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胡蝶をどり日記

2012年10月の日記

10月29日 千川流二代目家元襲名披露公演

2012年10月29日

昨日、10月28日山形県の酒田市民会館で行われた[千川流二代目家元襲名披露公演]の様子を御報告致しましょう。

以前にも御紹介致しましたが、千川流二代目家元 千川貴楽は、胡蝶とは国立劇場の歌舞伎俳優養成所第8期の同期の桜であります。あれから28年… 本当に親しいお付き合いになります。

 

前日のリハーサルには東京からの出演者はじめ、長唄さん、鳴り物さん、スタッフ一同が現地入りして行われました。盛りだくさんの演目のリハーサルは夜の10時近くまで続きました。

会場の楽屋口から徒歩10歩の旅館で、翌日の大成功を願って皆さんと生ビール乾杯をして熟睡。

当日は胡蝶の行く舞台に雨あり… を又しても実感しつつ楽屋入り。

 千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 口上楽屋.JPG

幕開きは裃姿での襲名口上から…

髪型は洋髪で[シニョン]です。

 花柳錦吾 千川流二代目襲名 宗山流胡蝶.JPG

胡蝶の隣がビクターの舞踊歌謡の女王、相原ひろ子さん。

後列左から、花柳流の大重鎮であり、歌舞伎俳優養成所の恩師でもある花柳錦吾先生。

そして主役の千川貴楽、帆之丞先輩、立花志十郎、英御流寿光[中村芝皐]という顔ぶれです。

千川流二代目襲名 宗山流蝶ノ介 相原ひろ子.JPG

こちらは蝶ノ介と相原さんの一枚。

終演時間が少々危ないので5分前倒して開幕。業界では5分[巻き]といいます。

 

御囃子の梅屋巴さんはじめ、長唄の杵屋五杏社中の皆さんも朝から沢山の演目を演奏。

そして襲名演目の手始めは歌舞伎舞踊の[春興鏡獅子]です。

 千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 御鏡前.JPGのサムネール画像

胡蝶は[手引き]という主演の小姓弥生の手を引いて出る局の吉野を勤めさせて頂きました。

もちろん[局(つぼね)]ですから眉はありません。ドラマの大奥の局は美観を考慮して眉がありますが、歌舞伎の大奥物は眉はありえません。怖すぎますが…

 千川流 宗山流胡蝶 鏡獅子.JPG

美しく初々しい千川貴楽の小姓弥生です。眉が羨ましいですね!

 千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 帆之丞 (2).JPG

こちらは後見の帆様[帆之丞]との一枚。

 宗山流胡蝶 鏡獅子 幕開き.JPG

胡蝶も最初で最後の役でしょうから…楽しませて頂きました。

千川流二代目襲名 鏡獅子.JPG

胡蝶[私事ではは無く、蝶の精の役名です]を千川貴楽の二人の愛娘が勤め、感動の親子三人競演の幕切れに惜しみない拍手の嵐。記念の[春興鏡獅子]でした。

 

そして次なる出番は、再演の[棒しばり]です。

 千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 女大名.JPG

胡蝶は今回も、女大名を勤めさせて頂きました。

冒頭、太郎冠者とのやりとりの台詞を忘却。長い魔の時間が…

なんとか台詞を創作してやり過ごしました。失礼いたしました。

 千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 棒しばり.JPG

太郎冠者、次郎冠者のお二人は[英御流寿光さん]研修生仲間の息の合った再演と云う事で息の合った楽しい舞台でした。

千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 (218).JPG 三人の安堵のこの表情!

さぁ、ここらからが実は楽屋が大変な事に…

酒田発の終電に長唄、鳴り物の皆さんが飛び乗らなければならないのですが… プログラムどうりに上演していては到底間に合わない事が判明! 大ピンチ!

そこで、音源で上演できる歌謡曲演目を後回しに変更して、とにかく長唄演目を連続上演!

[二人道成寺]に引き続き[初桜道成寺]… と云う前代未聞の道成寺観賞会に引き続き、特別出演の花柳錦吾先生の[島千]… しませんと云っても[お島千太郎]じゃありませんよ! 長唄の[島の千歳]の事を我々は[島千(しません)]等と略して云うのです!

