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胡蝶をどり日記

2017年2月の日記

2月14日 昨年のご報告 其の伍

2017年2月14日

ようやく昨年の御報告、ラストのディナーショー迄たどり着きました。

胡蝶様16年夢舞台_黒_表.jpg

何と今回のディナーショーの会場は、平成十四年に開催して以来、

14年ぶりの浅草ビューホテルです。

地元浅草の会場で何故開催しないの…

というお声を沢山御座いましたが、いつもの浅草では気分が変わらないので…

少々地元を離れて椿山荘やヒルトンホテル、東天紅、八芳園、明治座…

等など様々なパターンで開催させて頂いて帰りました。

今回は久々の地元浅草での開催となりました。

 

開場前には、年末恒例の大記念写真大会

胡蝶夢舞台2016浅草 (1108).JPG

なかなか全員揃うことがなく…

今年はこんな感じです。

 

今回のお出迎えと、幕開きは[大正ロマン]のイメージで

皆さん女給さんに扮していますよ。

胡蝶のお隣は、大和楽の大和美世潯さんです。

三年ぶりにディナーショーに顔を出して下さいました。

胡蝶夢舞台2016浅草 (548).JPG

今回のお出迎えの雰囲気

ちょっと微妙ですが…

ちょっと怖い…

という噂も

第一に考えられる原因は…

白塗りの濃度に対して、洋髪の鬘との世界観の違いにあるのでしょうね。

まるで昔の呉服売り場の[マネキン人形]の様ですね。

まあ、これはこれで、数ある思い出の1ページになろうかと…

 

大抽選会に引き続き、今年のアトラクション

チャマのカラオケショーに花柳琴臣さん乱入

胡蝶夢舞台2016浅草 (577).JPG

それはそれは大変な盛り上がりです。

曲目はなんと、[あずさ2号]

それにしてもいつの間にこんなお衣裳…用意しておいたのでしょうね

蝶ノ介七不思議の一つです

 

そして今年のサプライズは、扇さんの隠れ技

キーボード演奏でした。

多彩なかくし芸にお客様もびっくりしていらっしゃいましたよ。

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もちろん桃ちゃんのピコ太郎も…旬を外しません!

 

そしていよいよ本編です

開幕は今年もやはり[道成寺]です。

日本舞踊の世界では [道成寺物] と言われるジャンルを確立する程確固たる位置を占める世界観です。

古典、創作を問わず胡蝶もライフワークにしている分野です。

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年末の締めくくりにはディナーショーのステージで[道成寺]を踊らせて頂く事が多いですね。

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劇場の舞台と違い、臨場感のある会場の雰囲気は独特ですよ。

 

年末の忙しいところ台湾から11月の清流会に引き続き、駆けつけてくれた

千鶴流宗家、千鶴美扇、宗山流光

胡蝶夢舞台2016浅草 (1039).JPG

人間って1年がかりで20キロ後痩せられるんですね。

脱帽です。

今回は、[雪舞い]を…

 

胡蝶は [雪ぼたん] を

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もちろん客席になだれ込んでいるのは桃です。

だだっ広い客席を縦横無尽に走り回って

お客様とのコミニケーションを楽しみます。

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ディナーショーの会場は最前列から後方の席迄が本当に遠いのです。

ですから、特設の花道を使用して後方のお客様にもじっくりと楽しんで頂けるように演出しています。

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白地の縮緬に鴉を染めた裾引きです。

今回は、[天城越え]と [愛のままで]を御覧頂きました。 

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実はこの日、客席に松井誠さんがご来場になっているので

出演者一同本当に緊張していました。

客席も目が合う程近いお席でしたので…

やりにくかったなぁ~

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こうして全体的な間口で観ると、素晴らしく広い舞台でしょ!

