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胡蝶をどり日記

2012年7月の日記

7月30日 両国の川開きが起源

2012年7月30日

今年も東京下町の夏を彩る隅田川花火大会が行われましたよ!

平成24 花火見事.JPG

去年は震災の影響で、例年より一月遅れの八月末に開催されましたが、今年は例年通り七月の開催となりました。江戸の昔、8代将軍吉宗の時代に五月二十八日の両国の川開きの日をはじめとして、七月の二十八日までの間、何と、毎夜のように花火を打ち上げ、見物の人や舟でにぎわっていたそうです。

今年の花火は、東京スカイツリーの完成もあって例年にも増して大賑わい。

花火大輪.JPG

部屋のベランダからはこの様に見えますよ。

スカイツリーを挟んで第一会場、第二会場の二か所が見えるんです、がどっちを見ていいか忙しい…と御客様の声!

平成24 花火ベランダ.JPG 今年も親しい方を招いて花火宴会となりました。

夕方からワイワイ、ガヤガヤと大騒ぎ!

 平成24 花火大騒ぎ.JPG

胡蝶の舞台映像を観るやら、踊り談義に花が咲くやら…

もう誰にも止められません…

 平成24 花火松茸.JPG

今年の胡蝶の花火料理は初物の松茸で三つ葉のお浸しと、長芋の冷製すり流し、それと恒例のどんこ出汁の梅そう麺を拵えましたよ。

ビーフシチューは不覚にも焦がしてしまって大失敗!

 現在は技術の進歩で様々な色の花火が見られますが、江戸時代の花火は無色のオレンジ一色だったそうですが…

 胡蝶はこの昔ながらの、オーソドックスな無色のこれが一番好きです!

平成24 柳花火.JPG

良いですね~ 江戸花火の王道といった貫禄が…!

狭い我が家ですが、皆さん喜んで下さいましたよ!

 

そっ…そして花火大会も終わった深夜、チャマとコッシー、恵リンの三人は二次会宴会へと出かけて行き…

酔った挙句に… 

事もあろうに… 

ダイエット中にも関わらず…

深夜の錦糸町に出向き、博多豚骨ラーメン、という大罪を犯してしまったのであります!

それもワザワザ、タクシーに乗って…

翌朝… チャマは博多豚骨ラーメンの記憶が無いそうで…

何やら不機嫌そうな顔でモゴモゴと誤魔化していましたが…

『どうせ食べるなら記憶がある昼間に食べりゃよかった…!』等とタワ言!

そしていつもの逆切れ状態に… 呆れて何も云えませんね!

花火翌日に稽古場に訪れた恵リン情報によると、チャマは変え玉[麺の御代り]までガッツリといってしまったそうで…

恐ろしや恐ろしや…

__.JPG

そして…サマージャンボ宝くじを購入して、億の夢を宝くじ稲荷に祈るチャマでありました。

意味不明! 

7月25日 スカイツリーに初登頂!

2012年7月25日

先週の国立劇場以来、慌ただしい毎日でした。

20日の金曜日は初の東京スカイツリーに初登頂!

蝶吉さんの御誘いで、チャマと翔さん、美恵子さんと胡蝶の5人で行って参りました。

タワー足元より.JPG

真下から見上げた東京スカイツリーです。

あいにくの曇り空ですが、夜景の見晴らしには一切差し支えありませんでしたから幸いでした。

タワーエレベーター入り口.JPG ここが高速エレベーターの乗り口です。

あれよと云う間に展望デッキ、345m地点に到着。

033.JPG

そこから、更に上の展望回廊に昇るエレベーターに乗り換えです。

 東京スカイツリーの最頂点、451m地点。

頂上チャマ.JPG

実は… 高 所 恐 怖 症 のチャマ! 目が潤んでます!

夕暮れの大パノラマに見とれているうちにすっかり夜景。

 タワー乾杯.JPG

展望デッキの634[ムサシ]という完全予約制のレストランにて乾杯。

前日の国立劇場のお疲れ乾杯も兼ねて、ヴィンテージシャンパン!