千川流二代目襲名 花柳錦吾.JPG

話が脱線。

絶品[島千]の緞帳が下りるや否や…

お解りいただけますでしょうか、演奏家の美女軍団の皆様の背中に羽が生えかけて、心なしかお尻が浮き加減なのが…

千川流二代目襲名 梅屋巴社中.JPG

 

長唄、鳴り物の美女師匠の皆さん、見た事の無い形相で三味線を抱えるやら、大太鼓を担ぐやら…

一目散に酒田駅めがけて、会場を後にされたので御座います。

無事電車に乗り込まれたとの事で、スタッフ一同一安心!

そしてまだまだ続く襲名公演。

 

胡蝶は千川貴楽さんのリクエストで[唐人お吉物語]を上演させて頂きました。

 千川流二代目襲名 胡蝶 お吉前半.JPG

千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 お吉.JPG

前段と後半を通しで上演させて頂きましたよ。

 千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 後のお吉.JPG

今年は何度も[お吉]を上演させて頂く年でした。

初めて胡蝶のセリフ物の舞踊芝居を御覧になられた山形の皆様の目にはいったいどの様に映ったのでしょうね!

 

数々の千川流の皆さんの熱演も夜の7時40分に迫り、いよいよ最終演目。

何と千川貴楽、帆之丞先輩、立花志十郎、英御流寿光、宗山流蝶ノ介、千川信也、胡蝶の七人による[清盛残照]は黒紋付き姿で全員集合。

千川流二代目襲名  夢幻信長.JPG な、何と… あろう事か、胡蝶も恐ろしい男装で 恥ずかしい思いを致しましたではありませんか!

黒紋付、素顔ですよ! 

 千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 夢幻信長.JPG

眉だけ書いて! 

泣けてきます… 恥ずかし過ぎます…

千川流二代目襲名 清盛残照.JPG

緞帳が下がって来て… 場内弩涛の拍手… 

複雑な気持ちの胡蝶…

これこそ幻の紋付き顔合わせ特別演目にて千秋楽でした。

 千川流二代目襲名 ラスト.JPG

10時間に及ぶ千川流二代目家元襲名披露公演… 

 千川流二代目襲名 宗山流胡蝶 帆之丞.JPG

沢山の御客様がお帰りにもならずに応援して下さいました!

東京から宗山流関連の応援団体も!感謝です!

 

終演後10時からの大打ち上げパーティーです。

 ビール大好物の帆様! 英御流寿光 さん

 帆之丞 ナマビール.JPG

錦吾先生の[教え子]として研修生4人を会場の雛段前に呼び出した錦吾師匠!

教え子.JPG

『みんな立派に舞踊家になって本当に嬉しい…』と仰って下さり、こちらの方が感激!

酒田二次回.JPG そして恐怖の二次会は相原ひろ子さんも巻き込んで、大道具さん、照明さんたちと酒田の夜!

千川流二代目家元 千川貴楽さん、本当におめでとう御座いました。

 

そして今日は蝶吉さん、綾さん、蝶香さん、チャマと昼間の温泉に入り夕焼けの庄内空港を後にしました。 

庄内空港.JPG

明日からは大江戸顔見世名流撰第24回、清流会に向けて一気に駆け抜けます!

 

 

10月23日 二日続けて[お吉]三味!

2012年10月23日

先週末の胡蝶舞踊講習[お吉]の様子と、翌日の名流祭での[お吉]の様子を御報告致しましょう。

何と、残暑も収まり、気持ちの良い秋晴れと云う事もあって…

今月の講習会も押すな押すなの参加者の皆さんの熱気で大賑わい!

 講習会 お吉の様子.JPG

小道具の三味線変わりに棒をお使い頂きましたよ。

皆さん難解な振り付けにもめげずによくお稽古されていました。

胡蝶は最近の過密スケジュールでヨレヨレ気味です。

 お吉講習.JPG

これはフィリピン国籍のマニラの怪しい師匠ではありませんよ!

