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胡蝶をどり日記

2014年4月の日記

4月30日 久々の大衆演劇

2014年4月29日

若扇会を終えた胡蝶は、21日早朝…

一路大阪へ向かいました。

 

午前中に松竹衣裳大阪店での打ち合わせ…

こちらは[蝶の道行]の引き抜きの衣裳です。

011.JPG

宗山流ではほぼ舞台の本衣裳は宗山流の衣裳部の所蔵ですが、
特殊な衣裳や、日頃はあまり使用する機会の少ない衣裳は、主に大阪の松竹衣裳さんから調達致します。

 

午後からは、千里中央にあるFM 放送のスタジオへ…

FM千里 (2).JPG

関西舞踊協会の若柳青先生がパーソナリティを務めるラジオ番組の収録でした。

FM千里 (1).JPG

胡蝶の私生活から、舞踊談義など楽しく4週分の収録をさせて頂きました。

FM千里 (3).JPG

ありましたよ…ゆるキャラ
さすが、日本一のゆるキャラ大国大阪…
千里中央 FM のゆるキャラちゃんです…

収録を終えた胡蝶は、急いで伊丹空港へ…

福岡経由で沖縄の那覇に入りました。

今月の沖縄稽古です。

今月も三日間の集中稽古をさせて頂きました。
沖縄の稽古も今年で三年目に入ります。
私が気難しいせいでしょうか…なかなか門弟は増えませんが…
少ない人数ながら丁寧なお傾向積み重ねています。
いずれお弟子さんが増えてくることを願つつ…

三日間の稽古を終えて24日は那覇から直接、浅草によることなく、羽田空港から行田に向かいました。
月刊誌[演劇グラフ]の胡蝶突撃取材のために茂作座さんに…
夜の部が終わった劇団の皆さんは深夜の胡蝶の到着を待っていて下さいました。
11時から口立ての稽古、舞踊の稽古が始まりました。
朝の4時まで芝居談義…
今回の劇団は、新喜楽座さんです。

実はこちらの若座長、松川兄弟のお二人…、五年程前に一度商業演劇の舞台でご一緒した事があります。
何と当時は、十代半ばだったと云うことでいまさらながらびっくり致しました。
お兄ちゃん座長が22歳、弟座長が19歳という若さです。
ちょっとショックでした。
余りにも胡蝶… 年増過ぎます…

一夜明けて、浅草から衣裳かつらと共に、扇さん、桃ちゃんが学の運転で到着。

みんなとも久しぶりの再会です。

宗山流胡蝶 松川兄弟  (2).JPG
 

お芝居は、胡蝶が踊りの師匠の役です。

踊りの師匠の役なんて…何だか変な感じですね…

宗山流胡蝶 松川兄弟  (1).JPG

こちらのピースサインをしているのが松川兄弟の弟座長です。
十代とは思えない、落ち着いたお芝居をなさいますヨ…

宗山流胡蝶 松川兄弟  (3).JPG

序幕も幕切れも役柄的に縞の着物です。
江戸時代のお芝居は、本当に縞の衣裳の役が多いですね。

宗山流胡蝶 お太鼓 文字散し.JPG

胡蝶のトレードマークともいえるお太鼓…
お太鼓の形は人それぞれで好みが違いますから、一概にこうでなければいけないとは言えません。
役柄によっても高さや大きさが違います。
体つきによっても締め方を変えないとバランスの悪いものになってしまいます。
オーソドックスな結び方だからこそ、繊細微妙な形が大切です。

茂作座松川兄弟 (1).JPG

行田の公演では、桂希流さんの地元と云う事から流派を上げて門弟の皆さんが応援に駆けつけてくださり…
会場だけでは収まりきれず、廊下側の通路にまで補助椅子が出るほどの大入り…
御陰さまでした。

 

翌日の宗山會のかつら合わせに向けて、一路浅草に戻りました。
久々の浅草です。
自分のベッドで眠るって…落ち着きますね。

4月29日 御無沙汰日記

2014年4月29日

世の中は…ゴールデンウィークに突入しましたね。

大変お久し振りです。

想像以上の慌ただしい毎日に振り回されて…

ブログを更新する事が出来ませんでした。ご勘弁下さいませ。

4月中旬にさかのぼってご報告致しましょうね。

 

