JPG

賛助出演をさせて頂いた要の[女の港]は白地に秋草の裾引きに銀杏返し。

帯は角出しに締めました。演目にしては少々[粋]…過ぎてしょうか!

 宗山流扇不如帰.JPG

こちらは扇の[不如帰]の浪子役。やはり着こなしからして本来の役柄よりは、相当[粋]ですね。

滲み出るんです、性格が…。

役とはかけ離れたお二人さんの艶姿には脱帽です!

 下田のお吉宗山流胡蝶.JPG

こちらは、博多献上の丸帯を柳に締めた[下田情話]のお吉です。

赤の帯揚げや襦袢を極力避けて、[色無し]系の、[年増]のコーディネートです。

相原ひろ子さんの[いろはつづり]も、久々に御本人の生歌で踊らせて頂きました。

30回と簡単に云いますが、凄い事ですね。いつも優しく、気遣いを忘れない若扇家元に心から敬意を表します。今後も益々御活躍下さい。宗山會にも御出演頂く事になっています!  

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