やはり迫力は大切ですから、ステージにはこだわりますよ。

 

胡蝶夢舞台2016浅草 (130).JPG

扇さんは久しぶりに [ベサメムーチョ] を再演

宗山流ならではの独特な演出で、真っ赤な衣裳が印象的です。

激しさと女の情念を目に焼き付けますね。

胡蝶夢舞台2016浅草 (170).JPG

要はしっとりと [小春] です。

手拭いと帯揚げの扱いがとても難しい演目の一つです。

関西のこの手の演目は、帯の結び方や襟の返し方など、一見芸者に見えるのですが全く違うのです。

[梅川] を代表するように [小春] も遊女なのです。

独特な雰囲気が近松門左衛門の世界を示しています。

 

胡蝶夢舞台2016浅草 (1180).JPG

そして胡蝶はその間に支度を変えて出番前にロビーの金屏風の前で…

旅姿の [お島千太郎] です

千太郎の被っているのは、[吉原被り] と呼ばれる手拭の形です。

新内流しや、道中の雰囲気の演目によく見られます…

胡蝶夢舞台2016浅草 お島千太郎 花柳琴臣.JPG

花柳琴臣さんとの道中物は初めてです。

ディナーショーというステージなので、

楽しいバラエティーに仕立ててありますよ。

肩に力を入れずに楽しんでいただかなくては

日頃の舞台と何ら変わりなくなってしまいますので…

ディナーショーだけのお楽しみです。

 

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新調の桜の衣裳に袖を通しているのは蝶ちゃん…

[憧れ遊び] で蝶ちゃんの独特の世界を舞います。

 

そしてこちらは、琴さん初挑戦の

[大江戸浅草花太郎]

宗山流でも人気の演目の一つです。

さすがに清潔感のあるスッキリとした仕上がりに客席もうっとり

胡蝶夢舞台2016浅草 花柳琴臣.JPG

 

ラストは、先月の清流会でもご披露した

[北斗の星~イヨマンテの夜] です

胡蝶夢舞台2016浅草 (482).JPG

浅草公会堂とは違う雰囲気ですね。

大道具のある劇場とは又違った意味で新鮮でした。

大道具というのは直接的にお客様の視覚にその演目の世界観を提示するのです。

それに対してショーステージ等は一、

一定の条件のしつらえの中で、様々な演目を上演して、見ていらっしゃるお客様に想像力で

踊りの世界観を仕上げていきます。

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ラストではすっかりと芸者気分の蝶ノ介さん

年末はお気楽に、蝶子で締めくくりました。

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松井さんとの一枚です。

長丁場ですが最後迄おつき合い下さいました。

御来場の皆様とも気さくに写真撮影に応じて下さり、感謝しております。

素晴らしい年末のプレゼントでした。

胡蝶夢舞台2016浅草 (1182).JPG

一年間お疲れ様でした。

年末のステージを終えた皆んなの顔は晴れ晴れとしていますね。

胡蝶夢舞台2016浅草 (530).JPG

 

本当にざっくりでは御座いますが、何とか昨年の舞台の御報告を終えさせて頂けました。

日々の忙しさにかこつけて…

なかなか掲載が追いつかず申しわけ御座いませんでした。

 

今年も一生懸命にブログアップさせて頂きます。

次回はお正月の 

日本の雅45周年記念の御報告をさせて頂きましょうね。

 

ちなみに蝶ノ介さんはインフルエンザの B型で…

周りの者への感染を防ぐ為に浅草のホテルで5日間の御籠もり中でございます。

皆様、本当にインフルエンザがはやっておりますのでくれぐれも感染性の様にお気を付け下さいませ。

 

 

2月7日 昨年のご報告 其の四

2017年2月 7日

いゃ~浅草も冷え込んでおりますよっ

 

昨日、は今月の舞踊講習会の講習ビデオ撮影をしました。

2月18日の胡蝶舞踊講習会の課題曲は [雪舞いの宿]です。

今回少々手の込んだ振り付けになってしまいましたが…

挑戦してみて下さいね。

お待ち申し上げております。

 

引き続き昨年の御報告の続きを申し上げましょうね。

清流会の翌日にいざ沖縄へ…

今回は、要と着付けの森崎さん同行しました。

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11月22日に開催された沖縄中部のあしびなー での舞台

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沖縄の宗山流紫教室を中心とした中部の皆さんによる舞台です。

