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胡蝶をどり日記

2011年10月の日記

10月31日 日本の秋!

2011年10月31日

今月の胡蝶舞踊講習会は相原ひろ子さんの[恋の柳橋]でした。

傘を使っての芸者の踊りです。芸者の演目としては珍しく扇を使っていないのが特徴です。

けっこう、傘って綺麗に扱うのが難しいんですよ、これが…

 振りの説明.JPG

舞踊講習会の締めくくりは胡蝶がお手本…? として踊ります。

早速今月の清流会で蝶ノ介さんが芸者姿で御披露します!

ひとしきりヨーロッパ公演のお土産話に花が咲きました。

くつろぐ講習会.JPG

久々の稽古場の感触でした。舞踊講習会後は引き続き清流会出演の方のお稽古になりました。

 恋の柳橋 宗山流胡蝶.JPG

今日の着物は濃紺の塩沢です。秋も深まりいよいよ袷の着物の季節になりましたね。

秋の如源昼夜帯 宗山流胡蝶.JPG

帯は、歌舞伎の定式幕を模した三色の染め分けに、紅葉と文字を散らせた時代友禅の染め帯を如源の昼夜帯に仕立てたものです。

 お稽古終了後は炭火焼の[蔵]にて乾杯!

 焼き松茸.JPG

松茸とヒレ肉は秋味の取り合わせですね!

浅草蔵の松茸 宗山流胡蝶.JPG

国産の松茸は今年は貴重品です。香り、歯ごたえともに…日本の秋!

 蔵の鮑.JPG

鮑は焼かずにお刺身で頂戴いたしました!

今日は一日、清流会の進行台本とディナーショーのチラシデザインで籠ります。 

10月29日 いきなり思い立って

2011年10月29日

昨夜から疲労が限界に達している高久さん。運転も危険でした。十日間、本当に公演を支えて下さって…疲れも当然ですね!

DSCF7132.JPG

 今朝は夜明け前にホテルを出発。チューリッヒ空港からフランクフルト空港へ。

DSCF7133.JPG

皆さんで胡蝶の鬘を持って下さっています。頼もしい男性陣の御蔭で荷物はいつでも持って頂きました!感謝!

と、ふたたびフランクフルト空港での乗り変え時間に、又もや…

 飛行機タイヤ交換.JPG

飛行機のタイヤに不具合が発生。超珍しい機体のタイヤ交換が目の前で行われています!

まぁ、色々な事が起こる事ったら…。海外はこれが普通なのかしら…。日本ではありえない事の連発にびっくりです。

大幅に出発が遅れるも…何とか飛行機に乗り込み、成田に向けて飛び立ちました。

12時間の空の旅。12時間の[業]

無事28日早朝成田到着。到着ロビーにて出演者一同と[手締め]にて解散。

胡蝶、いきなり思い立って、チャマと空港に車で迎えに来てくれた恵リンと3人で熱海へ!

熱海付近.JPG

2時間ぶっ飛ばして、この海が、熱海の、日本の景色らしくて…!

海を見渡す温泉旅館に到着!早速海を見渡す露天風呂!

アロマのオイルマッサージで10日間の疲れを癒しました。

 久々の日本食.JPG

十日振りの[和食]に感激の涙… 泣きました… な~んて、笑いましたよ!

和食は本当に素晴らしい! こんなに幅広い食材と調理方法で精緻な食文化は世界に類を見ません!

 温泉夕食.JPG

顔が疲れきっていて、ヨレヨレですね。胡蝶、汚なっ…!

ぐっすり寝豚を決め込んで養気を充電! 時差を克服せねば…

 朝方.JPG

夜明けの海を眺めての朝風呂!

昼には東京到着。高速道路を飯倉片町で降りて、大好きな麻布十番の更科堀井で御蕎麦。

 麻布更科堀井.JPG

季節の切り蕎麦は[くこ切り]でした。久々の更科堀井を堪能して浅草に帰還。

恵リン、無理矢理、突然の有給休暇… 御迷惑をお掛け致しました!

何と、浅草で胡蝶を待っていたのは、山のように貯まった事務仕事とメールでの原稿のやり取り!

今日から又浅草で踊り三味の日々の始まりです!

明日は舞踊講習会、[恋の柳橋]です!

高知の蝶清会、清流会と一気にダッシュしますよ!

  

10月27日 いかに[動かないか]

2011年10月29日

世界的に有名なバレーのメッカでもあるローザンヌの町を早朝に出発。車3台連ねて、最後の公演先チューリッヒに向かいます。ローザンヌからチューリッヒは車で3時間程の距離です。

今日の公演は[乗り打ち]です。業界用語で[乗り打ち(のりうち)]とは[仕込み]から[本番][撤収]までを一日で済ませる事です。劇場に大道具始め、諸々を持ち込み、楽屋入りする事を[乗り込み]と云い、公演をする事を[公演を打つ]と云う事から、一日公演の事を[乗り打ち]と言います。[※ちなみに前日舞台稽古で次の日が本番の場合は乗り打ちとは云いません]

と、先を急ぐ移動中に胡蝶が同乗していた車が、悪夢の接触事故。

運転していたのはチームリーダーの高久さん!

残念な接触事故.JPG

ほんの、ほんのチョッピリかすっただけですよ!