 夜景シャンパン.JPG

25日振りのお肉… 頂戴いたしました。 味も忘れていました。

もう野菜と御酒だけで生きている[コオロギ]状態でしたから… 

タワー前菜.JPG

 ヒレステーキ.JPG

日本一の高さからの夕景で素敵なディナーでした。

下界.JPG

 

翌日土曜日は昼から衣裳部の整理。

夜は小学校の同級生との同窓会。

特に担任の佐久間慶子先生とは35年振りの再会!

佐久間慶子先生と (2).JPG

御歳82才の佐久間先生、あまりの御元気さにビックリ!

同窓会 清島.JPG

ここに写っているのは特に親しかったメンバーです。

左の手前は俳優であり、アニメ等の声優として大活躍の落合弘治君です!

江戸ッ子、下町組の清島小学校、濃~いぃ同級生ですよ!

深夜に及ぶ二次会も盛り上がって…

 

翌日、日曜日は胡蝶舞踊講習会でした。

今月の課題曲は[二人静]でした。 今回は[格調高く]が課題の演目です。

二人静 講習会.JPG 猛暑にも関わらず皆さん真剣にお稽古していらっしゃいましたよ。

特に[しおり]と云う、能から取り入れた[涙をぬぐう]形の表現は高度で難解な形ですから…

泣いていることを表す所作です。指を伸ばした手を、顔より少し離れた前方で目を覆うように上げて、こぼれる涙をおさえる動きです。同時に(おもて)を曇らせ(顔が少し下を向くようにして、悲しみなどを表現する)動作を同時に行うのが能の型です。片手で行う場合と両手の場合がありますが日本舞踊では片手が多いですね!両手で行うものを「双(もろ)ジオリ」といい、号泣していることを表現します。余談ですが!

 宗山流胡蝶 講習会 二人静.JPG

これは絽紗の生地に鳥獣戯画を染め抜いた盛夏の訪問着です。

百合時代帯 お太鼓.JPG

帯は昭和初期の、百合に秋草、観世流水の染友禅の絽の丸帯です。

それにしても… 暑い季節の着物は… 暑いです!

世間様は交代の夏休みで、何となくお休み気分ですが、宗山流はお稽古熱心な皆さんといつもに変わらぬお稽古三味です。

今日はチャマは神戸に精密検査に出向きました。

胡蝶は午後から高久さんと来年の海外公演のプランを打ち合わせ。

そして個人稽古をしてから夜、若柳禄寿先生と赤坂にて会食デートです! 

7月21日 第20回[若禄会]

2012年7月21日

一昨日国立小劇場にて行われました、若柳禄寿先生主催の第20回[若禄会]での胡蝶の[幽体離脱]の様子を御案内致しましょう。

 若柳禄寿 若禄会プログラム.宗山流胡蝶 藤本義一書

幸か不幸か… 日本晴れならぬ酷暑日。開演前から国立小劇場前は御客様の列が…

まずは楽屋稲荷に舞台の成功を祈願。

国立劇場 楽屋稲荷 宗山流胡蝶.JPG 今日の胡蝶の着物は白地の平絽に光琳好みの[立田川]の大胆な友禅です。

[立田川(たつたがわ)]とは奈良の生駒山から大和川に注ぐ川の名前で、古くからの紅葉の名所です。古今和歌集

の時代から[立田川=紅葉]という事になっています。

国立劇場正面ロビー 宗山流.JPG

チャマ、要、扇と揃って着物姿の4人組、正面ロビーで記念の一枚。

撮影は桃ちゃんです。

 恋まといのバック.JPG

今日の演目[恋まとい]にちなんで、バックは[纏づくし]の刺繍です!