開演時から満員のお客様に囲まれて…

場内はとても盛り上がっていました。

地元の皆さんの合間を縫って

まず中盤戦では、[細雪] を地元のカラオケの先生の歌声に合わせて踊らせて頂きました。

沖縄あしびなー 細雪 宗山流胡蝶.JPG

このような形での上演は胡蝶は初めてでしたので

とても新鮮でした。

裾よけは勿論、胡蝶がこよなく愛する祇園ゑり萬さんの飛び絞りです

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今回はほんのり淡い桜色の地色です。

ただちらりと見えるだけのものなのですが…

胡蝶は子供の頃から、この裾引きの足元にとてもこだわりを感じていました。

五十歳を過ぎた今でも、その気持ちに全く変わりはありません。

病気だと思います。

 

何と、開演に間に合うように東京から伝法院正恵も駆けつけてくれました。

 

歌の出演で、で華を添えて下さった平ゆきさん

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国立劇場に引き続きお付き合い下さいました。

 

沖縄代表師範の宗山流江さんの[長良川艶歌]

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桜色の衣裳が初々しいですね。

そして、宗山流紫先生の [お吉]

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明治座の舞台でもご披露して下さいましたね。

今回は、お弟子さんの化粧から着付け迄…

出番以外は楽屋を掛けずり回ってお大忙しでしたよ。

 

後半は胡蝶の舞いづくし

沖縄あしびなー 宗山流胡蝶.JPG

中部の舞台ですから、胡蝶を初めて御覧になったお客様が多かったと思います。

皆様の目からは一体どの様に映ったのか…

[南国土佐に雪が降る]

胡蝶の大好きな曲です。

 

要は[曼珠沙華]を御披露しました。

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東京と沖縄では、舞踊の演目にも相当違いがありますが、

今回は、地元の皆さんはじめ、宗山流沖縄支部の皆さんも大勢出演して下さっていましたので、

宗山色が濃く、あまり違和感はなかったようです。

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後半は立ち役に着替えて平ゆきさんの歌声で[伊集ぬ花]を…

そして早替わりで要と [河内男節]を初演させて頂きました。

沖縄あしびなー 河内 宗山流.JPG

東京で一度しかお稽古してきてないのでお互いにとても心配でしたが、

二日前には清流会があったのでとても稽古の時間がありませんでした。

沖縄あしびなー (724).JPG

 

俄か仕立ての上演でしたが何とか無事御披露させて頂きました。

沖縄中部の皆様、紫蝶会、蝶江会の皆様のご協力で楽しい一日となりました。

御来場のお客様も本当にありがとう御座いました。

少しずつではありますが、沖縄で宗山流の舞踊を御覧頂く事が出来て本当に嬉しいです。

 

翌日からはちょっとだけのんびりリゾートです。

 

沖縄あしびなー (759).JPG

 

昨年の回顧録、次回に続きます

2月3日 昨年のご報告 其の参 婦系図 お蔦

2017年2月 3日

今日は浅草も豆撒きで浮き立っていますよ。

昨年の回顧録第三弾で御座います。

第36回清流会 (1253).JPG

11月19日、第36回清流会に引き続き開催させて頂きました

[胡蝶演歌舞踊の世界]

この演歌舞踊の世界は、15年来胡蝶がライフワークとして数を重ねて上演させて頂いて参りました。

新舞踊そのものを、単に歌謡曲、一曲一曲の単体として御覧頂くのではなく

胡蝶の感覚を凝縮した世界を御覧頂くという趣旨で続けております。

 

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今回も賛助出演してくれた山谷弘佑君…

何と晴れて大学卒業、第一志望で就職も決まりました。

これでやっと、踊りにも没頭出来ますね。

今回は、紫色のステキな時代衣裳で[天城越え]を踊ってくれました。

今後の活躍が益々楽しみですね。

胡蝶も応援していますよ。

 

第36回清流会 (1254).JPG

開幕前の一枚です。

十月の沖縄国立劇場に引き続き、皆さんよくお付き合い下さいました。

今回は、開幕から華やかな芸者の群舞をメドレーで御覧頂きました。

 