でも、こうなると…目元と云い、大きすぎる唇と云い…もはや何処からどう見てもマニラ生まれのの怪しい師匠にしか見えませんね。

講習会終了後は来月の清流会のかつら合わせでした。

鬘合わせの様子.JPG

スッ、スミマセン。本番は美しく変貌を遂げたお姿をご覧頂く予定で御座います。

手品の種明かしのような極秘写真を掲載してしまって…

マニラ師匠はとんでもない写真を掲載してしまったものですね!

 

そして翌日は東京中日新聞主催の第20回、名流祭でした。

朝から3階席まで超満員の浅草公会堂。

全国の家元の熱演の火花が飛び交います!

ちなみに胡蝶は平成9年〔1997年〕の第5回から15年出演させて頂いていますよ!

お吉衣裳 宗山流胡蝶.JPG 今回の衣裳、少々胡蝶のイメージより綺麗な仕上がりで残念。

ヤレた縞の小紋の引き着でもよかったと思っています。

帯は茶に文字散しの丸帯ですが… やっぱり綺麗事すぎて物足りません。

もっと[汚れ]てなくっちゃ…。

宗山流胡蝶 お吉.JPG

髪は、油っ気を全て洗ってしまって、艶の無いパサパサに仕上げて頂きました。

鬘も美しく艶々に仕上がっていれば良い… と云う訳ではないんですよ、

[裏ぶれの美]には[華美]は不必要なんです。

[道成寺]等とは[真逆]の世界感ですね。

 お吉揚げ幕.JPG

いよいよお吉、下手の仮花道からヨレヨレと登場です。

マニラ師匠はヨレヨレで御座ります。

下田のお吉 宗山流胡蝶.JPG

ヨレヨレお吉にはうってつけの体調でした。

お吉に差している玉簪は異人屋敷にちなんで[ギヤマン細工]の珍しい簪。

紅珊瑚や翡翠のような贅沢物は、後のお吉は使用しません。

下田港付近の海辺の景色の風情を想像しつつ踊りましたよ。

宗山流胡蝶 唐人お吉.JPG この曲の台詞に『あゝお酒が欲しいよう、お酒で何もかも忘れてしまいたいのさ 愚痴も涙も枯れ果てました

あゝ あたしの人生ってなんだったんだろうねぇ…』こんな哀しい事を云うんです…

胡蝶は台詞は地声で云いますが… 哀し過ぎる切ない台詞でした…

 お吉幕切れ 宗山流胡蝶.JPG

三味線を担いで幕切れとなります。

 

終演後は出演者の家元方がロビーで御客様をお見送りです。

大先輩の家元が大勢ですから胡蝶もドデカイ身体が小さくなってましたよ。

 真乃先生と宗山流胡蝶.JPG

こちらは新舞踊会の大御所、真乃繪吏家元です!

ロビー.JPG

ロビーはお客様の波でごった返していました!

 親衛隊とお吉.JPG

何と親衛隊の皆さんと、久しぶりに〔左〕七沢翠先生[宗山流翠]さんも応援に来て下さり感激でした!

翠さん… 早くお稽古再開しましょう!

という訳で、ごったがえした第20回、名流祭でした。

 

夜は… お吉様を忍んで酒浸りの胡蝶と下駄娘正恵!

乾杯お吉.JPG

『あゝお酒が欲しいよう、あゝ 胡蝶の人生ってなんだったんだろうねぇ…』

マニラのお吉[胡蝶]はヨレヨレで御座ります。

 

写真撮影、下駄娘正恵 チャマ太郎 

10月19日 講習会は[お吉]です

2012年10月19日

明日の胡蝶舞踊講習会は[お吉]です。

唐人お吉を題材にした曲は色々あります。今回は島津亜矢の舞踊歌謡曲の[お吉]です!

今回のお吉は、恋しい鶴松と別れてしまった後のうらぶれてからの後半生を表現したものです。

第13会宗山會  お吉 宗山流胡蝶.JPG

これは五月の宗山會で上演した折の[唐人お吉物語]の前半の衣裳です。

下田芸者のお吉は、新内の名曲[明け烏(あけがらす)]の三味線の名手だった事から[明け烏のお吉]と呼ばれていたと伝えられています。この事からお吉の衣裳には[鴉]の柄のものがよく使用されるんです。

明日の講習会、お楽しみに!