若禄会 Eita[泉栄佑]さん

こちらは、メークアップアーチストのEita[泉栄佑]さん。可憐な[手習子]に扮して出番前の一枚。

可愛い娘姿で大喝采でしたよ!流石、若禄会 Eitaさん 

胡蝶は千秋楽前の出演なので、4時位まで客席で皆さんの舞台を拝見。禄寿先生主独特の振り付け、演出を凝らした演目の数々を堪能させて頂きました。

 着付け 宗山流胡蝶.JPG

そしていよいよ、胡蝶もいよいよ支度。

今日の着付けはいつもと違って特殊です。胡蝶にしては帯を下に締めていますよ。

 特殊柳.JPG

帯枕を使用せずに締めた超長~い浮世絵柳。

この帯山の形がこだわりの風情です。

楽屋の前で一枚。

恋まとい 宗山流胡蝶 出番前.JPG そして本条秀太郎先生の楽屋へ御挨拶に。

本条秀太郎 宗山流胡蝶.JPG

そこには…日本芸術文化振興会の織田絋二さん[前国立劇場理事長]もいらっしゃって腰が抜ける程緊張。

久々に御挨拶させて頂きました。

 恋まとい 宗山流胡蝶 柳.JPG

開幕前に舞台にて振りの確認。

極端に長い柳が解って頂けますでしょうか!

いよいよ緞帳が上がります。

本条秀太郎 宗山流胡蝶 

客席を陶酔に導く本条先生の名調子。

どっ、どうして… その風貌からして… その御声?

雄々しい御姿と、美声とのギヤップが… 信じられませぬ~ 本条様~っつ!

大変失礼を申し上げましたっ…。[絶句]

尊敬申し上げておりますル!

 恋まとい 宗山流胡蝶 若柳禄寿振り付け

胡蝶はと申しますと、いつもにも無く… ド緊張。

胡蝶の演目である前に、若柳禄寿先生の [振付け作品] として上演する事の重圧。

本条先生の構成、命名なさった[恋まとい]の重圧が全身にのしかかり、久々の幽体離脱が始まりました…

 恋まとい 宗山流胡蝶 本条秀太郎 舞台.JPG

心の緊張を悟られまいと、必死に表情筋を弛緩させる胡蝶でありました。

笑いながら怒る… みたいな荒技芸と一緒ですね!

でも、体温だけが一気に下がる不思議な感覚がありました。

恋まとい 宗山流胡蝶 横付き.JPG 中盤戦からは自分自身が何を踊っているのか夢の中…

本条先生のの声と三味線だけが遠くから聞こえてくる感じです…

恋まとい 宗山流胡蝶 本条秀太郎 見隠れ.JPG

静まり返った客席だけが異様に暗くて深い海の様に感じられた光景も、久々の感覚。

舞台は孤独です。

自分との時間だけが一瞬にして駆け抜けます。

恋まとい 胡蝶 .JPG 気が付くと、深々とお辞儀をしている胡蝶…

我に返りつつ、緞帳が下がって来ました。

一瞬にして深い眠りから醒めて、汗だく… 解って頂けるかな~この感覚。

自分が今、この舞台で何をしていたのか、記憶が無いんですよ。

はたしてちゃんと踊っていたのか、間違っていたのかも、15分の記憶不明。

催眠術から目覚めたような不思議な気分でした…。

不気味の国の胡蝶であります!

取りの会主若柳禄寿先生の[雨の四季]を下手袖より拝見しつつ又もや夢うつつ…

宗山流胡蝶 岡本健一.JPG 終演後に、三越劇場で共演させて頂いた岡本健一さんが楽屋に登場。

前回は幽霊役の胡蝶で共演の為、踊る胡蝶は初めて見て下さったそうで…

幽霊のイメージ払拭していただけたでしょうか!

禄寿先生 岡本さん 宗山流胡蝶.JPG

千秋楽を終えられた若柳禄寿先生と。

いつも所作指導している禄寿先生の姿しか知らなかった岡本さん、先生の舞台に改めて感激していらっしゃいました。

若柳禄寿先生、御一門の皆様、そして最高の演奏に感謝しつつ、寝ぼけまなこで国立劇場を後に。

本当に沢山の御贔屓の皆様、家元先生方、宗山流門弟会の皆さんが楽屋に御顔を出して下さり、華やかな一日に改めて感謝申し上げます。

それにしても… 誰か、15分間の記憶を返して下さい!

恋まとい 幽体離脱2.JPG

思い出せるのは… 雄々しい御姿と、美声とのギヤップのみ…

 

浅草に帰還して、胡蝶と愉快な仲間たちで打ち上げ生ビール!

記憶喪失の胡蝶の退院祝いのような打ち上げでした。

その後、又しても記憶喪失。

感謝の夢を見つつ… 深い眠りにつきましたとさ…

真夏の夜の夢を見る、不気味の国の胡蝶でありました! 