胡蝶演歌舞踊の世界 (2).JPG

江戸の町家を俯瞰した大胆な大道具です。

新舞踊の多くは素踊りが主流ですので、あまり具体的な大道具は邪魔になることも御座いますが、

大きな劇場で衣裳付きの演目となりますと、やはり素的な大道具は不可欠ですね。

 

第36回清流会 (577).JPG

[風流水景色] [花桜] に引き続き、又しても問題演目です。

[吾妻橋で待つ女]

何とも不思議なこの曲なのですが

胡蝶、要、扇と入れ替わり立ち替わりでてくるのですが

結局、主演は吾妻橋で待つ変な女…桃に全て持って行かれてしまいます。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流要.JPG

 

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (64).JPG

 

そして、今回の台湾から駆けつけてくれた千鶴流宗家、千鶴美扇事

宗山流光… [春の雪] を艶やかに御披露

何と、一年間の努力が報われて18キロのダイエットに成功しました。

凄い執念ですね。

胡蝶も見習わなくては…

 

 

胡蝶演歌舞踊の世界 千鶴流宗家、千鶴美扇.JPG

 

そして今回の胡蝶のメインです。

久しぶりの上演となる[お蔦]

 

第36回清流会 (1249).JPG

これは皆さん御存知の新派の名作。

泉鏡花の [婦系図] と云う名作の長編小説を劇団新派が通し狂言として大切にしている演目の山場 

[湯島境内の場] を舞踊にしたものです。

ちなみに、[ふけいず] ではありませんよ。

[おんなけいず] ですからね

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦 (2).JPG

その名作の御芝居の中でも、傑出して有名なのがこの湯島天神境内の場です。

玉垣にガス燈、天神様の橋掛かり、白梅の夜空…

これら全てが新派の[湯島境内]の世界感なのです。

今回は気合いを入れて本業通りに飾り込みましたよ。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦 (3).JPG

縞の衣裳もお蔦の決まりですが、

縞の幅や色目に関しではそれぞれの役者さんの好みで決めています。

もう少し幅の広い縞をお召しになる方が多いのですが

胡蝶は体が大きい為に派手になってしまい、お蔦のしおらしさが出ないので

藤納戸の細めの棒縞を染めて着用しています。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦  如源帯.JPG

藤色の縮緬に源氏香を染めて如源の繻子の垂れは

歴代の新派の名優が築き上げた定番中の定番です。

ちなみに、源氏の香の図は原作者の泉鏡花が好んでいた事から、

代表作のお蔦の帯に用いられました。

本来決まりの源氏香はもっと小さいサイズのものを散らした図案ですが

胡蝶のオリジナルで、帯幅いっぱいに大きく染めてみました。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦 (48).JPG

この半襟の色もとても難しいのです。

芸者の足を洗って愛する主税の為に気質になろうとするお蔦の心情が

この半襟の色に込められています。

本当に微妙な色で染めるのも難しいのですよ。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 婦系図 お蔦 (1).JPG

幕切れのこの形でとっても目立ってしまうお蔦の草履

浅草辻屋さんで誂えて頂いた本畳のフエルトの草履

明治大正に流行った高級品だったようですよ。

フエルトの草履は、楽屋履きとしても珍重されますが、

本当のフエルトを贅沢に重ねて仕立てられているので、

床の振動を吸収して足音がしないのです。楽屋草履にはぴったりですね。

すっかりお蔦から話がそれてしまいましたね。

今後も数を重ねて、この演目を深めていきたいと思っています。

 

 宗山流扇 飢餓海峡.JPG

今回の扇さんは、胡蝶十種のうちの[飢餓海峡]を上演。

何度となく会を重ねてすっかりっと扇さんの[飢餓海峡]が出来上がりましたね。

やはり演目は、演じる方それぞれの個性が出てきますね。

同じ曲、同じ振り付け、同じ衣裳で上演しても、それぞれの色で1人歩きしていくところが素的ですね。

 

