HOME > 胡蝶をどり日記 > 2015年2月アーカイブ

胡蝶をどり日記

2015年2月の日記

2月15日 冬の京都南座

2015年2月15日

今月の五日、京都の歴史ある劇場、南座で社団法人日本創作新舞踊協会の15周年記念の顔見世公演が開催されました。

京都南座 胡蝶 (191).JPG

新日本舞踊協会の石田会長とは十五年来のお付き合いになります。

新日本舞踊の発展と舞踊の向上に尽力を尽くされ、精力的に舞台を開催されていらっしゃいます。

今回は十五周年記念という事もあり、華やかな演目が並びました。

京都南座 胡蝶 (115).JPG

宗山流からは、私と蝶ノ介、遊の三人が出演させて戴きました。

今回はチャマと遊さんの[はぐれこきりこ]の初演でした。

京都南座 蝶ノ介.JPG

遊さんも、本格的な相舞踊は初めてとあって…

とても真剣に取り組んだ1曲です。

一人踊りというのは、自分の感性を[間]に反映して、造り上げていくことが出来ます。

それに対して[相舞踊]は、まず第一に二人の[間]と[息]を合わせることが大前提です。

各自が個人の好き勝手に踊ってしまうと…

舞踊として成立せず、とてもみっともない仕上がりになってしまうのです。

京都 宗山流遊.JPG

今回はお二人にとってとても貴重な経験になったことでしょう。

三月一日の那覇での舞台で再演をさせて戴きます。

皆様お楽しみに。

 

胡蝶はやはりこの季節にちなんで…

大好きな[南国土佐に雪が降る]をご披露させて戴きました。

京都南座楽屋 宗山流胡蝶.JPG

本来は、新誂した、お納戸地の雪持ち柳の衣裳を着たかったのですが…

イメージと違った染上がりになってしまった為、着用を断念…

[雪の山中]の雪持ち笹の衣裳を着ました。

京都南座 胡蝶 花道.JPG

南座の本花道はとても風格があるので…

本来下手から登場する演物ですが、花道を使用してみました。

京都南座 胡蝶 (95).JPG

昨年の十一月に、地舞台、所作板を綺麗にリニューアルした南座の舞台は檜の香りが薫っていましたよ。

京都南座 胡蝶 (1).JPG

帯は黒地の塩瀬に破れ業平格子の染めの丸帯に、段ぼかしの道明の帯締め。

帯揚げは勿論、胡蝶がこよなく愛する祇園のゑり萬さんのものですよ!

 

顔見世公演の企画演目は、[祝い]にまつわる演目の家元メドレーです。

京都南座 大慶の舞.JPG

チャマと[大慶の舞]を踊らせて頂きました。

京都南座 胡蝶 (137).JPG

この家元メドレーは、各演目2コーラスと決められていて、上手から登場

最後は下手に退場というルールが決められています。

華やかで個性的なお祝い演目が揃いました。

DSCF3496.JPG

当日は雪という天気予報でしたが…

午後からは大変な大雨でした。

幸い私たちは、劇場の中にいたので雨の難は逃れましたが…

帰りの足元を気にされてか… お客様は足早に劇場を後にされていました。

 

終演後は、祇園の[阪川]さんで、東京から駆けつけてくれた下駄娘正恵も合流しての宴会です。

京都南座 胡蝶 (215).JPG

チャマは二十三日ぶりに解禁したお酒に大満悦…

京都南座 胡蝶 (219).JPG

こちらはなかなか予約も取ることができないと有名店ですよ。

京都南座 胡蝶 (194).JPG

七輪で焼いているのは[モロコ]と呼ばれる淡水魚です。

モロコは日本産コイ科の魚類の中でも特に美味と言われていて重要なお魚です。

琵琶湖では周年漁獲され、京都市内の料亭なへ高値で取引されているんですよ。

京都南座 胡蝶 (223).JPG

特に冬に獲れる「子持ちモロコ」は琵琶湖の名物として大変に珍重されています。

大変結構で御座いました。

 