本日の撮影協力[辻正下駄娘 ・ 桃山宗家]

 

翌日は[東京スカイツリー]発登頂致します。

7月17日 猛暑の密稽古

2012年7月17日

九州の豪雨には本当に心が痛みます。

雨の力であれ程大勢の方が命を奪われるなどと、誰が想像できたでしょうか。

又しても改めて自然の猛威と、人間の無力を痛感しました。

関東は梅雨明け… とは言え…この猛暑日はどうした事でしょう。

 

明後日の[若禄会]の衣裳がようやく整いました。

 千鳥引き着 裾ぼかし.JPG

黒地縮緬の裾ぼかしに千鳥を染め抜いた意匠です。

胡蝶の未熟な写真ではなかなか裾の微妙な薄墨ぼかしの具合がお伝え出来ず残念です。

江戸っぽく、シンプルな色合いで統一してみました。

[千鳥]ですよ! [ハンペン] じゃありませんからねっ!

江戸時代からの[意匠(いしょう)]で波間に飛ぶ千鳥を図案化したものです。

ちよっと可愛くて愛嬌がある千鳥の意匠、胡蝶は大好きなんです。

決してハンペンじゃありませんからね。 

恋まとい 引き着.JPG 先日の吉原繋ぎの丸帯を乗せると… こんな感じです!

帯だけ単体で見るより、着物に乗せると一層吉原繋ぎの独特の[藤鼠色(ふじねず)]が引き立ちます。

これも、巨大鎖ではありませんよ、 [吉原繋ぎ]という粋な江戸の意匠です。

 角文字紋 宗山流.JPG

そして今回は[浮世絵]をイメージして紋付きの紋を1寸5分と大きく、宗山流の角文字を選びました。

江戸期の浮世絵の紋付きの紋は殊更に大振りで、単なる紋付きとしての意味を越えて大胆なデザインとしての位置付けもあったようです。

いくらシンプルと云っても白、黒、ジレーではあまりですから… 

紅振り布.JPG

もちろん袖の振りから覗く赤裏と、緋縮緬の襦袢、帯揚げ、しごき…等々[緋色]でアクセントを付けます!

是非、肉眼で[ハンペン]の裾引きに[巨大鎖]の帯を締めた 胡蝶の姿を御覧になってみて下さい。

 

今日は午前中に稽古場で汗まみれ… 独人稽古。

午後からは扇さんの稽古日です!

この暑さにもめげず皆さん真面目にお稽古にいらっしゃってますよ!

明日一日、[恋まとい]…調整します。難し過ぎる…! 

7月16日 [若禄会]の下ざらい

2012年7月16日

昨日はいよいよ[若禄会]の下ざらいが行われました。

三日前と同じく国立劇場の大稽古場です。

本条先生.JPG

今日は胡蝶が日頃から尊敬申し上げる俚奏楽の祖、邦楽界の神様、本条秀太郎先生との細かい三味線の打ち合わせを経て…

[恋まとい]を演奏して下さいました。

堅田社中.宗山流胡蝶JPGのサムネール画像

そして鳴り物はかの人間国宝、堅田喜三久先生はじめ、社中の皆様の素晴らしい御囃子です。

いゃ~あっ、あまりの素晴らしい演奏に… 踊りどころじゃありませんでしたよ。

下浚い 恋まとい.JPG

正面では若柳禄寿先生が細かくチェックを入れて下さいます…!!

外の気温は33° 胡蝶の温度は80°…と云った処でしょうか…

舞い納 宗山流胡蝶 本条秀太郎先生.JPG

前半は粋に始まり、艶っぽい振り付けを経て、華やかに三下がり[さわぎ]になります … 

が、段切れ(だんぎれ)[曲終りの部分を云います]は格調高く[御祝儀舞]の風情を残して深々とお辞儀をして幕となる段取りです。

変幻自在、緩急鮮やかな本条先生の超美声、三味線の糸音の艶… 堅田先生の力の抜けた洒脱な撥さばきが… 超一級の演奏でした。

胡蝶は幸せでしたよ。

 宗山流胡蝶 ホッ.JPG

下浚いを終えて脱力の胡蝶。

そんな胡蝶を余所目に…

超ちやっかり… !