 宗山流要 人形の家.JPG

要は[人形の家]を久しぶりに再演しました。

後半に[難破船]を加えて、世界感を広げてみました。

羽織っている着物を脱ぐ振り付けが加わったので

大舞台で長襦袢では目のやり場に困ると思い…

長襦袢を思わせる深紅の裾模様の着物にしごきを締めてみました。

妖艶な一幕です。

 

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (406).JPG

白綸子の裾引きに着替えて [南国土佐に雪が降る]を…

亡き父の郷里である南国土佐… 個人的に大好きな演目です。

 

今回も素晴らしい歌声で華を添えて下さった相原ひろ子さんを迎えて

[ささ舟] を踊らせて頂きました。

この曲も切ない女の悲しみを極限に凝縮した歌詞で構成されています。

特に胡蝶が好きな一節です


そっと浮かべたささ舟に

私の涙を乗せたなら

銀の指輪になりました…

 


 

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (382).JPG

そして後半蝶ノ介さんは芸者姿で[蝶子]に変身

[黒田武士~酔って候]を御披露

何と日頃は身軽な着流しで踊っているので

幅広の女形の帯がとても苦しいとかで

身動きが取れない状態だったらしく、

こともあろうに、どっこいしょ状態…

本人も口を開いて笑ってしまう有り様…

 

お客様からは、『何とも可憐な色気がある…』だの

『胡蝶さんによく似ている…』だのと耳を疑うような褒め言葉の嵐…

呆れてものが言えません。

 

お願いです皆様…

蝶ノ介を褒め殺しにしないで下さいませ。

本人その気になって有頂天で御座います。

登った木の枝が折れそうで御座います。

飼育員以外の方は餌をやらないで下さいませ。

 

演歌舞踊の世界 宗山流蝶ノ介.JPG

ねっ、口を開いて笑っているでしょっ

 

第36回清流会 (1247).JPG

そして今回のラストは、五年ぶりの上演となる

[北斗の星~イヨマンテの夜]を思い切って再演致しました。

この演目は本当に多くの皆様からリクエストを頂戴していたのですが…

衣裳の装着時間や、かつらの支度など特殊な上に

振り付けそのものが日本舞踊の定番とは全く違う構成となっているので

お稽古にもとても手間ひまが掛るのです。

今回は、台湾から光も来てくれていましたので

思い切って再演に踏み切りました。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (518).JPG

二段に組んだ立体的な舞台を飾って

壮大なアイヌを表現しています。

胡蝶演歌舞踊の世界 宗山流胡蝶 平成28 (537).JPG

皆様の温かい拍手に支えられて何とか幕を下ろすことが出来ました。

いやー体力のいる演目ですね。

折角再演をしたので、12月のディナーショーで御披露して

一年を締めくくろうと思っています。

第36回清流会 (1250).JPG

終演後には楽屋で記念写真です。

何だか山賊一味ですね。

尋常ならざる集団です。

見て下さいよ…

桃ちゃんなんて、雲助の総元締めですね。

 

御来場誠にありがとう御座いました。

又パワーを蓄えて新たな演目に挑戦したいと存じます。

 

終演後にはもちろん、清流会出演者の皆様と大打ち上げ宴会。

翌日には、沖縄での公演に旅立つ胡蝶であります。

 

 

 

2月2日 昨年のご報告 其の弐

2017年2月 2日

立春とは言いながら寒い毎日が続いていますね。

皆様、風邪などひいていませんか?

