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胡蝶をどり日記

2016年3月の日記

3月27日 第三十四回 清流会杉並会

2016年3月27日

三寒四温を繰り返し…

暑さ寒さも彼岸迄…

そんな昔からの言い伝えも本当にあてにはなりませんね…

寒すぎます…

 

今月三月の十九日に開催させて頂きました、第三十四回清流会杉並大会の様子を御報告申し上げましょう。

通算三十四回を数える清流会ですが、杉並での開催は七回目となります。

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杉並実行委員長の西荻舞弘…事、杉田弘子さん [写真左] のご尽力で毎回大盛況です。

胡蝶の右側のお嬢さんは杉田さんのお孫さんです。

来年の成人式に先駆けて、美しい桜の振袖姿を御披露して下さいました。

今回は57曲、22団体の御出演で開催させて頂きました。

 

清流会には、毎回ご出演くださる東京おけさ会の皆さんです。

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実はつい先日、東京おけさ会代表の高橋さんが急逝されました。

今回は、悲しみの癒えぬ皆様が高橋さんを偲んで舞台を勤めて下さいました。

 

今回、[命さのさ]を黒の芸者の出の衣裳で御披露する西荻舞弘さんです。

しっとりと落ち着いて、素晴らしい舞台を務められました。

流石ですね。

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胡蝶は[道成寺]の支度をしています。

胡蝶の着用しているこの衣裳は、黒縮緬に総刺繍を施した枝垂れ桜の振袖の裾引きです。

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自前の衣裳の中でも特に大好きな意匠の一枚です。

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道成寺は、日本の芸能の中でも古くから大変人気のあるテーマです。

平安時代の日高川伝説を元に 能 をはじめ、文楽、歌舞伎、琉球舞踊、日本舞踊から歌謡舞踊にいたる迄…

[道成寺]を題材にした演目は本当に幅広いんです。

その愛してやまない道成寺の衣裳の一枚としてこの総刺繍の衣裳誂えました。

 

休憩後の第二部の幕開けに上演させて頂きました。

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開幕寸前です

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今年も御出演して下さった藤村藤之輔家元と、

応援に駆けつけて下さった若手舞踊家、香月寿々也さんです。

 

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笑顔がこぼれる出演者の皆さんです。

左から[恋の柳橋]を踊られた桜花流家元、桜花香升先生

中央が[風雪流れ旅]の喜泉吉昇家元

右側が若扇流師範、若扇寿美徳さんです。

 

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左から[沖田総司]の浅香光月さん、

[独楽]を踊って下さった翔史擁先生

[凛として]を踊って下さった沢村一寿家元…

出演者の皆さん本当に良い表情していらっしゃいますね。

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こちらは左から[酔歌]を粋な立ち役で御披露下さった佳久芳流家元、高瀬佳久芳先生

中央は、[青海波]を前割れ姿でキリリと、若鷺美津絵家元

そして、第一回から御出演下さっている春ノ桜流家元 春ノ桜流光祥先生は縞の衣裳で

[風の盆恋唄]を御披露下さいました。

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清流会杉並会を締めくくって下さったのは巴流家元 巴舞翔先生です。

先生も島津亜矢の[独楽]を御披露して下さいました。

今流行っているんですよこの曲…

皆さん流行先取りで凄いですね。

胡蝶は清流会に引き続き、[胡蝶演歌舞踊の世界]の佐渡の恋唄の衣裳を付けています。

 

宗山流の[佐渡の恋唄]は基本は立ち役の振り付けで上演していますが…

胡蝶は女で上演させて頂く事もありますよ。

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振り付けは、立ち役の上演段取りと殆ど変わりません。

衣裳が佐渡おけさの黒地に波頭の大胆な裾引きに、黒繻子の丸帯…

黒紗張りの特製のおけさ笠を被っています。

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そしていよいよ[胡蝶演歌舞踊の世界]開幕です。

胡蝶の佐渡の恋唄に引き続き、[風流水景色]から…

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春らしい色合いの芸者姿の…要、扇、遊、倭、惠の五人立ちです…