14日月曜日には、宗山會の古典演目の鬘合わせが人形町の東京演劇かつらで行われました。

東京演劇かつら.JPG

大和楽の[花有情]、義太夫の[蝶の道行]のかつらを合わせて頂きました。

芳味亭.JPG

かつら合わせの前に人形町の洋食屋さん[芳味亭]という風格のあるお店に初めて入ってみました。
お座敷の雰囲気といい、昭和からの老舗であることが一目でわかるお店です。

 

そして翌日の15日からは、土佐の高知に…

ふじ和流さんと7月に行われる。[胡蝶華舞台高知特別公演]の打ち合わせ、お稽古をさせて頂きました。

弥右衛門お稽古.JPG

若手の皆さんも、本当にはりきってお稽古して下さっていますヨ。

 

夜は勿論、ふじ和美和先生とカツオのタタキで乾杯です。

塩タタキ.JPG

今回は、会場にポスターやチラシの印刷物をお届けしたり、地元の有志の皆様に指定席入場券の振り分けをお持ちしたりと、ハードスケジュールでした。

 

翌日は市内から足を伸ばして、フレンチレストラン、ボヌールへ島田シェフのお料理を頂きに行って参りました。

ボヌール前菜.JPG

本当にいつ伺っても、季節の野菜や旬の味を生かした繊細なお料理に脱帽致します。

 

又公演の折には、東京のお客様やスタッフを連れてお邪魔したいと思っております。

お稽古と打ち合わせを済ませて一泊で東京に戻って参りました。

 

19日土曜日は、毎年恒例となりました若扇流の舞踊会、若扇会本番です。

何と胡蝶は、今年で17回目の出演です。

月日の経つのは早いものと言いますが、本当にあっという間でした。

近年では、宗山流からも七、八曲出演させて頂いております。

序開き 若扇.JPG

開演直前の会主、美和徳先生です。

客席は、開場時から大入り満員の大盛況。
お客様の熱気が緞帳の向こうから伝わってきます。

若扇会 序幕.JPG幹部門弟の皆さんも、緊張の面持ちで開幕を待ちます。

宗山流からのトップバッターは川越学の[義経伝説] 恵リンの[隅田川慕情]です。

金澤恵美 舞台袖.JPG

今回は何かと楽屋の進行も慌しく出番が終わると、すぐにお手伝いに入ります。

宗山流遊 暗夜航路.JPG

その頃楽屋では[暗夜航路]の支度を済ませた遊さんが出番を待っています。

胡蝶はなんと、黒紋付で[竹]を初演させて頂きました。

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『何故いまさら…竹なの?』というご意見もあったようですが…

確かに私らしくない演目ですが、何を踊らせて頂いても難しいですね。
シンプルな演目ほど踊り手の技術がどれ程のものか露呈してしまいますので…
油断は禁物です…

竹 宗山流胡蝶 紋付き.JPGかえってこのような素踊り形式のものが基本的技術を要求される演目です。

冷や汗をかかせて頂きました。

扇さんの演目は、久々に[漁火挽歌]を披露…
漁火 扇.JPG
後見の合間に白塗りをして舞台に挑みます。

衣裳担当の要さんも気付けの合間に白塗りをして…

要 旦那様.JPG[おゆき~旦那様]の再演です。
皆さん手馴れたものです。

そして、上演時間ぎりぎりに楽屋入りしてきたチャマ…
観光客でごった返す浅草のお店を抜け出しての出演です。
蝶ノ介 狼 若扇会.JPG
紺羽二重の色紋付で[狼]を上演させて頂きました。

若干…二日酔い気味に見えるのは…気のせいでしょうか…
疑惑は晴れません…


胡蝶は、今年も[胡蝶舞づくし]と題して演歌舞踊をはさんでのトークで御目見得させて頂きました。

116.JPG季節がら、先日杉並会で、新調した黒地に染井吉野の裾引きを着用させて頂きました。

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今回は、潰し島田に吉原繋ぎの丸帯を締めさせて頂きました。
同じ衣裳でも帯と髪型によって全く違った印象に見えます。
不思議ですね。
昔から着物1枚に帯10本という言葉もあるくらいですから…

そして、猛ダッシュで胡蝶は…
白塗り落として祭りの若い衆に着替えました

祭りの若い衆 胡蝶.JPG最後に、会主の踊られるお祭りに絡みとして出演するというサプライズです。

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幕が開いた瞬間、胡蝶だと気づかないお客様が大勢いて楽しかったです。
芸者から若い衆への着替えの速さもあってか、まさか同一人物と思われなかったようです。

鳶頭の姿がばっちりと決まった若扇先生…
女性でこんなに鳶頭のなりが似合う方も珍しいですね。

 