 

胡蝶は喘息の発作が出るといけませんので…

この時期は舞台以外は寝るときもマスクを着用していますから…

お蔭様で何とか風の感染を逃れていますよ。

 

それでは早速、第36回清流会浅草会の様子を御報告申し上げます。

36回清流会A1.jpg

開催は、今をさかのぼる事3ヶ月前…

平成28年11月19日

会場は、おなじみの浅草公会堂です。

 

今回朝一番の幕開けは、前回ご説明申し上げた様に、

二週間前に行われました名流祭と同じく[夕霧]を上演させて頂きました。

第36回清流会  宗山流胡蝶 伊達城傾.JPG

今回は、鉢巻きをせずに、帯も刺繍の竜田川に致しました。

竜田川とは紅葉の名所です。

ですから、水の流れに紅葉と云えば、[竜田川]という意匠という事になります。

宗山流胡蝶 伊達城傾 花魁.JPG

前回締めた唐織の雰囲気とは又違って、ぐっと歌舞伎になりますね。

御覧の通り…衣裳鬘の総重量は…30キロは有にありますね。

誰がこんな衣裳を考え出したんでしょうね。

実際女性の花魁が毎晩こんな格好をしていたとは考えづらいので…

やはり歌舞伎の錦絵からデフォルメが始まったのでしょうね。

兎にも角にも…日本服飾文化の代表の一つであると言えることは確かでしょうね。

 

第36回清流会  宗山流倭 あばれ太鼓.JPG

写真左は宗山流倭の[あばれ太鼓]

おきなわ国立劇場での初演を経て、二度目の上演です。

比較的はんなりとした演目が続いたので

本人としてはとても挑戦的な演目でした。

 

お隣は惠さん…

アップテンポの[さのさのさ]に挑みました。

こちらも上演を重ねて極めていって頂きたいですね。

 

第36回清流会  宗山流蘭 演歌桜.JPG

沖縄の紅型の衣裳に花笠を持っているのは[童神]を踊る薫さん。

目の中に入れても痛くない程可愛がっていらっしゃるお孫さんの

健やかな成長を願って上演されました。

 

波頭の前でキリリと見得をするのは蘭さんの[演歌桜]です。

よく歌舞伎や踊りなどで[見得を切る]

と、仰る方が多いのですが…

正確には[見栄をする]です。

よく覚えていて下さいね。 正確な専門用語…

 

縞の着物で見返りの形は[木曽路の女]を久々に上演する凛さん

幅広く色々な役に挑戦しています。

 

清流会実行委員長、英邑流家元 英邑秀の[夢千代日記]

しみじみと思いのこもった風格漂う舞台でした。

今後も益々お元気で、円熟の舞台を見せて頂きたいですね。

第36回清流会 (510).JPG

 

そして、娘の初舞台に念願の親子共演を果たした…

龍乃流後継、龍乃嵯紀菜、舞菜親子の[華の宴]

相原ひろ子さんの歌声に乗せて緊張の初舞台。

第36回清流会  (279).JPG

舞菜ちゃんよりも、お母さんの方が緊張していましたよ。

涙と感動の初舞台でした。

今後が楽しみですね。

 

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久喜の舞台に引き続き、[人恋酒]をん宗山流葵さん…

胡蝶が相手役を勤めさせて頂きました。

今回は前段に芸者の一人踊りで[恋の柳橋]を付けて上演致しました。

 

第36回清流会  宗山流翔.JPG

紫天神に胴抜きの世話遊女の立ち姿は[暗夜航路]を踊るさん。

海辺の街にガス燈がとても良い絵ですね。

 

第36回清流会  内田扇柳.JPG

こちらは[島田名のブンブン]を踊る、内田扇柳さん、柳川さん親子。

例年参加して頂いておりますが、初めての親子共演です。

さすが息の合った一幕に拍手喝采でした。

 

第36回清流会  杉田浩子 おわら慕情.JPG

こちらは、杉田浩子事、西荻舞浩の[おわら慕情]です。

毎回全力投球で、素晴らしい舞台を披露して下さいます。

しっとりと、越中八尾の夏の風情を漂わせました。

現在は三月の杉並会に向けて奮闘中です。

 

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巴流家元 巴舞翔先生、佳久芳流家元高瀬佳久芳先生です。

 

わざわざご紹介したい御出演の皆様の舞台、写真が膨大にあるのですが…

第三十六回の清流会、浅草会の御報告とさせて頂きます。

 

引き続き上演致しました [胡蝶演歌舞踊の世界]の様子は次回掲載させて頂きます。

ただいま写真の整理に追われておりますので、うん。少々お待ち下さいませ。

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