リハーサルに参加出来なかった出演者もいるので…

五人揃ってのお稽古が一度も出来ずに…

ほぼぶっつけ本番状態です。

仕上がりは…御来場下さった方のみが知る…一幕です。

 

そして、今回初演となる桃の[獅子]

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日頃はお笑い演目一筋の桃…

珍しく真面目な舞踊演目なので…

いつもにも無く真剣なまなざしの桃にお客様も困惑気味。

 

そして胡蝶は小紋の裾引きに着替えて[しのぶ]と[春の雪]を踊らせて頂きました。

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地味な茶色の格子の衣裳なので…ドテラの様ですね。

この衣裳は十三年程前に樋口一葉の創作舞踊を初演した折に染めたものです。

作品の世界観から華やかで上等な友禅の衣裳が不釣合いな[市井の女]を表現したくて…

あれこれと模索した挙げ句にたどり着いた意匠です。

舞踊を衣裳と云うよりは[芝居の衣裳]の感覚で決めさせて頂きました。

 

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波に桜の裾引きで横滑りの寝姿は [石狩挽歌] を踊る扇さんです。

相変わらず余裕の表情ですね。

 

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そして要さんは本金泥の秋草の本友禅の衣裳で[嵐峡]を披露。

こちらも回数を重ねるごとに曲の世界観が広がっています。

 

後半の胡蝶は[お梶]を久々に上演させて頂きました。

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本来胡蝶のお梶の幕切れの振り付けは、愛に失望したお梶が剃刀で胸をついて海老反りになって倒れ込んで… 

舞台の中割幕でその姿をより深い暗転の中に消す…と云う段取りなのですが…

杉並の舞台機構の都合上、今回は剃刀を手にして立ち姿で暗転…という段取りに致しました。

幾ら舞台を暗転にしても… 一度死んだ胡蝶が、薄らと見える暗がりの中でムックリと立ち上がるのがお客様に見えてしまっては…

余りにも興醒めな為です。

それぞれの舞台機構に合わせて演出を変えるのも大切な事ですね…

当日のセリフの声が…喘息の後遺症でガラガラ…

鶏の首を絞めたような台詞で本当に申しわけ御座いませんでした。

いずれ体調が万全な折に、改めて上演させて頂きたいと存じます。

 

そして今回渾身の一曲は

何と桃の [着付け舞] さそり座の女です。

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本当にふざけた出し物で…何とも表現のしようが御座いませんが…

今後、尚一層磨きを掛けて上演する… と本人も意気込んでおります。

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勿論客席周りにも余念のない桃であります。

 

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そして、今回も御出演下さった藤村先生の[桜の花の散る如く]は、すっきりとした紋付姿で場内を魅了して下さいました。

 

胡蝶のラストの立ち役は久々に[唐獅子牡丹]を勤めさせて頂きました。

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今回も段取りがトントン拍子に進み、六時前のフィナーレ、千秋楽となりました。

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開演時から最後迄応援して下さいました皆様本当にありがとう御座いました。

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今回の清流会も指定席、自由席とも有料公演にもかかわらず完売、札止め御礼となりましたことを深く感謝申し上げます。

出演者関係各位の御来場の皆様、

親衛隊の皆様、そして今回は Facebook でお知り合いになった方もお越しくださり…

本当に有り難く、心より感謝申し上げます。

今後も出演者一同、尚一層精進を重ねて楽しい舞台造りをして参ります。

 

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3月9日 鬼怒川三日月

2016年3月 9日

2月13日は、今年第一回目の胡蝶舞踊講習会でした。

課題曲は[青海波]…御祝儀分ようです。

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今回も初参加の方も含めて沢山の方がご参加下さいましたよ。