蝶ノ介 - 本条秀太郎師匠.JPG

本条先生をつかまえて、貴重なツーショットをゲットしたチャマ!

生き馬の目を抜く早業で、胡蝶に自慢するんですよっ!

信じられません!

ここで今回の胡蝶のために御創り頂いた端歌ふきよせづくし、本条先生がみずから曲名まで付けて下さった[恋まとい]の詞章を御紹介しておきましょうね。

俚奏楽 恋まとい

 [年中行事]

〽初春の年始は裃のし昆布 如月空や梅香る 雛の祭りは桃桜 

鰹てっぺんかけたか不如帰 菖蒲刀や川開き 舟で遊びましょ

写し絵花火に紙芝居 アラ、評判評判 硯洗いや盆踊り 

月見 菊の節句や恵比寿講 サー顔見世 入れ代りに歳の市 

サーサ季節候大晦日 やったりとったり 賃餅の 

一夜明くれば年始の御祝儀 年玉投げ込み 羽根や手毬で 

一二三四五六七八九つ子供が集まりて 凧揚げじゃ 双六じゃ

 

[並木駒形]

〽並木駒形花川戸 山谷堀からちょいと上がり

長い土手をば通わんせ 花魁がお待ちかね

 お客だよ あぃあぃ

 

〽花の吉原仲之町 太鼓末社に おとりまき

 浮いた浮いたで上がりゃんせ 御二階で御手が鳴る

 御酒だよ あぃあぃ

 

 [露は尾花]

〽露は尾花と寝たと云う 尾花は露と寝ぬと云う

   アレ寝たと云う 寝ぬと云う 尾花がに出て現れた

 

〽清水は月と寝たと云う 月は清水と寝ぬと云う

  アレ寝たと云う 寝ぬと云う 月は田毎に 影映す

 

[さわぎ]

〽三軒町の三曲がり 曲がった角から三軒目

  あんたの商売何んじゃいな 私の商売三味線屋

  さぁさぁ 弾いたり張ったり

 

〽こぼれ松葉はあやかりものよ 枯れて落ちても 女夫連れ

  

〽送りましょうか送られましょうか せめてあの町の 角までも

 

〽花が蝶々か 蝶々が花か 来てはチラチラ 舞い遊ぶ 

 

江戸吉原の廓芸者が踊る…と云った趣向で御目に掛けますよ!

7月13日 国立劇場の大稽古場

2012年7月13日

昨日は国立劇場の大稽古場にて[若禄会]のツボ合わせでした。

ツボ合わせでは、演奏者、鳴り物さん、後見さん、狂言方、大道具さんとの細かい打ち合わせわが行われます。

国立劇場 若禄会 ツボ合わせ 宗山流胡蝶.JPG

いつもながら、広大な国立劇場の大稽古場です。

禄寿先生 国立ツボ合わせ.JPG

今日もパワフルな若柳禄寿先生。細かい表現にも鋭い指導が入ります。

前日も[十三人の刺客]のお稽古に一日張り付いて、午前零時過ぎの帰宅後に色々な支度で徹夜されたとか…

驚くべき体力、気力に脱帽です。

堅田喜三久 宗山流胡蝶.JPG

鳴り物の堅田喜三久[人間国宝]さんとの御囃子の打ち合わせです。

特に俚奏楽は軽妙な鳴り物が重要です。

くどき部分の[露は尾花]の件には、川瀬白秋社中の胡弓も入りますよ。

  

そしてチャマは大好きな御座敷遊び。

チャマ座敷.宗山流蝶ノ介JPG

実は今回はいつもの御座敷とは違って、TV番組のアド街ック天国の収録[浅草観音裏特集]の撮影のための御座敷です。

放送日が決まりましたらお知らせしましょうね。 

7月11日 [恋まとい]の扇

2012年7月11日

四万六千日は[ほおずき市]として親しまれている夏の江戸の風物詩です!

宗山流の稽古場からは目と鼻の先… といった金龍山浅草寺で行われていますよ!

 ほおずき市.JPG

今年はミカンのママからほおづきの鉢を頂戴いたしました!