相手の運転していた伯父さんの素早い事ったら…、物凄く冷静で淡々と処理。自分の車のトランクから何故かカラースプレーなんか持ち出して、接触したその場の道路と車のタイヤの位置を四隅印を付けたりして…。それからこちらのレンタカーの運転席横の物入れから色々な書類何か出し始めて淡々と記入しだしたりして…狐につままれた様な手際の良さに地元警察官もたじたじ…

あの淡々とした手際が… 怪し過ぎる…

少し手続きに時間が掛ると云うので胡蝶は目の前のストアーでワインを購入!

 ショック赤ワイン.JPG

と、思わず手元が狂って大破。超高級ゥインテージのワインだっただけに物凄くシヨック。勿論弁償しましたよ…。めげずに美味しそうなワインを6本購入して、めげずに楽屋入り。

[写真が生々しくてゴメンナサイ。臨場感が胡蝶をどり日記の身上です!]

青空の劇場.JPG

とんがった屋根が印象的な今日の劇場です。

毎回、違った環境の劇場で地唄舞の[雪]を四回も立て続けに舞わせて頂けた事は、胡蝶の舞踊家人生にとって本当に貴重な経験でした。[雪]を舞う16分間と云うものは、御客様へのエネルギーではなく、自分との闘いの時間です。息を詰めて、全神経を腰骨から全身の筋肉に伝達していきます。いかに[舞う]かではなく、いかに[動かないか]という業です!

 千秋楽の雪.JPG

チューリッヒで最後となる[雪]

全身全霊を籠めて舞わせて頂きました。

歌詞の無い、演奏のみの演目[竹田の子守唄]今回の思い出深い一曲となりました。

 千秋楽の竹田の子守唄 .JPG

琴の演奏に、山田路子さんの篠笛の美しい音色だけが舞台を包みます。

幼い日の思い出、母の笑顔。そしていつしか我が子を抱く自分。郷愁と母性が去来するという振り付けにしてみました。毎回温かい。沢山の拍手を頂きましたが、ヨーロッパの皆様の耳に、目に、[子守唄]の感じがどの様に映ったのでしょうか…。

 千秋楽 はせみきた 宗山流胡蝶 蝶ノ介.JPG

太鼓ユニットの[ようそろ]のはせみきたさんの構成した楽曲の数々はとても力強く和太鼓の魅力を余す処なくヨーロッパの皆様に御珍能頂けた事と思います。今後も是非、舞踊との舞台を企画いたしましょう。蝶ノ介さんの[口上]もこちらの方には新鮮に聞こえた事でしょうね!

最終日になって、先日の山田路子さんの航空券が実は存在していた事も発覚。高額の航空券をだぶって購入した事になりました。太鼓の迷子事件から、自動車の接触事件、ワイン大破事件、そして今だから言えるジュネーブでの楽屋窃盗事件、等々本当に色々な事がありました。

千秋楽の集合 宗山流胡蝶.JPG

それらの困難を乗り越えてのヨーロッパでの四回公演。

 カーテンコール 宗山流胡蝶.JPG

何とか漕ぎ着けた千秋楽。

ほんのほんの一部だけですが、世界の広さ、偉大さを学ばせて頂きました。

そして改めて日本の素晴らしさを再確認。

学びの多い海外公演でした。感謝します。 

日本が恋しゅう御座りまする…。

10月25日 日本では深夜4時過ぎ

2011年10月26日

ローザンヌの夜明けは遅く、7時過ぎにようやく夜明けです。

 美しきローザンヌ.JPG

今日はあいにくの小雨まじり。

 ローザンヌのホテル前.JPG

ホテルの周りを一周。時間があればゆっくり歩きたいのですが、劇場に入る時間です。

今日の会場はスイス連邦工科大学ローザンヌ校の中に、ロレックス社が巨額を投じて日本人ユニット SANAAの妹朝食後に島和代さんと西沢立衛さんの設計で建設された建物内の劇場です。

ロレックス胡蝶.JPG

会場中ロレックスだらけですごいんです!

ローザンヌの昼食.JPG

昼食は建物内のレストランで、鶉[ウズラ]のお料理。とっても美味しかったですよ! 

口上は紋付き袴姿のチャマこと、蝶ノ介! 歌舞伎の口上スタイルがヨーロッパの人の興味をそそります。

蝶ノ介口上.JPG

胡蝶も雪を舞わせて頂いた後に御挨拶です。

 胡蝶御挨拶.JPG

その会場ごとに劇場のスタイルと機構が違うので毎回構成が変わります。今回の劇場はとてもスタイリッシュ。演技者にとっては、集中しやすい空間なのですが…。 劇場は舞台も楽屋も本当に暗めです…

地唄舞にシヤッター音とフラッシュの雨嵐。ガッカリ…

今回の公演は、開演がほぼ夜の8時。日本ではこんなに遅い開演はありませんが、ヨーロッパでは普通の事。

 ローザンヌの竹田.JPG

竹田子守唄の出番前に時計を観ると、日本時間では深夜4時過ぎ… 複雑ですね、時差は…

日本の皆さんが眠っている時間に、ローザンヌでは踊っているんですから…

 演奏.JPG

太鼓の撥も、乾燥のせいでリハーサルから、本番に掛けて2本も折れました!

何があるか解らないのが海外公演のスリル!

ローザンヌのカーテンコール.JPG

今日も拍手喝采で何とか終演。

ごめんなさい、もっと書きたいのですが、これから最後の公演先に移動する乗車時間です! 