 

そして明後日[10月21日]に浅草公会堂で行われる東京新聞の名流祭で、胡蝶はこの[お吉]を上演させて頂きます。

胡蝶の出演は千秋楽の一曲前となります。

今回は東京新聞の名流祭の20回記念公演のため、最後にロビーにて出演者による送り出しがあります。

こちらもお楽しみに。

 

そして早速、来月の大江戸顔見世名流撰、第24回清流会のポスターを掲載させて頂きます。

清流会 24ポスター.jpg

今年も盛りだくさんの華やかな演目、浅草会では最高の番数、55曲が勢揃いしました。

A4ウラ_3.jpg

特別演目の[胡蝶演歌舞踊の世界-情炎]もお楽しみ頂きますよ! 

10月16日 第二回沖縄特別公演決定

2012年10月16日

昨夜、沖縄教室の稽古から戻って参りました。

今回も先週の土曜日から三日間の強化稽古でした。

[高瀬川][二人静][大慶の舞][女春雨破れ傘][隅田川ぞめき][風の盆恋唄]と…みっちりお稽古させて頂きました。

那覇師範会 宗山流花 宗山流江.JPG

眉の無い胡蝶の左が、沖縄師範の宗山流花(はな)、右が宗山流江(こう)です。

 稽古風景那覇.JPG

本当に熱心にお稽古をする沖縄教室の皆さんです。

やはりまだ那覇はエアコンを入れなければ汗ばむ気温です。

沖縄稽古 宗山流花 宗山流江 宗山流芙蓉.JPG

宗山流義の振り付け、体の使い方に戸惑いつつも、ひとつひとつを基本から徹底的に習得して頂いています。

眉が無い… と云うのは本当に恐ろしい事なのですね!

 オリオンビール.JPG

やはり沖縄はオリオンビールで乾杯です!

今回も[日野]さんのお料理、美味しかったです。

 日野さんの料理.JPG

そしていよいよ、来年の10月27日土曜日に、国立劇場おきなわでの[胡蝶華舞台、第二回沖縄特別公演]、宗山會沖縄教室御披露目公演が決定致しました。

おきなわ国立.jpg

一年後の国立劇場おきなわに向けて猛稽古に取り組みます!

こうして今月の三日間集中稽古も無事終了しました。

台風接近中のギリギリゼーフで帰りの便に飛び乗りました。

 

これは先週末、稽古場で、今月の講習曲目[お吉]の講習ビデオ収録の様子です。

講習曲 お吉.JPG

週末、20日土曜日の講習会終了後の[胡蝶の舞踊講座]は、今回は清流会のかつら合わせのためお休みとなります。

[お吉]の小道具は三味線ですが、お稽古[講習]の折は縄暖棒等でいいですよ!

是非御参加下さい! 

10月11日 園の会舞踊研究会

2012年10月11日

今年で11回目となる[園の会舞踊研究会]をお手伝いさせて頂いて… 何と10年が経ってしまいました。

主催者の園雀園先生とも15年のお付き合いになります。

会場は大井町のきゅりあんホールです。

 宗山流胡蝶 白塗り黒子.JPG

勿論、胡蝶も黒子…させて頂きましたよ。

怪しすぎます… 目立ち過ぎます… [黒子]とは気配を消して舞台の介助をするのが本分…

怪し過ぎます… 白塗り黒子!

扇、桃、学で音響、進行…そして白塗り出演です!

今年の特別演目[胡蝶舞づくし]は白綸子の衣裳で[哀愁波止場]と[宇治川哀歌]から開幕です。

宇治川哀歌 宗山流胡蝶.JPG この丸帯は、[締め切り]と云って、経糸を段々に染め分けて織り出す[能装束]の流れを汲む織物の意匠です。

金唐草に鳳凰と龍の丸を織り出したもので、初めて締めてみました。

締切り鳳凰唐草丸帯 宗山流胡蝶.JPG

桃演目[望郷じょんから]に引き続き扇演目[女さすらい]です!