可愛いでしょ! 折角のほおづきが葉の裏に沢山隠れています。

胡蝶のざんばら髪… お稽古中につき御容赦下さいませ…

それにしても見苦しい髪ですね…

 英邑流家元 英邑秀 稽古.JPG

宗山流の母… 秀さんが9月の久喜清流会の演目[恋の柳橋]のお稽古風景です。

傘の扱いがとても繊細な演目です。仕上がりをお楽しみに…

 

海老の扇 宗山流.JPG

これは、7月19日に国立小劇場で行われる若柳禄寿先生主催の[若禄会]で使用する扇です。

今回の[恋まとい]では4本の扇を使いますので、胡蝶の舞い扇の内から禄寿先生にお選び頂きました。

表が海老、

 鯛の扇 宗山流.JPG

裏が鯛の大胆な構図の[海老と鯛]の楽しい扇です。

墨の濃淡で描かれた絵に、朱の絵の具を垂らし込む、赤画(せきが)という技法で仕上げた扇。

東扇堂作です。これは[恋まとい]冒頭の[年中行事]という件で使用します。

柳に燕 宗山流.JPG

次に[柳に燕]の扇は[並木駒形]で使用。

余白の良く利いた扇です。東扇堂作

月に薄 宗山流.JPG こちらはしっとりとした[露は尾花]で持ち替える[月に薄]の季節感溢れる一本。

荒井文扇堂製です。

 そして最後の[さわぎ]ではこの宗山流の江戸文字の扇を使用。

宗山流舞扇 橘右之吉.JPG

若柳禄寿先生の舞台で宗山流の扇はとても心苦しく御遠慮申し上げましたが、禄寿先生が是非胡蝶らしくこれで踊って頂戴… と仰って下さったのでこれに決めました。

江戸文字の第一人者、橘右之吉さんに書いて頂いた角文字と宗山流の定紋をあしらった特製です。

舞扇には両面同じ絵付けのものと、裏表として描き分けられているものがありますよ!

今回の[恋まとい]では4本の扇を使います。

今日はこれから胡蝶の独り稽古です。 

7月6日 染め如源の丸帯

2012年7月 6日

明日は七夕の星祭り。運よく雨が降らなかったとしても…

東京の明るい夜景の空には天の川は見えにくいでしょうね。

 吉原繋ぎ如源.JPG

これは、7月19日に国立小劇場で行われる若柳禄寿先生主催の[若禄会]で締める帯を胡蝶がデザインしたものです。

白地の塩瀬に[吉原繋ぎ]を大胆に中筋に片寄せに染めて、垂れ先は胡蝶の愛する[如源]を染め出しにした図案です。

すっきりと白地に[藤鼠]一色で仕上げて、[金錂]の朱印の部分だけを[洗い朱]に江戸風にしてみました。

デザインはしたものの… 染め上がって来るまでは心配で心配で…

夜も眠れません…

今日のお昼はお友達家元の巴流家元、巴舞翔先生と若扇流家元、若扇美和徳先生と御食事。

今月出演される舞踊会の音源編集のお手伝いを少しばかりさせて頂きましたよ!

踊り屋が3人も集まると舞踊談義が尽きない事、尽きない事ったら…

とっても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 

そして一人、稽古場で[若禄会]の[恋まとい]の秘そ練を…

とっても苦しい時間を過ごさせて頂きました。

 

 

そして今日… ようやく仕上がって来ました…

 塩瀬吉原繋 如源丸帯 宗山流胡蝶作 (1).JPG

白地の塩瀬の[吉原繋ぎ]の丸帯!

今回は胡蝶のイメージ通りの帯が染め上がって来ました。

塩瀬吉原繋 如源丸帯 宗山流胡蝶作 (7).JPG

特に、大胆な[吉原繋ぎ]と垂れ先の[如源]の小粋なバランスが命なんですよ!

何と言っても 粋に 粋に

お太鼓や角出し結びと違って今回は[柳結び]にするので、あまり垂れ先の[如源]は見えにくい帯結びなのですが…

そこは気分の問題です。踊っている時に、柳の帯が揺れて、ほんの[チラリ]と朱印が垣間見えたら… 粋です。

 

黒地の[千鳥]の引き着もお楽しみに!