そして翌日は久々に、嵐山の吉兆本店に伺いました。

何と言っても日本会席料理の頂点に君臨するお店ですから…

京都南座 胡蝶 (243).JPG

今回は、嵐山渡月橋に面した中庭を見渡すお座敷です。

京都吉兆 宗山流胡蝶  (1).JPG

 

京都南座 胡蝶 (232).JPG

床の間には芽吹き柳、お節分の福豆が朱塗りの升に飾り付けられていました。

季節ごとの床の間のしつらえも、さすが吉兆さんのこだわりです。

京都吉兆 宗山流胡蝶  (2).JPG

節分にちなんで誂えられた八寸は、美しく盛り付けられて大皿ごとお座敷に持ち込まれました。

京都吉兆 宗山流胡蝶  (4).JPG

どうです、征男君の[遊さんの御主人]このご満悦な顔。

京都南座 胡蝶 (271).JPG

節分の故事にならい[鬼は外福は内 壬生大念仏厄落とし]と唱えつつ…

京都南座 胡蝶 (272).JPG

ほうらくで蒸し焼きにした器に木槌を入れて…

京都吉兆 宗山流胡蝶  (3).JPG

何から何まで来たお料理です。

京都南座 胡蝶 (278).JPG

次回は夏のお料理のときに伺いたいですね。

 

浅草の稽古場、衣裳部は、来月の那覇公演、花和流舞踊会、杉並清流会のお稽古、準備で大変な事になっていますよ。

浅草の稽古の合間をぬって十三日からは高知のお稽古に伺って参りました。

六月の高知特別公演での長唄演目、そして色々な打ち合わせが始まっています。

 

藁の炎に炙っているのはもちろん土佐の鰹です。

IMG_4500.JPG

やはり土佐のたたきは最高ですね。

IMG_4502.JPG

二日目の夜には土佐ふじ和会の家元と、幹部の皆さんと高知駅北口に開店した[ボヌール]に伺いました。

久々の高知だったので踊りの話に花が咲きましたよ。

こちらは、胡蝶が高知で大好きなフレンチの名工、島田シェフが腕を振るうお店で、今までは本店の高岡店に伺っていました。

高知駅のすぐそばに出来たとあって…早速、伺ってきましたよ。

IMG_4509.JPG

高知県産の野菜をふんだんに使って、いつもながら素晴らしいお料理でした。

IMG_4512.JPG

次回は東京からのスタッフを全員連れて伺いましょう。

朝一の飛行機で東京に戻り、美容室に直行。

二月の胡蝶舞踊講習会です。

頑張ります。

2月4日 寒中お見舞い

2015年2月 4日

大寒前後の、一年で一番寒い季節を迎えていますね。

先月の台湾から帰国した翌日、24日土曜日は今年初の胡蝶舞踊講習会でした。

一月の課題曲は[峠越え]

DSCF3388.JPG

立ち役演目として振り付けしました。

シンプルですっきりとした構成です。

宗山流胡蝶 江戸小紋.JPG

今年もみなさん…バリバリとお稽古しましょうね!

 

そして翌日は久々の、大衆演劇[一見劇団]さんにゲスト出演させて戴きました。

十条の篠原劇場は昼夜とも大入り満員です。

昼の演目は、[清水の次郎長]

宗山流胡蝶 一見劇団 銀乃丞.JPG

私の役は次郎長女房の、お蝶です。

出番前に娘役の紅銀乃丞ちゃんと…

宗山流胡蝶 ランプ.JPG

こちらは舞踊ショーの出番の前です。

季節がら[ラムプの宿]をご披露させて戴きました。

 