10月24日 坂の街を占拠して

2011年10月25日

昨日は大変な一日でした! 夕食はレマン湖の畔の中華料理。と云うより、チャイニーズレストランです!

楽器類発見の知らせを受けて、まずは一同安堵の乾杯ビール! 

 907.JPG

そして中華らしく…、ジュネーブでの紹興酒は乙でしたよ!今日は午前中にジュネーブを出発。やっと手元に戻ってきた楽器を積み込み、車三台で次の公演先、ローザンヌを目指しました! 壮大なレマン湖に沿って一時間走ると、歴史あるローザンヌの街が見えて来ました!

 ローザンヌ会場.JPG

こちらは明日の会場となる、世界的に有名な時計メーカー、ローレックス社が全資本を出して建設した劇場です。

広大な会場の中央に[踊り場]的空間を設置して、それを取り囲むように半円形に白く美しい座席が取り囲んでいます。詳しい会場の様子は明日お知らせいたしましょうね!

午後からは、なんと今回の[和リーグ]の出演者全員で舞台の扮装をして町に繰り出そうと云う事なりました!

 ローザンヌの空 宗山流胡蝶.JPG

まずは劇場横の、アルプスを望む草原での一枚! 

ヨーロッパのローザンヌ地方はこの時期は曇りがちで雨も多く、この季節にこんな青空が見られるのはとっても珍しいんだそうです。

 ローザンヌの絵.JPG

どおですか、ローザンヌの石畳、坂の街を占拠しての[この絵]は!

ラスト演目、[きざし]をイメージしてのポーズ!

太鼓のはせみきたさん、岡田寛行さん、決まってますね~!

みんなの演奏が聞こえるようでしょ!

 ローザンヌの宗山流胡蝶.JPG

この歴史ある石畳の街並みは中世の面影を色濃く留めた建造物の美しい街並みが今なお生きている街。

その街並みの建物と建物の合間から時折のぞくアルプスの山並みの壮大で美しい事ったら…!

まるで切り張りしたように見えるこの写真は、背景の露光と視写体とのコントラスでこんな風に写りました!

 ローザンヌの変な胡蝶.JPG

何時の間にか引き込まれて路地や坂道に誘われてしまいます…

坂の街を行く事15分。大通りの地下道を潜り抜けるとひと際景色の開けた小高い建物と石積みの階段の頂上に到達。

ローザンヌで皆と.JPG

ここでも、[珍道中一座]での集合撮影。石の手摺にすっぽりはまり込んでいますっ!

背景の山々はこの写真ではなかなかお伝えしきれませんが肉眼で観ると、その美しさは言葉には出来ませんが!

道行く地元の皆さん、『いったい何者かしら??』びっくりなさっていました! 

ローザンヌの白塗り.JPG

ローザンヌの街の皆さん、白塗りお化けが脅かして御免なさいね!

この違和感、この不自然感の極みこそが実は[舞台芸能]の本質です。

ホテルの窓からローザンヌ.JPG

ホテルの胡蝶の宿泊している部屋の窓から、白塗りを落としながら眺めたローザンヌの街とアルプスの山並み!

夕食は高久さんとはせみきたさんの部屋に集合して赤ワインと[ケバブ]で宴会!

芸能談義は深夜まで続きました!

  

10月23日 日本なら事件!!

2011年10月24日

本当にとんでもない事が起きてしまいました。何だかんだ言っても本番までには航空会社も責任を感じて、乗客のお預かり荷物は手元に届けるのが常識であり、モラルでしょう。

……、そうなんてす。リハーサルにも本番にも、大切な太鼓がひとつも届かなかったんですっ! 憤慨。激怒り…!

出演者一同はもとより、企画者の高久氏始め、日本大使館の皆様の心痛、苛立ちたるや…。

苦肉の策で浮上したのが、ジュネーブで和太鼓の愛好家が居るとの話を辿ったのです。

そして奇跡気に何とか太鼓を現地調達。

文句もヘチマもありません。有りがたくお借りしてリハーサル。

もちろん、日本から持ち込んだ[よーそろ]さんの拘りの自前太鼓とは比べ物に成らないものの、公演中止だけは食い止めたいとの一心でお借りしました。

兎にも角にも一安心して胡蝶は白塗り開始!

 劇場裏.JPG

開演前に裏の楽屋口から外へ出て一枚!さぞ地元の方は驚かれたでしょうね!

 ジュネーブの雪 宗山流胡蝶.JPG

無事、地唄舞の雪も御披露して、悲願の太鼓演奏。

ジュネーブの演奏.JPG

一度は今日の太鼓演奏は無理かと断念しかけた末の上演に漕ぎつけました!

胡蝶が御挨拶で太鼓紛失事件のてん末と、地元愛好家の方からお借りした太鼓での演奏となる旨をお話しさせていただいた事もあり、暖かい拍手に包まれての演奏となりました!

 ジュネーブの竹田.JPG

胡蝶も一晩悩んで腰が抜けたせいか少々げっそりしてますね。竹田の子守唄、お客様に伝わったかな~!

羽二重胡蝶.JPGのサムネール画像

航空会社の雑な扱いでグチャグチャにされてしまったかつらを何とか整えて一安心!羽二重のままの写真ゴメンナサイ! 