若扇会 フィナーレ.JPG

今回も、例年通り賑やかな千秋楽となりました。
いつもながら、若扇先生のお人柄が隅々まで行き渡った温かい舞踊会でした。


若扇 鳶頭.JPG
来年の開催も4月12日、日曜日と早々決定しております。
来年はどんな演目で、船堀タワーホールを盛り上げようかと…今から楽しみですね…

何と、一日置いて胡蝶は、大阪松竹衣裳の打ち合わせ、FM ラジオ出演、沖縄のお稽古に旅立つのであります。
次回のブログでご案内致しましょうね。

 

 

 

 

 



 

 

4月11日 出演速報!

2014年4月11日

今月の19日土曜日は、毎年恒例になっております若扇流舞踊会、

[若扇会] が船堀タワーホールにて開催されます。

宗山流胡蝶 潮来菖蒲.JPG

毎回宗山チームは、進行、音響、後見でお手伝いさせて頂いています。
勿論、出演もさせて頂いていますヨ。

宗山流からは、川越学[義経伝説] 金澤恵美[隅田川慕情] 宗山流遊[暗夜航路]

宗山流桃[一本釣り] 宗山流扇[漁火挽歌] 宗山流要[おゆき] 蝶ノ介[狼]

そして私は、立ち役演目[竹] [胡蝶舞づくし]をご披露させて頂きます。

11時半開演です。全自由席で入場無料となっておりますので、是非を遊びに出して下さいね。

 

そして、最近の余りにも多忙なため、遠ざかっておりました大衆演劇のゲスト出演が今月は二本御座います。

 

25日、金曜日 行田の茂作座 [新喜楽座]さんの昼の部に出演させて頂きます。

 

こちらは、松川兄弟という若手座長が新たに立ち上げた劇団です。

以前に商業演劇でご一緒した事もあるお二人です。

こちらは、演劇グラフの[胡蝶乱入日記]の取材出演です。

お芝居と舞踊ショーに出演させて頂きます。

昼の部 13:30~16:00

入場料1,700円

一見劇団 宗山流胡蝶 ゲスト (1).JPG

27日、日曜日は、浅草木馬館[一見劇団]さんに出演させて頂きます。

こちらの劇団さんとは本当に仲良くお付き合いをさせて頂いています。

私も、数え切れないぐらい出演させて頂きました。

月末のお名残公演、昼の部、夜の部とも出演させて頂きます。

一見劇団 宗山流胡蝶 ゲスト (2).JPG

もちろんお芝居、舞踊ショーはは別演目ですヨ。

客席など改装工事を済ませ、リニューアルオープンした木馬館に是非お運び下さいませ。

 

宗山會のお稽古の合間をぬって、何とか出演日程を遣り繰りする事が出来ました。
特に、地元浅草木馬館へは是非応援に駆けつけて下さいね。

4月7日 一見 [質素で素朴] が命

2014年4月 7日

気温の乱高下に付いて行けぬ胡蝶であります…

 

こちらは先日織り上がってきた結城紬です。

宗山流胡蝶 結城紬 横縞.JPG

尺1寸と云う広幅で竹も長尺に織って頂いた誂えものです。

宗山流胡蝶 結城紬 白耳.JPG

濃藍墨の横段に織って頂きました。

結城紬は江戸時代後期の幕府が江戸の商人、町人の贅沢に歯止めをかける為に出した[倹約令]によって発達した極上の真綿紬です。

一見、質素で素朴な『木綿に見える』その感じが粋とされた、隠れ贅沢品が結城です。

胡蝶は、この何んとも云えない粗野な、デニム感が大好きです。

普段着としての位置付けの着物ならではのこだわりでもありますね。

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紙の様に軽くて薄いのも結城紬の特徴です。

辻屋さん主催の和装塾が御縁で今回特注で織って頂いたものです。

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IORISQの早坂さんが、織り上がった反物を辻屋さんまで届けて下さいました…

丁寧に仕立てで秋に袖を通させて頂きます…

 

そして先週末、浅草寺の伝法院が特別拝観とあって、下駄娘正恵と早速行って参りました…

浅草寺の所有する大絵馬の拝観もさせて頂きました。

伝法院大絵馬展 b.jpg

いつもの喧騒にまみれた浅草のど真ん中に…

嘘の様な風格のあるお庭を有する伝法院様のお庭…

伝法院大絵馬展 枝垂れ.JPG

見事な枝垂れ桜にも圧倒されました…

お庭から眺める浅草寺の大屋根や五重塔の景色は格別でした…

伝法院大絵馬展 伝法院.JPG

お稽古と宗山會の構想を練りつつ、束の間の春を満喫させて頂きました…

 

浅草公会堂前の、伝法院通りの角の、[今昔きもの胡蝶] が店内の内装をリニュアルしました。

小上がりと着物商品の棚等を造って見晴らしを良く致しました。

 

リサイクル着物は [掘り出し物] が楽しいので、浅草にお越しの際には是非覗いて見て下さいませ!