幸い当日は比較的暖かく、お着物でお越しの皆さんが殆どなので助かりました。

踊りには色々なジャンルの演目があります。

御祝儀物、道中物、磯物、心中物、芸者物、艶物、祭礼物、股旅物…

本当に沢山のジャンルに分れます。

このそれぞれに特徴があり、決まりがあり、

振り付け、型があるのです。

今回の御祝儀物は、これら全ての基本となる、[日本舞踊の基本]に位置する分野の物です。

是非深く、時間を掛けて学んで頂きたいと思います。

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今回は白地に狛犬の訪問着にしてみました。

扇は、演目に合わせて消し銀地に荒磯です。

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次回の講習会は、4月2日土曜日…

今回とは対照的な、しっとり演歌を予定しております。

まだ胡蝶舞踊講習会を体験したことの無い方は、是非、御参加下さいませ。

和気あいあいと楽しくやっていますよ…

 

そして昨年12月に引き続き、2月24日には鬼怒川のホテル三日月さんに…

スプリングディナーショーの舞台の仕事を頂戴して行って参りました。

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びっくりするほど沢山のお客様が、二交代で御覧になるんですよ。

今回は写真班の正恵の運転で鬘衣裳と共に、踊り子チームを送り迎えしてくれました。

簡単なショーでも、特にうちの舞台は、衣裳鬘の量が半端じゃないんです。

車は不可欠ですね。

本当に助かりました…下駄娘正恵サマ…!

 

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胡蝶の着ているこの衣裳…

本当に久しぶりで…十ニ、三年ぶりに引っ張り出して今回着用してみました。

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登場は客席からでしたよ。

盛り上がっているお客様の合間を縫って舞台に上がります。

想像以上に巨大な私の登場に…さぞや皆様、驚かせた事でしょうね。

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客席にはサプライズで…秀先生ご一行様…

葵ちゃんの姿も…

驚きました。

 

今回は、一晩だけの舞台でした。

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そして翌朝…うっすらっと雪の残る露天風呂へ…

誰もいないのを良い事に…

早速自撮りです…

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さすがに胡蝶の入浴風景は、誰もシャッターを押してくれませんからね。

あまりの恐ろしさに…

熟女露天風呂であります。

お目を汚させて頂きました。

 

そして帰りは皆んなでワイワイガヤガヤ…

道中、地元の手打ち蕎麦のお店に上がりこみ昼からの宴会です…

可哀そうに、勿論…下駄娘運転手さんはウーロン茶で乾杯でした。

 

昨年の明治座前後に比べると、今年は比較的のんびりとした滑り出しで…

二月、三月は諸々の舞台の仕込み、制作をじっくりとさせて頂いています。

 

そしてじっくりと赤ワインの研究にも余念がありません。

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その奥深さと云ったら…

芸の深みにも負けるとも劣らぬ…

底なし沼で御座います。

大丈夫です。

おぼれて沈んでしまわないように…

ウエストには大きな脂肪の浮き輪を蓄えております。

 

そして、宗山流、沖縄教室[紫蝶会]の宗山流紫先生の主催のイベントが3月15日に開催されます。

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地元のカラオケの皆さんと舞踊の共演で、有料のステージです。

紫蝶会としては初めての試みで、皆さん緊張感の中本番の稽古に余念がありません。

沖縄在住の皆様、是非、応援に駆けつけてあげて下さいね。

そして今年十月には宗山會、沖縄特別公演が国立劇場おきなわで開催となります。

宣伝、お引き立ての程宜しくお願い申し上げます。

第十八回 宗山會

2016年3月 6日

今年は、5月7日に日本橋の三越劇場で開催させて頂きます。

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創業百年を誇る、歴史と風格のある三越劇場です。

 

ただ、客席数、楽屋が少ない為…

原点に還り今回は御賛助出演無しの門弟会のみでの開催となります。

 

華やかさと楽しさを凝縮させた今回の宗山會です。

特別出演に花柳琴臣師を迎え、新作の演目、企画演目の数々…

そして、大和楽の家元、大和櫻笙社中の演奏にのせて、豪華絢爛にお送りさせて頂きます。

入場券も残りわずかとなっておりますので…お早めにお申し込み下さいませ。

 

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創流二十周年記念 宗山會 明治座公演  (2).JPG

 

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