園の会.JPG

すいません、桃は黒子に着変えています!

胡蝶はこの間に着替えさせて頂きました。

細雪 宗山流胡蝶 格子小紋.JPG

地味な焦茶の格子の小紋の裾引きの比翼[二枚重ねの裾の返り部分です]は、時代友禅の金茶地に紅葉、文字散しをあしらいました。

格子引き着.JPG

これは以前[一葉恋歌]の衣裳として染めた格子の引き着です。

 宗山流胡蝶 時代角出し.JPG

帯も時代友禅の濃紫地に琵琶に鳳凰の意匠の昼夜帯を[角出し]に締めています。

[細雪]を踊りました。

髪型は[銀杏返し]です。日本髪の中でも普段着の結髪として幅広い役柄が結っています。

それこそ芸者から人妻、娘から牛鍋屋の女中に至るまで[銀杏返し]を結っていました。

微妙な髷の根の位置と、丸みで役柄を結い分けるのが床山の腕の見せ処ですね。

 宗山流胡蝶 銀杏返し.JPG

胡蝶の銀杏は、髷の根の位置を相当低く取って結ってあります。

[さりげなさ…] が命の形で、胡蝶はうるさいですよ… 銀杏返しには!

[婦系図]の湯島境内のお蔦なんかは、もう少し微妙に髷を大きく仕上げますよ!

余談でした。

 園の会の皆さんと 宗山流胡蝶.JPG

園の会の皆さんとの記念の一枚!

会場いっぱい、立ち見のお客様で盛り上がっていました。

改めて10年のお付き合いを振り返りつつ大井町を後にしました。

今日は今月の講習会の課題曲[お吉]の映像を撮影します。 

10月8日 第35回新日本舞踊協会

2012年10月 8日

昨日の[10/7日曜日]の新日本舞踊協会主催、第35回全国舞踊大会に特別ゲストとして、初めて出演させて頂きました。

その浅草公会堂での舞台の様子を御報告致しましょう!

朝から… 雨オンナ胡蝶は恐るべし…といった空模様。

朝、稽古場で2度程[深川マンボ]を浚ってから楽屋入りしました。

宗山流遊 山河.JPG

宗山流からの出演者としてはトップバッターの宗山流遊の[山河]は久々に再演の演目でした。

 新日本舞踊協会 (151).JPG

胡蝶は[道成寺]を踊らせて頂きました。

今回は引き抜きをするバージョンです。

 宗山流胡蝶 道成寺 決り.JPG

これは、道成寺の鐘を見込む、[決り] の形です。この形と目線で道成寺の善し悪し、踊り手の技術レベルが解ってしまう…と云う位大切な形なんですよ! 

道成寺 宗山流胡蝶 金冠.JPG

これは[京鹿子娘道成寺]の折の、[決り] の一枚です。これこそ[本決まり]の難しい形。

胡蝶も一生に一度でもこの[決まり]を完成させたいものです! 余談

風邪気味で抗生物質を服用している為か、今回とても衣裳が重たく感じてしまいました。

新日本舞踊協会 道成寺 開演直前 宗山流胡蝶.JPG

開幕前に緞帳内での一枚です。

 そして二日酔いの蝶ノ介による、蝶ノ介の為の引き抜きは行われたのであります。

引き抜き 瞬間 宗山流.JPG

これには引き抜かれる胡蝶の方が緊張!

何とか事無かれにて…

海老反り 宗山流 道成寺.JPG

そして風邪気味の、風邪気味による、風邪引き海老反りも何とか…

無事、風邪気味道成寺を勤めさせて頂きました。

そして、二日酔いチャマは当初予定していた[桜の花の散る如く]を自らの稽古不足を逆手にとって[山河]にすり替えようと云った魂胆でしたが… 残念な事に遊さんが踊っている為に、甘い考え其の①は断念。

次なる一手は[狼]を踊る… と云い出し演目当日変更。

新日本舞踊協会 (240).JPG

恐るべし… 日本舞踊の舞台を何だと考えているのでしょうね!