伝法院大絵馬展 改装.JPG

店長の永瀬さんが頑張っていますので…

何か御座いましたら、蝶ノ介さんか、胡蝶を呼んでくれ… とお申し付け下さい…

 

そして昨晩は、これ又オフの為、素顔の…

三角 千華.JPG

浅草花柳界で只一人の半玉さん、千華ちゃんといつものメンバーで…

下町のふぐの三角です

春の毛蟹.JPG

こちらの毛蟹はいつもなから身が詰まっていて、美味しいです…

 

4月4日 春爛慢

2014年4月 4日

まさに待ち望んだ春爛漫という季節ですね。

杉並清流会終了後、いよいよ頭の中は五月に控えた宗山會に切り替わりました。

 

杉並清流会の翌日の日曜日、夕暮れとともに浅草の芸者衆三人  [聖子姐さん、のりえ姐さん、千文姐さん]と正恵、胡蝶そして黒一点、チャマという顔ぶれで春の会食

 

本郷の [玻璃家(ボーリージャー)] なる中華料理店へ…

地下一階の落ち着いた個室で、うわばみ六人が乾杯です…

隅田の花見 前菜.JPGのサムネール画像

繊細な味付けの前菜

特に歯ごたえのあるクラゲは絶品でした

隅田の花見 フカヒレ.JPG

濃厚な仕上がりのフカヒレも絶品…
全体に薄味で、素材の味を生かした調理方法は日本人好みの中華料理…

 

浅草の姐さん連中と、白塗り談義、丸帯談義と大変な盛り上がりでした。
紹興酒片手に、魔女会議はいよいよ浅草の闇に迫っていたのでした…
この現場に居合わせてしまった黒一点、チャマ太郎は凍りついていました。

この勢いで六人は夜桜見物に墨田の土手を目指したのであります。

隅田の花見 スカイ.JPG

満開間際の八分咲き、白々と浮かび上がる墨田の土手の夜桜…
スカイツリーも誇らしげに光っていますネ…

正恵が撮影しているために5人の絵になってしまいました。

隅田の花見 宗山流胡蝶 蝶ノ介 浅草聖子.jpg
卒業式の欠席者の写真状態です。(笑)

又、芸者衆が素顔のため、誰が誰だか解らず…

申しわけ御座いません。(笑)
かくして…魔女会議の夜は更けて行ったのであります…

帰り道で撮影した三社様から見た観音様

隅田の花見 (25).JPG
ライトアップが美しいですね。

 

こちらは今週、雅恵が撮影して来てくれた胡蝶の生家の桜です。

胡蝶の生家には子供の頃からこの染井吉野が咲いていました。

胡蝶の生家 坂東報恩寺 (3).jpg
私が生まれる前からあったのですから50年、もしくはそれ以前からお庭に咲いていたものと思われます。

胡蝶の生家 坂東報恩寺 (2).jpg

この桜の木の下でよく遊んでいたのを思い出します。
本堂も住まいも庭も私が生まれ育った当時と何も変わらず…
タイムスリップしてしまったようです…
昔のまま… と云うのも大切な事ですね。

 

そして話は変わりますが、

これは、チャマの愛娘、裕巳チャンの五月の披露宴のために誂えている菖蒲の訪問着です。
宗山流胡蝶胡蝶 菖蒲意匠 (2).JPG

これは、丹後縮緬の白生地に下絵になる青花を引き、糊で糸目を引いてあります。
菖蒲の紫の色みを確認するために一部分だけ友禅を彩色して頂きました。

宗山流胡蝶胡蝶 菖蒲意匠 (1).JPG


この黒地の菖蒲の帯とお対の白地の単衣の訪問着になります。
どのような仕上がりになりますやら。
花嫁さんより目立たないようにひっそりとしていますヨ。

ちなみにちゃマは、色紋付の羽織のお対を誂えていますヨ。

こちらも…花婿さんより目立たないように宜しくお願い致します。
 

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