ラストの[きざし]は楽器がすべて整わず、随分演出を変えての上演となりました。

ジュネーブのきざし.JPG

胡蝶が台詞を云いながら鳴らす鈴も無かったので、太鼓の演奏そのものが変わったのです。ライブ感に満ち溢れたラスト演目となりました。何とか全演目勤めあげて一同、礼。太鼓の[ようそろ]のお二人のプロ魂、見事でした!

借り物の太鼓を感じさせない迫力の演奏に感激の涙! 芸事って良いですね!

ジュネーブのラスト.JPG

客席にはジュネーブの日本大使御夫妻、前大統領御夫妻はじめビップの方も大勢!

別の意味での緊張感漂う2時間の舞台にお客様からの惜しみない拍手が続きました。

ジュネーブの拍手.JPG

今日ほど日本のセキュリティーと、仕事に携わる者の[責任感]を考えさせられた出来事は有りませんでした。

何と、終演後に、航空会社からの連絡にて『お客様のお荷物が空港に着いています…』との事!

悪びれてないんです、全く! 唖然茫然! 日本なら〔事件〕ですよね!!

一同、狐につままれたような気分で腰抜け状態。 明後日からの公演では自前の楽器で演奏できると大喜びの奏者!

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良い笑顔の篠笛奏者の路子さん! 綺麗です! 現地の男性にも大人気です!

まずは一安心… というか何と云うか… やっぱり日本なら〔事件〕です!! 

10月23日 大珍事勃発!

2011年10月23日

只今現地時間で朝の8時28分。まだ真っ暗なスイスのジュネーブのホテルです。

昨日は大変な移動日になってしまいました。

 ルクセンブルクの街をスタッフと.JPGのサムネール画像

午前中、ルクセンブルクの街を出演者と見て歩きました。

本当に美しい街並みと歴史ある建造物に唖然。空気の色までが景色をヨーロッパ色に染めていました。

 ルクセンプルク旧市街地.JPGのサムネール画像

数百年前にどうやってこの石積みの美しい橋を建造できたのだろう…? なんたって巨大で巨美!

 ルクセンブルク橋.JPG

丘から眺めた旧市街地は絵のよう。感動の一言でした。

街を見下ろし.JPG

只、さっ寒~いっ! コートの重ね着でスミマセン!

ってな訳でルクセンブルクの街を離れて、いよいよ次の公演先、スイスを目指します!

ルクセンブルクの空港から又しても大荷物を搭載していざフランクフルトへ~!

と、ここからが事件の始まりでした。出演者の篠笛奏者の山田路子さんの航空チケットが、業者さんの手違いで取れていなかったんです…! さあ大変。満席の飛行機に乗れないとのこと。一人陸路゛汽車を乗り換え5時間以上の旅はあまりに過酷! 一時間の格闘。 今回の総幹事、高久さんがインターネットで奇跡的に同便のチケットを超高額で購入。飛行場のカウンター窓口では完売でも、航空会社のインターネットで直接買えば数席は正価格で買える事もあるんですと…。無事フランクフルト空港到着。

 プロペラ機.JPG

ここからプロペラ機に乗り換え、大荷物を積み替えてスイスのジュネーブ空港へ…

とここで又もや事件。航空機の都合で少々フランクフルト到着が遅れ、乗り換えの飛行機が飛んでしまって…一同唖然。またもや高久氏、航空会社相手に談判!

航空会社の責任なのに、新たに搭乗券を購入して下さいと平気で言ってのける海外の不条理発覚に唖然!すったもんだの末、恩を着せられつつ1時間後の飛行機に切り替え。

機上からのアルプス.JPG

美しい夢のような、アルプス連峰をを眼下に望みつつ無事1時間遅れでジュネーブ空港到着。

ジュネーブの日本大使館のスタッフの青ざめた顔色にもようやく血の気が戻り…

と、あり得ない事件勃発!各自のスーツケースは手元に届いたものの、太鼓類の楽器一切がジュネーブ空港に到着していない事が判明。乗り換えのトラブルで今だにフランクフルト空港…

深夜になっても楽器は届かず、えらいことになってます!

今朝の時点でまだ太鼓の行方は不明。日本の航空会社なら訴訟問題に発展する騒ぎも、こちらは責任のなすり合いでへっちやらちゃら…。信じがたい状況下に置かれています。ちなみに胡蝶の鬘も手に抱えて大切にしていたのに無理やり持っていかれて雑な扱いを受けて、形がひん曲がってしまいました。ショックなんてもんじゃありません…。今日の本番までに届かなかったら…。ヒエ~ッ!

 要扇.jpg

日本から今しがた辻正下駄娘がメールで送ってくれた名流祭出演の要と扇の芸者姿。[さのさのさ]

さすが… ○×○! 親馬鹿師匠。

 

はたして今日のジュネーブ公演… どうなる事やら…。気が重くて仕方ありません。

これから朝食をとって劇場でリハーサルなのですが… 

10月22日 超満員の御客様

2011年10月23日

時差ボケが怖かったので、現地時間の体内時計を整えるべく、ホテルのロビーで朝日を浴びて楽屋入りです!

 ルクセンブルク初日ホテルロビー.JPG

ルクセンブルクでの会場となる劇場前に掲げられた日の丸の旗が嬉しいですね!

ルクセンブルク会場.JPG

綿密な打ち合わせ、サウンドチエックを済ませてようやくヨーロッパ公演の幕が上がります!