知らんプリして涼しい顔して? 二日酔いの大汗で踊っていましたとさ…

[お稽古嫌いの本番好き…チャマ太郎]

 

そして問題の[大江戸浅草花太郎~深川マンボ]です。

宗山流 深川マンボ スチール.JPG

要、扇との三人で勤めます。

今回は宗山流の定紋の首抜き衣裳で踊りました。

大江戸浅草花太郎 宗山流胡蝶.JPG この演目は毎回色々な衣裳で上演しています。

 髪型は[七三稲瀬]と云いますよ!

宗山流胡蝶 首抜き衣裳.JPG

前半の[大江戸花太郎]は胡蝶が一人で踊っています。

[深川マンボ]から二人が加わるのですが、早間のアップテンポの曲調をぴったり息を合わせなくてはならない難曲。

深川マンボ 宗山流 要 宗山流扇.JPG ヒヤヒヤ、ドキドキの連続。

ましてや芸者のお二人さんは涼しい顔して裾引きを着て踊るんですよ…

深川マンボ 宗山流  袖から.JPG

 帯も宗山流の各文字を染め抜いた塩瀬の丸帯です!

こちらも何とか無事勤めさせて頂きました。

新日本舞踊協会 奥村会長.JPG

中央は、こちらの協会理事長の奥村さんです。

胡蝶は初対面でしたが、とても喜んで下さっていましたよ。

風邪気味の舞台…何とかなっていたのでしょうか…!

皆様の声援に支えられて今日も幸せでした。

撮影は勿論下駄娘正恵と恵りんです!

 

  

10月3日 土佐ふじ和流の5周年

2012年10月 3日

栃木の船生歌舞伎村から一日仕込み直しをして一路、土佐の高知。

今回は、土佐ふじ和流の5周年の舞台のお手伝いをさせて頂きました。

やっ、やはり[雨おんな]の異名を誇る胡蝶… 今回は雨どころか台風17号直撃…

蝶ノ介はじめ、顔師、着付けさんは前日の午後には高知入りしていたため何とか成りましたが…

当日高知入りするはずの親衛隊の皆さんも、当日の直撃を恐れて前日入り。

小道具、化粧道具は無事到着…

衣裳の帯の忘れものに気付きてんやわんや…

これも急遽、越谷の稽古を終えた要が前日の最終便にて帯を抱えて高知入り!

ひとまず安心。

当日の高知は台風の影響で荒れ模様の天気。

ところが… 会場ののいちふれあいセンターは開場を待つ御客様でごった返していました!

ふじ和流家元 ふじ和美和.JPG

土佐ふじ和会、家元のふじ和美和先生です。

いつも[胡蝶華舞台]高知特別公演や、清流会浅草本会にも御出演頂き、親しくさせて頂いています。

ふじ和流の皆さんの熱演が続きます。

特別演目[胡蝶舞づくし]は先週御披露目の、薄墨の桜の引き着で[かしく道成寺]より御披露。

 ふじわ会 宗山流胡蝶 楽屋.JPG

ロビーでふじ和会の後援会長の坂本孝幸先生[高知県議会議員]との一枚。

ふじわ会 坂本先生.JPG

本当に鮨詰め状態の場内は熱気が溢れています!

 ふじわ会 山河.JPG 

チャマも後見の合間に[山河]を御披露させて頂きました!

要は今回急遽、衣裳部補佐としての助っ人のため裏方です。

『せっかく高知まで来ていただいたなら踊って下さればいいのに…』とさんざん云われてしまいましたね!

又次の機会に…

 こちらは高知宗山流の野村美枝子さんです。

 宗山流  野村美枝子.JPG

賛助出演で[女春雨破れ傘]を御披露。とっても鮮やかに粋な仕上がりでした。

 胡蝶は後半立ち役です。

ふじわ会 立ち役 楽屋前.JPG

いつもは早変わりで、女の白塗り化粧の上から色味を足して立ち役になるので、やや色白のやさ男になってしまうのですが、今回は少々時間があったので、一度白塗りを落としてパンケーキで仕上げました。

 ふじわ会 佐渡の恋唄.JPG

演目は[佐渡の恋唄]でした。

 38曲、4時間半に渡る公演も超満員の御客様の声援に支えられて千秋楽。

土佐ふじわ会 千秋楽.宗山流 JPG

それにしても、台風のさなかであれだけの大入りだったのですから… 

台風の為バス一台分の団体さんが来場を断念したんですよ!

