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胡蝶をどり日記

2016年12月の日記

12月16日 宗山會沖縄

2016年12月16日

寒い日が続いていますね。皆様、風邪などひいていらっしゃらないでしょか。

 

胡蝶も常日頃から予防の為にマスクを装着して生活してますよ。

お蔭さ迄何とか、まだ今年は風邪をひいておりません。

くれぐれもご注意下さいませ。

 

遅れ遅れになっております、舞台の御報告をさせて頂きましょうね…

今をさかのぼる事、10月の16日

第十九回宗山會を沖縄の国立劇場で開催させて頂きました

スタッフ、出演者は、台風などの影響で飛行機に影響が出ることを恐れまして…

二日程前から沖縄入りして本番に備えましたよ。

前日のリハーサルに引き続き、緊張の本番を迎えました。

国立劇場おきなわでの公演は今回で三回目となります。

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お蔭様で、開演前から長蛇の行列…

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胡蝶、蝶ノ介、要、扇の四人で、ロビーでお出迎えをさせて頂きました。

日頃からお手紙を頂戴したり、ブログに投稿して下さる沖縄の皆様や

初めて顔を合わせる事が出来た方も大勢いらっしゃって、本当に楽しかったですよ。

 

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まず幕開けは、宗山流沖縄支部、蝶江会の新名取の披露口上…

写真向かって左側が宗山流江麗、

右側が宗山流江胡

蝶ノ介の右隣が蝶江会会主の宗山流江さんです…

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今回二人の新名取を出された宗山流江さんは、張り詰めた緊張感の中で…

立派に御挨拶されて…取り立て師匠の勤めを見事に果たされました。

 

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引き続き、大和楽の[序の舞]を蝶ノ介、要、扇で…

今回は上演時間の都合上、ショートバージョンで上演させて頂きました。

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そして、今回はるばる特別出演として東京から駆けつけて下さいました…

花柳琴臣さん、清元 [梅の春] を御披露して下さいました。

さすがに緊張感も高まりますね

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格調の高い舞台でいよいよ華やかな宗山會の始まりです…

 

こちらは宗山流沖縄、紫蝶会から初舞台となる天野美津子さん

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[春雨]を踊られました。

これ迄はソシアルダンスを長年成り立ってきたとの事…

衣裳カツラを付けての日本舞踊の舞台…

ご本人はどの様に感じられるのか…

興味深いですね。

 

こちらも紫蝶会から、長嶺良子さんの [さんさ恋しぐれ]

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半年以上、じっくりとお稽古に取り組まれました。

大好きな日本舞踊を、国立劇場おきなわの檜舞台で御披露する事が出来て…

本当に良かったと感激していらっしゃいました。

名取を目指して現在お稽古に取り組んでいます。

 

そそして、蝶江会の門弟三人による [青海波] です。

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真ん中で立ち役を勤めるのが新名取の宗山流江胡

右側が前回の宗山會沖縄会でひと足先に名取披露した宗山流江香さん

左側が宗山流江麗です。

息の合った御祝儀舞踊を見せて下さいました。

 

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胡蝶は、胡蝶舞づくしとして [白い海峡 ] など数曲を踊らせて頂きましたよ。

全体の上演時間の事を考えて、胡蝶の踊りの部分は極力タイトにしましたよ

 

沖縄の歌の特別ゲスト平ゆきさんの新曲[国頭村SON]

花柳琴臣さんの踊りで華を添えます。

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サプライズのコラボレーションにお客様も盛り上がりましたよ。

 

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朱鷺色の衣裳が良く似合う宗山流環

[命くれない] に挑戦しました。

最近めっきり形が日本舞踊らしくなって…

やはり積み重ねって大切ですね。

これからも精進して下さい。

 

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間もなく宗山流に入門して十年に手が届く宗山流凛

今回は再演で[木曽路の女]をお取りました。

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どうです

このド貫禄…

宗山流惠の[女春雨破れ傘]

他の追随を許さぬ存在感を放っていますね。

アグー豚と沖縄そばの食べすぎには注意しましょうね。

でも楽しみにしていた翌日の打ち上げには参加せずに

仕事の為朝一番で東京に帰ります。

 