ルクセンブルク公演、開演前に出演者一同で記念の一枚!

ルクセンブルク初日開演前.JPG 

外は零℃の寒さにもかかわらず、超満員の御客様で湧き上がる場内。市長、日本大使の挨拶に引き続き、胡蝶の地唄舞、雪から開幕です。ヨーロッパの水は[硬水]で、白塗りには大敵。全然白粉が綺麗に肌に乗らないんです。日本から水を持ち込もうにも、テロ等の爆発物や液体の機内持ち込みが厳しく戒められているため断念。

 ルクセンブルク初日雪 宗山流胡蝶.JPG

仕方なく化粧水で白粉を溶いて化粧。ムラっぽくても仕方ありません~!

舞台の床の粗雑さや、照明の不都合は仕方のない事。無心に舞わせて頂きました。

続いて胡蝶の御挨拶は、衣装を素早く着替えて、[ グッドゥ、ノーゥン ]と片言のルクセンブルク語から御挨拶で大緊張! さすがに胡蝶のしゃべり[毒舌]はすっかり形を潜めて…。お行儀よく猫被り…。

ルクセンブルク竹田の子守唄 初日.JPG

[竹田の子守唄]は、落ち着いて[派手気]をとことん抑えつつ演じました黒地の着物に、薄茶利休の地色の帯の取り合わせがヨーロッパの方々の目にどの様に映ったのでしょうか…?

蝶ノ介さんの [口上] も緊張感漂いつつも無事勤め上げました!

ラストの[きざし]では客席も最高潮! 

夢見た、スタンディングオベイション…! 凄まじい盛り上がりに出演者一同逆感激!

アンコールは、太鼓の演奏に絡めての即興ソロが圧巻でした!

終演後の歓迎レセプションパーティーも大賑わい。

 ルクセンブルク日本大使御夫妻と宗山流胡蝶.JPG

舞台衣装そのままで胡蝶はお顔出しです。ルクセンブルクの日本大使館の、大使御夫妻との写真です。

質問の雨嵐に、いかに日本文化に関心を持って頂いているかが解りました。

何とか初日が好評の内に無事幕開けして何よりでした!

明日はスイスへ移動です!

  

10月21日 乗れども外は昼間

2011年10月21日

昨日の午前8時に浅草を車で成田空港に向け出発!

今回は無事搭乗手続き完了してまずまずの滑り出しに一安心。

成田空港 鬘と.JPG

胡蝶はーカートに大切な鬘を2枚[2ケース]抱えて機内に持ち込みます!

でも、楽器、衣装の荷物量は半端じゃないですよ!

 出発ゲート.JPG

主演者の山路さん、岡田さん、そして昨日ギックリ腰をやっちまっ津軽三味線の廣原さんと出発ゲート前での一枚。

何と、午後12時半に飛び立った飛行機… 乗れども乗れども…、12時間乗れども窓の外の景色は昼間のまま!

そうです、太陽の昼間の方向に一緒に飛行機が進んでいくからなんです!。

12時間してようやく到着したのがオリンピック開催地でもあった[ミュンヘン空港]に夕方の5時半頃。まだ明るかったですよ。日本を昼に出で、12時間飛行機に乗って、降りたら夕方の5時半…! その時差7時間。

ミュンヘン空港で約2時間の乗り継ぎ待ち。ようやく夕焼けとともに夜。

太鼓の積み込み.JPG

プロペラ機に乗り換えてルクセンブルクに向かいますが、大切な楽器と衣装の積み替えが大掛かり!

小型機.JPG

胡蝶は地唄舞の雪で使用する小道具の紗張りの傘を、後生大事に抱っこ。前回の高知公園からテヘラン公演の傘の紛失事件のトラウマで恐怖が蘇ります!大事大事…!

2時間足らずでルクセンブルク空港に到着。ここは西ヨーロッパに位置する[ルクセンブルク大公国]の首都です。佐賀県ほどの国土ですが、世界有数のお金持ち国として君臨しています。

 ルクセンブルグ会場.JPG

ここが明日の初日を迎える特設会場です。ガラス張りの大きな会場は広々としてダイナミック。

ひとまず楽器、衣装を楽屋に置いてホテルへ向かいました。ホテルでは半日早く到着のチャマ[蝶ノ介]さん

と一同合流。乾杯゛成功を祈りました。

今は現地時間で10月21日午前9時です。こらは夜明けが遅く、7時半近くまで真っ暗。気温は零度。さっ寒~っ!

朝霧のルクセンブルグ.JPG

ホテル前に駐車してある車の屋根も、芝生も霜がおりて真っ白。霧も立ち込めて、ヨーロッパの朝ですね! 時差なんぞ何のその…、てなもんでブログを更新してます。これから入浴して朝食です。夜中に胡蝶の持ち運び旅行用のパソコンの、メールパスワードやら、ユーザー登録名義やら解らず、日本の恵りんに携帯メールでヘルプ要請! おかげ様で即答…、即解消! 心強い日本からの援護射撃で無事ブログ更新完了!

お昼から楽屋入り、リハーサルです。

 

  

10月20日 公演共演者を御紹介

2011年10月20日

いよいよヨーロッパ公演に旅立ちます!

今朝は11月下旬の肌寒さです。衣裳、鬘は昨晩のうちに成田空港に搬送しました。

チャマは胡蝶たちとは別の航空会社で渡航のため、一足早く昨夜出発!