仕上がって来るまでは寝られません!

いけない、いけない… 秘そ練、秘そ練!

 

おっと…舞扇も決めなくっちゃ!

いけない、いけない… 秘そ練、秘そ練!

 

おっと…かつらの結い込みも決めなくっちゃ!

いけない、いけない… 秘そ練、秘そ練! 

7月3日 御無体な近況報告!

2012年7月 3日

一週間振りで失礼いたしましたっ!

先週水曜日は、胡蝶の中学校時代の同級生、山本将光のスペイン舞踊[ジャマキートフラメンコVol.29]の公演を観に行って来ました!

連れ立って行ったメンバーは、これまた中学校の同窓生3人、まさしく[女子会?]です!

30年振りに再会の友人も2人いて、お互いビックリ。

現在の胡蝶と合って… どう思ったんでしょうね!

 山本将光 舞台.JPG

山本将光は、幼少の頃からフラメンコの名門、小松原庸子スペイン舞踊団で修行を重ねて来ました。中学生時代から道は違いますが日本舞踊を修行していた胡蝶とはとても気が合う親友でした。

山本将光 ギター演奏 フラメンコの世界では、ダンサーも時にはギターやその他の楽器も演奏して盛り上げます!

演奏も素晴らしかったですよ!

山本将光 フラメンコ親子共演.JPG

何と二人の息子さんとも舞台で共演!

中央奥が長男の山本玲くん、右が弟の山本海君、

親子で同じステージに立てるなんて最高の気分でしょうね!

 山本将光 同窓生.JPG

終演後に中学校の同窓生の女子部に囲まれるジャマーキー[山本将光のスペイン名]てす!

熱つ~うぃ、スパニッシュな、感動の一晩でした!

 

そして少々体調を崩しつつ… 立て直しつつ… 土曜日から沖縄教室のお稽古!

沖縄空港.JPG

梅雨明けの沖縄空港、眩しい様な晴天!

いよいよ集中稽古開始です。

 055.JPG

まず初日は舞踊の基本的動作のお稽古。

そして今月の課題曲[高瀬川]を細かく細かく… 特訓。

夕食は沖縄公演以来お世話になっている割烹山川さんにて。

沖縄 山川.JPG

新名取の[宗山流芙蓉]さん、師範[宗山流花]さん 師範[宗山流蝶清]さんです。

翌日は午前中から夕方まで猛特訓です。

宗山流の定番演目[隅田川ぞめき]も始めました。

沖縄稽古 7月.JPG

いちばん左が師範[宗山流江]さんです!

 野菜食事.JPG

勿論、減量続行中の胡蝶は美味しそうなボリューム料理を横目に(見ぬふりして!)野菜中心の食事です!

三日目も午前中からのお稽古に、沖縄の師範の皆さん…よく耐えてくれました!

又来月、しごきに参りますよ!

 

泡盛.JPG

なんと那覇空港の特別ラウンジに… 美味しそうな[南風]なる泡盛が… 御自由にお召し上がりください…と。

美味しかったです!

 

そして一晩明けて、今日は若柳禄寿先生の御振り付けを頂戴しに午前中から富岡八幡の御宅へ

禄寿先生 稽古所前にて.JPG 先日と今日、2度のお稽古で振り付け終了… 禄寿先生~っ、禄寿先生~っ

禄寿先生は、胡蝶が不器用であると云う事を… 御存知 な い っ!

次回12日には、いきなり演奏の本条秀太郎先生とのツボ合わせ…

禄寿先生~っ、禄寿先生~っ 御無体な~っっ!

 

若柳禄寿先生は現在、7月13日 スタート、NHK BSプレミアムで始まる山本耕史主演の[薄桜記]の所作指導

薄桜記

また、高橋克典、坂口憲二出演舞台の『十三人の刺客(しかく)』の所作指導等々、他にも膨大なお仕事をこなされています!

感服。

そっ、それにしましても禄寿先生~っ、禄寿先生~っ 御無体な~っっ!

お稽古後、疲れもお見せにならず、御一緒に昼食。夕方のドラマ撮影の現場へと向かわれました…

禄寿先生~っ、禄寿先生~っ 御無体な~っっ! 

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