昼の部は座長との相舞踊を務めさせて戴きました。

好太郎座長とはお本当に何回も踊らせて頂いていますが…

宗山流胡蝶 夫婦坂.JPG

今回は、[夫婦坂]を初演させていただきました。

お昼の部終演後、お客様の送り出しです。

宗山流胡蝶 一見劇団 (52).JPG

寒さをものともせず皆さん、大変な盛り上がりでした。

大衆演劇ならではの、送り出しというコミュニケーション。

お客様と触れ合うことのできる大切な時間ですね。

送り出し引き続き、急いで白塗りを落として…夜の部の相舞踊の振り付けお稽古です。

 

夜の部は花形のさんがお相手です。

10分程のお稽古で1曲覚えてしまうんですから凄いですね。

お昼夜の間があまりない為、急いでお化粧に取り掛かりました。夜の部のお芝居は[人生修羅街道]です。

宗山流胡蝶小紋.JPG

この芝居は何度もやらせて頂いている、一見劇団さんの人気演目です。

宗山流胡蝶 修羅.JPG

胡蝶は大変な毒婦の役です。

亭主そっちのけで土地の親分さんに身を任せるとんでもない芸者の役です。

宗山流胡蝶 一見劇団道具.JPG

お芝居ならではの面白さですね。

 

夜の部の舞踊は久しぶりに着用した、藍鼠縮緬の千鳥の裾引きです。

宗山流胡蝶 女の港.JPG

[他人船]を踊っています。

 

そして…雪持ち柳の衣裳です…

宗山流胡蝶 南国土佐.JPG

雪持ちの雪がきっぱり浮かび上がりすぎて…

劇画タッチに仕上がってしまったので…

残念ですが…とても気にいらない仕上がりになってしまった衣裳です。

 

そして瞬時に振り付けした[華の宴]

黒紋付姿の古都乃竜也さんとご祝儀舞踊です。

宗山流胡蝶 一見劇団  華の宴.JPG

とても即席で振り付けしたとは思えない仕上がりで…

お客様も喜んで下さいました。

スリル満点の1曲でした。

今回も本当に楽しい1日を過ごさせて頂きましたと。

寒い中駆けつけて下さったお客様、本当にありがとう御座いました。

 

そして、引き続き沖縄の稽古へ…

雪の東京とは別世界…

20℃の那覇空港に到着しました。

今回は3月の1日に沖縄タイムスホールで開催する[胡蝶をどりらいぶ]で上演させて頂く沖縄師範のお二人の集中稽古です。

 

実は…私の力不足で…沖縄教室はお弟子さんが減ってしまい…

人間関係や、様々なお流儀とのしがらみが難しい所なのですね。

今回は特に皆様お休みされていて、師範二人のみのお稽古になってしまいました。

やはり、宗山流の舞踊が沖縄に根付くという事は難しそうです。

3月1日のらいぶ公演…、どの様な事になりますか…

胡蝶の主催の舞台公演としては今回が最後になるような気がしています。

今後は、参加型の舞台に沖縄の門弟の皆さんが出演させていくという形で継続していくようになると思います。 

 

三日目には、沖縄タイムス、琉球新報の取材があり各新聞社に伺いました。

那覇の海南通りにある美容室で髪を上げて頂きました。

IMG_4309.JPG

こちらの先生は毎回胡蝶の沖縄の舞台を以前から見に来てくださるご贔屓さんです。

IMG_4320.JPG

沖縄師範の宗山流江さんと紫さんです。

たとえお客様が少ししかいらっしゃらなくても…

頑張って勤めさせて戴きます。

是非ご来場の程、お願い申し上げます。

宗山流胡蝶 2014年末 (6).jpg

 

宗山流胡蝶 2014年末 (5).jpg

 

明日は京都の南座です。

新舞踊を名流顔見世公演の15周年記念の舞台です。

天気予報では、雪になりそうですが…

行って参りま~すっ!

 

 

 

月別アーカイブ

ホーム胡蝶ごあいさつ胡蝶をどり日記公演の御案内宗山流について清流会についてリンク集