今回の[和芸の祭典]のヨーロッパ公演共演者を御紹介しておきましょう。

 ようそろ.jpg

太鼓演奏のユニット[ようそろ]の、はせみきたさん[左]と岡田寛行さん。力強い太鼓が多くの皆さんを魅了します!

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津軽三味線奏者の廣原武美さん。あの仔猫ニャニャコの飼い主です。素晴らしい撥さばきです!

山田路子.jpg

篠笛奏者の山田路子さん。彼女は今回のヨーロッパ公演から、そのまま別の海外公演に参加されます!

ヨーロッパ公演の様子[珍道中]は随時お知らせいたします!

きざし 宗山流胡蝶.JPG

長時間の飛行機になります…。

持ち物の最終点検をして、お風呂に入って出発します。月末には帰って参ります! 

10月18日 英邑秀冶さん旅立ち

2011年10月18日

先月の9月4日の久喜清流会で[東京だよおっ母さん]で共演させて頂きました、英邑流の英邑秀冶さんが昨日大宮の病院で御逝去されました。享年82歳でした。

 英邑秀冶さん.JPG

実は、久喜清流会の数日前から体調不良を訴えていらっしゃいました。お医者様からもそれなりのお話しが御座いましたが、御本人の強い意志で、何としてでも清流会で[東京だよおっ母さん]の上演を切望されておりました。

私も、英邑流さんとの交流16年来の御付き合いで、折に触れて舞踊会で同じ板[舞台]を踏ませて頂いてまいりました。沢山の舞台や御一緒した旅行等、楽しかった思い出が尽きません。胡蝶の沖縄公演にも来て下さいましたね。

 東京だよおっ母さん 宗山流桃.JPG

先月の清流会での[東京だよおっ母さん]出番前の一枚です。この日は打ち上げにも参加され楽しいひと時を過ごされました。打ち上げでのお食事と乾杯のビールが最後の食事となられたそうです。

その後は食欲が無く、点滴での栄養補給だったそうです。舞台から数日後、入院されました。美しく撮れた写真と舞台映像を御本人にご覧いただけた事が何よりでした。舞台の余韻と感動を噛みしめつつ旅立たれた事と存じます。踊りを愛し続けて逝かれました。

舞踊の道を志す我々にとりましても、目標ともなるべき老後をお過ごしでした。御幸せな御生涯と存じます。御冥福を心よりお祈り申し上げます。 

10月17日 [和芸の祭典]開幕

2011年10月17日

いよいよ[和芸の祭典]が昨日の静岡県小山町から開幕しました!

前日土曜日のリハーサルは曇り空。会場の小山町金太郎ホールの駐車場から見えるはずの富士山は厚い雲におおわれて正に[雲隠れ]状態。夜には雨も降って来ましたが…

 小山町の富士山.JPG

当日はすがすがしい秋晴れ。霊峰富士も御覧のように姿を現してくれました。[辻正下駄娘撮影]

国内では唯一の公演となるため、東京からも沢山の皆さんが遠路はるばる応援に駆け付けて下さいました!

 DSCF5382.JPG

まずは地唄舞の[雪]からの開演。

会場の雰囲気にとても左右されてしまう地唄舞の演目だけに、何が有ろうと[自分の世界]に入り込む事が大切。何とか舞わせて頂きました。

舞台はがらりと雰囲気を変えて、勇壮な和太鼓の世界へ!

菊の小振袖 宗山流胡蝶.JPG

胡蝶の舞台上での御挨拶は秋の季節にちなんだ菊の小振袖です。[墨鼠]の地色に白菊を片口にあしらった胡蝶のデザインです。とっても地味な小振り袖で個性的でしょ!

 紅葉のお太鼓 宗山流胡蝶.JPG

帯は[立田川]図の唐織です。奈良県を流れる紅葉の名所で有名な事から、日本の意匠で立田川と云えば[紅葉に流水]です。

『皆様、胡蝶で御座います…』なんて、いつにも無くおしとやかな御挨拶の胡蝶。

琴の演奏に山田路子さんの篠笛で[竹田の子守唄]を踊りました。懐かしい幼い日の故郷、母の面影、そして子共への慈しみを表現する難しい演目です。

 銀杏返 宗山流胡蝶.JPG

衣裳は黒地に秋草の引き着。襟の色をひとひねりして芸者に見えるのを避けます。ほんのりとした[梅桃色]の半襟が役柄を決めます。本来胡蝶の似合う色ではありませんが…。何たって[母性]を出すんですから…

目に見えない物を表現する事、形にしてお見せする事が[舞踊]の使命ですね。精進致します。

 きざし 宗山流胡蝶 白無垢.JPG

ラストの[きざし]は復興の祈りを籠めて。胡蝶が台詞を書いて、演奏にのせて語ります。

きざし台詞

『鎮め賜えや 海霊(わだつみ)の 

猛し波風雨嵐 有為転変の世の中を

諸天全神大龍王 諸神諸仏の御光にて

森羅万象鎮め給え 清き花咲く永久(とこしえ)の 

幾千代 千秋万歳の 天地に光り 注ぎ給え』宗山流胡蝶作詞

 

 金時太鼓 宗山流胡蝶.JPG

今回の小山町公演の地元参加の皆さんと、終演後の記念撮影。

地元の小学生の太鼓チーム[公時太鼓]の皆さん。足柄山の金太郎… 坂田の金時[公時]にちなんでのチーム名なんでしょうね!とっても迫力のある演奏に大拍手でしたよ!