沖縄国立 冨士美 観.JPG

こちらは今回遥か彼方から御賛助出演して下さった

冨士美会会主の冨士美観先生。

艶やかな[江戸の四季]を颯爽踊られて…

いつの間にやら南の島へと旅立っていかれました

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今回、沖縄での舞台という事で、以前に要が上演した[童神]を

宗山流蝶香が上演させて頂きました。

琉球舞踊の装束である紅型の衣裳が印象的ですね。

 

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蝶ちゃんは、[浜唄] を初演致しました。

普段は現代的な演目や、かわいらしい衣裳の似合うキャラクターですが、

今回は行きな縞の着物に挑みました。

今後ますます幅広い役柄に挑戦して頂きたいですね。

第19回宗山會沖縄 風雪流れ旅 宗山流江 (24).JPG

そして、沖縄代表師範、宗山流江の[風雪流れ旅]

得意とする立ち役で客席を魅了します。

沖縄では、比較的力強いガッツリとした男踊りが好まれますが…

宗山流独特の、はんなりとした中性的な役作りが良く似合います。

 

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どうですこの表情。

遠く江戸を離れても、何ら臆すること無く自分の世界にお客様を連れ去っていく事が出来る…

大型愉快犯、桃の客席廻りの図です。

恐ろしや恐ろしや…

 

第19回宗山會沖縄 火の国の女 宗山流扇 (4).JPG

そして扇さんは久しぶりに得意演目[火の国の女]を上演。

大胆かつ、濃厚な女の情念を余すところなく踊りにぶつけます。

何処からこんなパワーが生まれてくるんでしょうね。

普段はしっとりとしていて、虫も殺さぬ風情ですが…

白塗りをするとその生態そのものが変態します…

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第19回宗山會沖縄 妖艶恋桜花 宗山流要 (1).JPG

そして要さんも近年の得意演目[妖艶恋桜花]を熱演。

いよいよ美貌に磨きがかかってきましたね。

女盛り…という言葉がぴったりでしょうか。

こちらも、普段はあっけらかんとした大酒呑み

晩酌の風情などは、世間の叔父様方の比ではありません

大山の酒呑童子です。

特に沖縄好きの要であります。

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艶やかな芸者姿で[大川くずし]を渾身の一曲として上演したのは

紫蝶会会主、宗山流紫さんです。

日頃から大勢の御弟子さんのお稽古を付けて

美容師の仕事から、舞台の御化粧、着付け等…

多忙な日常を送っていらっしゃいます。

細い体からパワーがみなぎっていますね。

翌月には沖縄の中部、地元のイベントが控えています。

第19回宗山會沖縄 大川崩し宗山流紫 (21).JPG

 

爽やかな立ち役から一転して

しっとりと [夢の浮橋] を上演した宗山流江

ひところ傷められていた膝も驚くほど改善して

一つ一つが本当に宗山流の形になってきましたね。

今後ますます沖縄での御二人の師範の活躍を期待しています。

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今回の特別演目として上演させて頂いたのは

昨年の明治座の初演以来の上演となる

花柳琴臣さんとの[曽根崎心中]です

宗山流胡蝶 曽根崎心中.JPG

 

再演という事もあり、今回は少し気持ち良く勤めさせて頂くことが出来ました。

演目というものは毎回気づきがあり、成長していくんですよ。

その都度工夫を加えたり、手直しをしたり…

表情一つにしても、ほんの些細なため息の間にいたる迄、役を造り込んでいくものなんです。

 

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今後も上演を重ねて、育てていきたい大切な演目の一つです。

花柳琴臣さん… 

今回も御苦労様で御座いました。

次回上演の折には、又しても難解な課題を出して差し上げましょうね…

ニヤリ…

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そして舞台もいよいよ大詰め

花道に登場したのはチャマ太郎と琴臣さんの

粋な男伊達…

ひばりさんの[やくざ若衆祭り唄]で一気に江戸の風情を醸し出します。

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今回の倭の演目は、ラストの江戸のメドレーの中で[あばれ太鼓]を初演です。

キリリとした鉄火な役柄には初めての挑戦です。

今のうちから幅広い役柄に挑戦して、引き出しを増やしていって下さいね。

 

踊りはその曲、その曲によって、間の取り方や役作りが全く違います。

何を踊っても一緒… と云う方を沢山お見受け致しますが、

曲が変われど、踊り変わらず…だからなのです。

 