足元が不安な御高齢の方も沢山来られない方がいました。

台風が来ていなかったらいったいどうなっていたんでしょうね… 

処が、当日の最終便で高知から東京に帰る筈の顔師、着付けさんは東京が台風の為欠航。

もう一晩高知で足止です!

 ふじわ会 打ち上げ鯛.JPG

打ち上げの鯛のお刺身。

胡蝶似のギョロ目が…怖いでしょ!

ふじ和美和 宗山流.JPG

御挨拶をする胡蝶とふじ和美和先生。

ふじ和美和先生、目が感無量を物語っていますね!

[寝ていらっしゃるんじゃありませんよ!!]

 ふじわ会 伯父 叔母.JPG

胡蝶の父の兄弟です。

左から長女、愛子叔母ちゃん、高知後援会の藤川さん、二女、郁子叔母ちゃん、本家の長男、小松亮伯父さんです。胡蝶の父は末ッ子で8年前に一番乗りで逝きました! 皆長生きでいつも胡蝶を応援してくれています!

本当に大盛況の土佐ふじ和流の5周年でした。

 

次の日は、東京からの親衛隊の皆さんといつも胡蝶が御紹介している現代の名工に選ばれた島田和幸シェフのレストラン[ボヌール]にて昼宴会。

ふじわ会 ボヌール打ち上げ.JPG いつも高知は和食、皿鉢料理[さわちりょうり]が多いのでたまにはフレンチで気を変えて…

 ふじわ会 ボヌールステーキ.JPG

いつもながら精緻なお料理でした。

昼食後、親衛隊さん、要は空港へ。東京を目指します。

週末の浅草公会堂までのサヨナラです![毎週舞台を追いかけて下さるんですよ!脱帽]

胡蝶とチャマは土讃線というローカル線で土佐御免駅より讃岐の琴平へ!

琴平温泉、桜の抄に辿り着きました。

琴平の町.JPG

讃岐はこんな不思議に盛り上がった美しい山が多いんです。太古の昔は海底だった地層に多く見られる形の山だそうですよ。

松山からコッシーも温泉大会参戦!

どっぷり疲れていたので、温泉三味… といきたかったのですが生憎、胡蝶は風邪気味!

翌日は讃岐の金刀比羅大権現参詣。

江戸時代中期から全国の庶民の信仰が厚かった金毘羅講の大本山です。かの森の石松が、清水の次郎長親分の代参[変わりに参詣する事]をして次郎長の刀が奉納されている事でも有名ですよ!

江戸時代末期には「こんぴら船々追風(おいて)に帆かけてシュラシュシュシュまわれば四国は讃州那珂の郡象頭山金毘羅大権現一度まわれば」との民謡が流行り、座敷唄としても残っていますね。

 神馬月琴号.JPG

厩に美しい白馬の神馬ちゃんが!

胡蝶は熱があるので凄い顔しています… ゴホンゴホン…

とっても辛かったのですが、讃岐まで来て金毘羅大権現に参詣しなかったらそれこそ罰が当たりますから…

 金比羅本宮 (2).JPG

七八五段の石段を上がると絶景の高台からの琴平の町が一望できます。

 金比羅本宮 (1).JPG

ようやくたどり着いた金毘羅大権現の御本宮です。

霊験あらたかなる御本宮に芸道精進、風邪気味退散を祈りました。

金比羅様参り.JPG

016.JPG

琴平の町では[ちょうさや喧嘩まつり]の当日でした。

蝶ノ介 琴平山車.JPG

 華やかな山車の前でチャマは御機嫌です。

夕方からコッシーの転勤先、高松の町で宴会… の予定でしたが…

あまりにも風邪がひどいので、宴会はチャマに任せて、胡蝶は一日早く浅草に帰って来ました。

 

今日は一日衣裳部の仕込をしつつ、週末の[深川マンボ]の振りを稽古しつつ部屋に籠っています。 

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