今回の公演、ヨーロッパの皆様の目に一体、どのように映るのでしょうか…。精一杯勤めて参ります。

 猫ニャン.JPG

帰りの駐車場で、津軽三味線奏者の廣原武美さんの愛猫ちゃんを抱かせて頂きました。

かっ可愛~いっ…。仔猫ニャニャゴ! 絶対に三味線にされないように祈ります。

白塗り後の又しても眉の無い胡蝶の顔のどアップ、風に舞い上がる髪に、さぞや仔猫ニャニャゴも怖かった事でしょう! 

10月9日 爽やかな秋晴れ

2011年10月10日

爽やかな秋晴れの早朝。衣裳、鬘と共に浅草を出発。いざ戦地に赴く!

世田谷の狛江エコルマホール、春ノ桜流舞踊会本番。

楽屋は殺気立っていました。それもそのはず、開幕早々から芸者の6人揃いの[華の宴]の演目とあって白塗りと衣裳付けが大忙しです。

春ノ桜流光祥 着付け.JPG

11曲を踊る朝の会主の着付けの様子。これは、薄墨の綸子に白菊の友禅が前面に描かれた大振袖の引き着。胡蝶お薦めの秋の正装を着付ける光祥先生。

 春ノ桜流 白塗り美人に囲まれて .JPG

こちらは開演直前の舞台裏での春ノ桜流の皆さんの決起集会に乱入する黒子の胡蝶!白塗り美人に囲まれて朝から空恐ろしかったです!

舞台袖 宗山流桃.JPG

舞台袖では、これまた黒子姿の扇、桃も緊張の中にも余裕の笑顔[ほくそ笑み]が…!どっからでも掛かって来いの表情が伺えますね!

楽屋では、衣裳のお手伝いに要も恵リンも加勢して戦場状態。

無事開幕から好調のスタート! 気がかりはチャマ[蝶ノ介]がいつまでも楽屋入りせず…まさか二度寝の大遅刻?

 若扇流社中 宗山流胡蝶.JPG

こちらは賛助出演の若扇流家元と若扇流の皆さんと!

頭に羽めいた飾りを付けて可愛らしい若扇寿美徳さん方…

 順調に演目は進み、ようやく涼しい顔で、何食わぬ楽屋入りのチャマ。

急いで御自分で薄化粧して舞台へ!

賛助出演の部の始まりです。

 山河 蝶ノ介.JPG

何度も御勉強させて頂いている[山河]ですが、毎回が初日、初心を忘れず丁寧に振りを積み上げないと特に紋付き姿の[素踊り]は芸が荒れます!なんとか無事踊り納め。続いて扇の[女さすらい]

 女さすらい 宗山流扇.JPG

綸子の端正な裾引きに、キリリとした夜会巻きで[女さすらい]初演。

要は[女の港]

 女の港 宗山流要.JPG

今回で[女の港]3演目となる要。[女さすらい]も[女のしぐれ]も演者の好みで髪型も夜会巻きでも、銀杏返しでも行ける曲なんです。帯結びも髪型に準じてお太鼓、角出しにして特徴を出すため、今日は扇は[夜会巻きにお太鼓]で、要は[銀杏返しに角出し]と、二曲続きで雰囲気を変えて上演。二人の個性がよく出ていて… 親馬鹿師匠。

  裏道の登場 宗山流胡蝶.JPG

上手から登場の胡蝶です。黒塀前の柳の端に後ろ向きに立ちます。[裏道の花]らしく、塀越しに芦の葉を覗かせています。

着おろしの[よろけ子持ち大名縞]の引き着に[八反の昼夜帯]を引掛けに締めて洗い髪。

 裏道の花 黒塀 宗山流胡蝶.JPG

[八反(はったん…八端とも書きますよ)]とは江戸の後期から織られている八丈島産の絹織物です。語源は1反が普通の絽の反物の8反分の重さに相当する処からこう呼ばれているんです。縦・横に褐色と黄色の縞模様を表した厚地の絹織物で本来は丹前や布団地などに用いていた物を、粋筋の間で帯として仕立てて締めたのが流行ったものです。

 八反の昼夜帯 宗山流胡蝶.JPG

けして贅沢品では無いのですが、素朴な味わいが黒繻子との取り合わせで[粋]なので珍重されたんでしょうね!源氏店のお富さんがこの[八反の昼夜帯]を〆るんです!すいません、又大幅に話が横道、衣裳談義にそれました…

 7時を回った78曲も千秋楽。

春ノ桜会 宗山流胡蝶.JPG

終演後賛助出演の家元の皆さんと記念の一枚。

後列右から高瀬佳久芳家元、巴舞翔家元、若扇美和徳家元、春ノ桜流光祥家元、花和昇扇家元、チャマ[蝶ノ介]と前列胡蝶です。

光祥先生も無事11曲踊り抜かれて大満足されていらっしゃいました。

皆様お疲れ様でした! そして長時間の応援感謝いたします! 

10月8日 光祥先生の気力、体力

2011年10月 8日

今月に入って、いきなり忙しくなりました。一日として舞踊にたずさわらぬ日は無く…

一昨日は常稽古終了後に、今月の講習会の[恋の柳橋]の振り付けビデオの撮影。ドイツ公演から帰国してからの講習会ですが、今から支度しておかないと間に合いません!