第19回宗山會沖縄国立 宗山流倭.JPG

そしてもちろんラストは、宗山流名物、出演者全員による[隅田川ぞめき]

以前にもブログに書いた事がございますが、

遠く離れた東京、沖縄、台湾の日頃交流の無い皆さんが

一つの舞台に立って同じ曲を同じ振りで踊る…

それも切ったりと息が合って…

と云う奇跡

一曲の演目が距離を超えて繋がっている奇跡

今回ご出演の皆さんも、胡蝶と同じことを感じていたかな~なんて思いながら…

我ながら不思議な感覚に…感動の舞台で御座いました。

踊りがつなぐ絆を実感

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場内は割れんばかりの拍手喝采。

沖縄の皆様に少しでも江戸の空気感を感じていただければと

演目選びを致しました。

地元でご活躍の沖縄ラテンの 平ゆきさんには大輪の花を添えて頂きまして誠にありがとう御座いました。

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遠く離れた沖縄の地で、東京と同じクオリティの舞台を作り上げる。

衣裳、鬘はもちろんの事…

裏方スタッフはじめ

大道具のほぼ全てを郵送するのですから

その大掛かりな事と云ったら…

その原動力を、沖縄の皆様の熱い応援から頂戴して参りました。

御来場頂きましたお客様には、出演者一同から心より御礼申し上げます。

そして東京から、他府県から応援に駆けつけて下さった熱心なお客様…

出演者の皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。

今後もこの踊りの輪を大きく広げていきたいと思います。

第19回宗山會沖縄国立 (1413).JPG

千秋楽の時間が遅かったので、本格的なホテルでの打ち上げは、翌日に持ち越し。

当日は深夜迄、沖縄料理の居酒屋さんにて第一回目の打ち上げ大宴会。

御覧の通りの盛り上がりです。

 

翌日は打ち上げ、沖縄の皆様との懇親会をかりゆしホテルで催しました。

そこで皆様と御別れして現地解散。

胡蝶、チャマ、琴臣、コッシーは読谷村のリゾートホテルへ。

のんびりとした休日…

だったのですが

 

そんな皆んなを余所目に

胡蝶は一人ひと足早く浅草帰還…

 

帰る早々白塗り支度です。

御贔屓になっている企業の45周年の創立パーティーのゲスト出演…

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ありがたい事に連日の白塗りで御座います。

どんなに過密スケジュールでも

御声を掛けて頂くという事は本当にありがたい事ですので…

黒の芸者の正装に身を包み、

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気持ちを切り替えて踊って参りました。

 

諸々の御報告が遅くなっていて本当に申しわけ御座いません。

ただ今はディナーショーのお稽古、仕込みの真っ最中で御座います。

来春の和楽の会[秋元総合学院45周年記念イベント]の企画制作も始まっております。

 

何とか年内には、11月の清流会浅草公会堂の様子も御報告させて頂きたいと

正恵の撮影してくれた膨大な画像を整理しつつ…

もうしばらくお待ち下さいませ。

 

とりあえずくれぐれも、インフルエンザ、ノロウイルスにはお気を付け下さいませ。

ディナーショーでお会い出来ます事、お待ち申し上げております。

12月1日 胡蝶51歳

2016年12月 1日

皆様、胡蝶は昨日11月30日に、51歳の誕生日を迎えました。

我ながら恐ろしゅう御座います。

愚人薄命… 自分は三十八歳で死ぬ…

と思っておりましたが…

ところがどっこいで御座います。

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半世紀をこうして生きてこられました事、他人事の様に、夢の様に感じております。

日々、周りの皆様のご声援に支えられて、何とかここ迄たどり着いたと実感致します。

若い頃は、生きると云う事は自力であり、強運のなせる技だと過信して参りました。

これ迄に知り合った多くの皆様との御縁

一期一会を振り返りますと、

いかに自分がちっぽけで、無力であったかを思い知らされるのです。

日々の精進を怠らず、与えられた道を一歩一歩丁寧に歩んでいく事しか

胡蝶には出来ないのだと云う事を

この歳になって身にしみて実感しております。

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とりあえず、歳を一つ重ねてしまいました事をここにご報告申し上げます。

今後とも何卒、ご指導の程宜しくお願い申し上げます。

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