恋の柳橋.JPGのサムネール画像

わざとらしいおすまし顔で、振り付けシーンを扇さんが撮影!

昨日は、明日の春ノ桜流家元主催の春ノ桜流舞踊会のリハーサル。狛江のエコルマホールで一日掛りでした。

 春ノ桜流家元 春ノ桜流光祥.JPG

何と、11曲もの演目を御披露される会主、春ノ桜流光祥先生の気力、体力に脱帽。

 仙弥家元.JPG

御賛助出演される仙弥流家元と仙都弥さんの[お染久松]のお稽古風景です!

後見を担当するのは扇、桃の最強コンビ! …? 真剣なチエックが続きました…

バラエティーに豊んだ演目が揃った[春ノ桜流舞踊会]を是非お楽しみに!

 よろけ大名縞 宗山流胡蝶.JPG

これは今回染め上がってきた[よろけ子持ち大名縞]の引き着一式です。

明日の舞台で初御披露します!

何とも言えない[粋]と[野暮]が混在した縞の仕上がりをイメージして造ってみました。[縞]というと粋になり過ぎる事がありますが、こんかいは[よろけ]た縞の赤と白を黒地の縮緬に染めて、[キッパリ感]を和らげてみました。

 よろけ.JPG

いったいどんな顔映りになる事やら…。衣裳ばかりは、白く塗った顔で着てみなければ解らないんです…

怖いやら、楽しみやら… [裏道の花]で着用してみま~す!

元禄衣裳 宗山流胡蝶.JPG

これまた新誂した元禄の衣裳。明日の舞台で巴流家元、巴舞翔先生にお召し頂きます。

龍巳衣裳[宗山流とは別に運営している特選貸衣装部です]では、余所の衣裳屋さんに無い個性的な舞台衣装を製作、所蔵しています。

もちろん、明日の春ノ桜会さんも、自前衣裳以外は龍巳衣裳を使って下さっています! 

 綸子に朱の段ぼかしを染め、四季の花の丸を友禅と刺繍で仕上げ、銀箔を散らせました。比翼は薄い桜色に桜の花びらを銀箔で押しました。

 DSCF5294.JPG

[阿国]等に使用する元禄衣裳は、華やかさと絢爛を競う伊達衣裳です。良いですね… 華やかな衣裳を観ているだけで吸い込まれて行くようですね。今回の巴舞翔さんの阿国の衣裳は凄いですよ!こちらもお楽しみに!

 

春ノ桜流舞踊会 10月9日[日] 

会場:狛江駅前 エコルマホール 

10月1日 和装塾にて粋を語る

2011年10月 2日

[和装塾]は、日頃から胡蝶が個人的に御付き合いの深い、浅草の履物屋の老舗、辻屋さん主催で始まった、[和]を学ぶ塾です。浅草は観光の町、三社祭の町、だけでなく、和装関連の老舗や専門店の多い町。呉服屋や履物屋を始め帯、足袋、かんざし、かつら、半衿、扇子、手拭い等の専門店が集まっている町は、日本一の江戸情緒の濃い町です。浅草は昔も今も庶民の町…、偉い先生が教える、かしこまった和装の決まりごとではなく、浅草の粋な和の遊び心を知ってもらいたい…、そんな発想で辻屋四代目の富田里枝さんが始められた[和装塾]です。

 粋について.JPG

今回で第二弾、7回目の開催となります。胡蝶は、2回目の講師を勤めさせて頂きました。前回は[古着を楽しむ]という課題でおしゃべりさせて頂きました。

今回は[粋]について、お芝居や舞台、着物を通して見る[粋]を切り込みました。

[粋…いき]は英語などの諸外国の言葉に直訳する事の、[最も不可能]な日本語です!

[心意気]から発した[粋]という、江戸の庶民が、特権階級に対する[反骨精神]を原動力とした[精神文化]に裏打ちされたのが、[心意気]です。またそこに、[野暮][不粋]という対極の存在有っての文化である、[粋がる…]の文化等々…。そこを土台とする[着物]の発展に話を膨らませてみました。

[何と言っても胡蝶の持論と舞踊という側面からの片寄ったお話しで怪しさ満載です!]

何と休憩を挟んで2時間のトークもアッという間でしたね!大盛り上がりで一安心。ホッ、、、、、やはりおしゃべりより踊りの方が安心です。おしゃべりは、踊りより[暴走]しますんですよ…。今回も大部分[爆走]

講演というより漫談の様相を呈しておりましたとさ… ん、まったく!

 和装塾記念撮影.JPG

[和装塾]にいらっしゃる方は、着物好きが大前提の方がほとんどです。宗山流関連の参加も含め、とっても濃~い時間でした。

和装塾胡蝶親衛隊と.JPG

久々に親衛隊の小林益子さんも元気な顔を見せて下さいました。

[粋]については今後も、胡蝶真剣に学んでまいります。

とりとめもない話で申し訳ありませんでした。長らくの御静聴、有難う御座りました。 

金魚で.JPG

[麻鳥]での会食後は、三軒目の梯子で、日参しているゴールドフィッシュで寝酒のハイボールを…!

次回は [ 江戸っ子の二日酔いと、宵越しの借金 ] について語ったりして…!冗談冗談!

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